撮影

今日は市内の非公開イベントで音楽家の撮影でした。約束の時間に約束の場所に行くと、どうやら話が伝わっていなかった模様。そこで説明して担当の人に伝えていただくと、その伝わる途中でまた話が変わっていき、最初の方からはイベントのゲストだと勘違いされ、次の方には出演する音楽家だと勘違いされました。イベントの性格上、正装してジャケットを着ていたので勘違いされた可能性があります。その時に音楽家も到着したのですが、そこでもまた勘違いがありました。

本来の担当の方がその場にいなくて上手く伝わっていない可能性がありますが、最終的には問題なく入れました。こういった伝達が上手くいっていないところがドイツらしい、もしくはザールブリュッケンらしい気がしますが、しかしそういった状況で担当していただいた方全員が非常に親切で、誰も怒ること、慌てることなく、和やかな雰囲気で進んでいきました。この点は今回ベルリンから来られた音楽家も、皆が非常に親切で驚いておられました。もちろん色々な人がいますが、ザールラント州、ザールブリュッケン街全体の雰囲気が他の州や街に比べると何処かのんびりとしたものがあるのかもしれません。

思うに、昔の王国や選帝侯国など階級的なものがある州では様々な伝統もあり、気質として何か上下関係的なものが存在しているのかもしれません。しかし国境の小さな州であるザールラント州は帰属する国家が何度も変わっているので、そういった伝統や上下の雰囲気が少ないのもかもしれません。今回のことでそのようなことを感じました。今日の撮影は無事終了です。お疲れ様でした。ありがとうございました。

その撮影の帰り、山の上にある病院からサーチライトのようなレーザー光線が回転しながら夜の空を照らしていました。何か啓蒙的なことなのか、それともイベントか、調べてみても分かりません。