今日は朝から晩まで家での作業で終わりました。
家から一歩も出ていません。
日が暮れるのが早くなってから
あっという間に一日が過ぎていくような気がします。
写真は以前に撮ったものです。
今年の冬から夏時間になった直後の時期に撮影しました。
月別: 2015年11月
フィルムの現像
撮影したフィルム数本を現像に出しました。
フォルムをまとめて出したので、
どのフィルムがどのカメラでいつ撮影したのものか分かりません。
そのうち一本からは昨年の冬に撮影した写真が出てきました。
他の数本は一カ所だけで撮影したものではなく、
また撮影期間も数ヶ月に渡っていました。
数ヶ月前にもかかわらず、いつ撮ったのか覚えていない写真も中にはありました。
写真を見ていると、色々なことが思い起こされてきます。
写真に限ったことではありませんが、時間や記憶をさかのぼる感覚は、
過ぎ去った時間を見ているにもかかわらず、逆にこれからの時間に対する気持ちを
強くしてくれる気もします。フィルムカメラは一本撮り終えるのに
時間がかかることがありますが、そういった楽しみ方もあるかもしれません。
暖かい日曜日
今日はお店の営業が認められている日曜日です。
日曜日は一般的にカフェやレストランを除くお店は休みになりますが
年に6回、市が決めた営業が認められている日曜日があります。
今日は最高気温が21度と、非常に過ごしやすい一日だったこともあって
街中は多くの人で賑わっていました。
久しぶりにビールを飲み、
久しぶりにこのようなお肉を食べました。
食事のあと、街中を歩きましたが、こういった光景も久しぶりのような気がします。
営業が認められている日曜日で多くの人が外に出ており、
また気温も高いのでレストランやカフェも外にテーブルを並べています。
まるで夏の土曜日といった印象です。
しかし欠けているのは音楽でしょうか。
夏の間はアコーディオンやギター、ヴァイオリンなど様々な生演奏が聞こえてきますが
今日はそういった音がありません。
日曜日が休みなのは、宗教に基づいており
昔から受け継がれてきている一つの文化のようなものとなっています。
それが営業可能とばれば、実際に様々な影響、効果が出るかもしれません。
実際に生活している市民レベルでも、また企業間や国際競争においてなど
様々な視点があって、日曜日の営業が良い悪いと簡単には言えませんが
いずれにしても街が賑わいをみせるのは良いと思います。
特にドイツの11月は曇りの日が多く一年で最も暗い時期です。
今の時期の営業できる日曜日は街や人々に明るさをもたらしている気がします。
デジタルフォトデー
昨日、今日とザールブリュッケン市内にあるカメラ屋で
デジタルフォトデーというイベントがありました。
具体的には分かりませんが半年に一度、開催されていると思います。
これは各カメラメーカー、レンズメーカー、撮影機材関連メーカーが
そのお店に集まって、新商品などを紹介します。
まだ発売されていない商品も手にできることがあるので
カメラ好きな人が多く集まっています。
店舗は広くないので、毎回、人で一杯になります。
私は数回訪れましたが、同じように何度も訪れている人がいるのかもしれません。
各メーカー毎のテーブルがあり、詳しい情報を聞くことが出来ますが
ここでは多くの人が集まっているテーブル、
客が一人もいないテーブルなどあって、
今現在のドイツにおける人気が分かります。
個人的に一番気になるのはライカです。
先日発表されたライカSLもありましたが
個人的にはMモノクローム(T246)が気になっています。
その名が示す通り、モノクロ専用のカメラです。
このカメラとレンズ1本だけで写真を撮って
それの写真展をしたいと考えています。
単純に見えて、実は相当奥が深いものになると思います。
モノクロでしか撮れない、こういった割り切ったカメラは
モノクロ写真の可能性を切り開く一台になると思います。
ですが、今回、Mモノクロームはありませんでした。
どうやらドイツ国内にあるライカショップでも品不足になっているようで
日本国内の方が手に入りやすい状況のようです。
いずれにしてもカメラ好きには楽しいイベントでした。
夕方
今日の日中はPCに向かっているだけで時間が過ぎていきました。
天気予報では暖かいとあったので、仕事が少し落ち着いた夕方に近所を散歩しました。
ほんの僅かでも良い気分転換になります。
やはり撮影は楽しいですね。24時間撮っていたいというのが本音です。
墓地の秋
撮影からの帰りに墓地に寄りました。
この墓地は開園時間が決まっており
日中しか出入りできませんが、
歩行者用の近道といった感じで生活道路のようにもなっています。
墓地なのでお墓参りをしている人もいますが
落ち着いているので散歩をする人やベンチに座って読書などをして過ごす人が見られます。
また撮影目的で訪れている人も時々目にします。
今の時期、暖かそうな光が黄葉を美しく演出しています。
堀君、その他一日
堀雅貴君のCD「PRELUDIO」が届きました。
ありがとうございます!
