オペレッタを観に

ザールラント州立劇場へ行きました。今日がプレミエの「メリー・ウィドウ」(フランツ・レハール作曲、1905年ウィーン初演)です。

開演前の劇場。今日はほぼ完売でした。分かりやすい話でオペレッタなので、重いオペラ作品とは違った雰囲気があります。楽しみにしている感や期待感でしょうか。

終演後、午後10時半頃。気温も低くなく、夏時間最後の日なので店が賑わっているのが見えます。

今日のプレミエですが、非常に盛り上がった公演でした。アリアの後のブラヴォーも多く、長く、そしてカーテンコールでも幾つものブラヴォーが飛ぶ、熱気の感じられる公演でした。演出的にも照明的にも背景などの舞台的にも、盛り上がる要素があって、これは観客が入る公演になりそうです。個人的には音が大きく重く感じられた軽快さのないオペレッタで、観客を取り込んだ(巻き込んだ)舞台進行のようなものに少し戸惑いを感じました。しかし見方によっては舞台の人と一緒に作る公演として舞台と観客の一体感とも言えますし、大多数の人は楽しんでいるように見えたので、そういった演出もありかもしれません。いずれにしても見る人を楽しませるオペレッタとしては大成功かもしれません。