本人が「10年越の夢」と記している作品なので、
これは非常に非常に楽しみな一枚です。
じっくりと作品を聴くときは携帯電話なども全てオフにして聴くことに集中します。
家で聴くCDですが、気持ちはコンサート会場と同じかも知れません。
この作品を聴いて最初に感じたのが「魂の音楽」。
音楽から演奏者の息づかいや鼓動が聞こえてきます。
是非、皆様も聴いてください。
日本国内を回るツアーもありますが、生演奏で聴くと
また違った風景が広がってくるかもしれません。
CDの表と裏。
その堀君のCDをザールブリュッケンに戻ってくる友人が届けてくれました。
お土産でいただいた生チョコ。
ドイツには一般的に生チョコがないので嬉しいです。
ありがとうございます。
そしてフランスからは数種類のカルヴァドスとチョコレートやクッキーなど。
お酒の入った瓶を通過した光が綺麗です。
午前中に一つの荷物が届きました。
部屋で撮影する時に使う背景布です。
そして午後には別の宅配業者によってソフトボックスが届けられました。
これからの季節、部屋での撮影が増えるので追加しました。
そして打ち合わせではカメラの話を。
OM-Dにエルンスト・ライツ、ズミクロン50mm F2.0を着けています。
ポートレイト撮影でオールドレンズを使う際は
オールドレンズらしい描写をするレンズを選ぶことが多いです。
絞り開放では線が細い、言ってみれば繊細な描写で
また独特のにじみがあるようなレンズです。
現代のレンズにはない面白さがあります。
その点で、ライツ・ズミクロンを使うことはあまりありません。
マイクロフォーサーズでは35mm版換算100mm F2.0になるので
ポートレイト向きですが、画の傾向的に使いません。
というのはこのレンズは50年以上前のレンズですが普通に写ります。
今から見ると当時としては驚異的な写りだったかもしれません。
しかし現在ではデジタル用に設計されたレンズほど性能がよくなく、
またオールドレンズらしい描写もそれほど期待できない
ガラスの塊のような重いレンズです。ポートレイト撮影の時、
綺麗に撮るなら現代のレンズを、面白さを意識するならオールドレンズを使うので
普通に写るズミクロンは選ばないことが多いです。
しかしスナップでは重宝しています。
その普通に写るのが良いと言えます。
目立った面白さはなくても、線の太さがあり、
空気感、質感を上手くとらえてくれるような気がしています。
街中のスナップ的なポートレイトではズミクロンは使えると思うのでそれを提案しました。
オールドレンズ独特の目立った描写、面白さがないレンズですが、
その一見おとなしく目立たず、しかし実はしっかりと仕事をしている
そんな魅力がズミクロンにはあります。
これは非常に面白そうな撮影になりそうです。
OM-Dとズミクロン。
ところで以前、先述の堀君がザールブリュッケンに来たとき、
それはイタリアで行われた国際コンクールで彼が優勝したときですが、
そのときにお祝いをかねて数本のオールドレンズをプレゼントしました。
多分使ってくれていると思いますが、
他の友人たちとも一緒に「オールドレンズで撮影の旅」をしてみたいと思いました。
そんなことを考えた一日でした。
堀君、CDの発売、おめでとうございます!
空の色
撮影に向かうときに教会と青空が綺麗だったので、立ち止まって撮影しました。
青空といえば、オリンパスのカメラを使っている人の間には
オリンパスブルーという言葉があります。
これはオリンパスが以前にコダック社のCCDセンサーを使用しており、
その発色が独特でコダックブルーと呼ばれたことにあります。
その後、コダック社製のCCDセンサーではなく他社のCMOSセンサーに変わり
同時にコダックブルーという言葉もオリンパスブルーに変わっていきました。
そのコダックブルーで有名な機種の一つがフォーサーズマウント初号機E-1です。
10年以上前のカメラで僅か500万画素しかありません。
しかし個人的な印象としてはA2まで伸ばせると思いました。
解像感は少なくても粘りがあるといった感じでしょうか。
特にRAWではそうです。JPEGでは非常にあっさりとした画ですが
RAW現像時に少し設定を変更すると、こってりとした画に変化します。
その独特さもあって、まだ手元にありますが最近は出番がほとんどありません。
今日撮影した青空の写真を見て、コダックブルーと呼ばれた空を撮影したくなりました。
カフェに
今日は少し時間があったのでカフェに行きました。
落ち着いた雰囲気があって、少し苦めのコーヒーがあるので、お気に入りのお店の一つです。
アートフィルターのヴィンテージで撮影。
今日は持っていませんでしたが、オールドレンズで絞り開放だと雰囲気が出ると思います。
柿色
朝の早い時間に撮影の下見に行きましたが、撮影する時と同じ時間を意識して行きました。
その帰り、カメラの設定を少し変更して撮影。
ピクチャーモードを、発色などを抑え気味なフラットにして
コントラストも低め、彩度は高めに、ホワイトバランスは曇りに変更しました。
すると黄色が強くなり、柿色のような印象になります。
上の写真はナチュラルでノーマルな設定です。
真っ白ですが、空を撮りました。
普段使うには抵抗がある設定ですが
時には使えるように思います。
デジカメは色々な引き出しがあるのが良いですね。