鎌倉へ

今回のソノリウムでのコンサートとは直接関係はないですが
以前から訪れてみたかった鎌倉を一人訪れました。
コンサートのおかげで自分の中にある感覚も少し違っているのが感じられます。
やはり満足感と興奮に似た気持ちがあるのかも知れません。
この日は朝にパンを食べただけで
その後は食事をする間もなく街を歩いていました。
といってもそれほど多くを回れるわけでもなく
市内の神社仏閣を数カ所見ただけですが
面白い場所でした。
鎌倉と京都。日本の歴史が感じられる街です。
そのチケットがなぜか思いある物に感じられました。

チケット

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鎌倉の街はガイドブックなどから感じるものとは
少し違っており、もっと落ち着いた空間だと感じました。
天候も曇り空で後に小雨が降ってきたのも
そう感じさせた要因の一つかも知れません。

鎌倉

iPhoneで撮影し、iPhone上のアプリで編集
今回のコンサートやそのゲネプロで東京方面を訪れた際に撮った写真は
これからブログの方に更新していきたいと思います。
先日の

江ノ島では満足いく撮影が出来ましたが
鎌倉でも楽しく撮影することが出来ました。
その後、滋賀に帰ってきました。
今回のコンサートでは共演者やソノリウムさん、そのスタッフさん、
歌曲の響の会の方々、カノン工房さんを始め
様々な方に大変お世話になり、
無事、終了することが出来ました。
そして多くの方にご来場いただき、本当に嬉しかったです。
本当にどうもありがとうございました。

出発の日

今回、ソノリウムのコンサートで共演した
外川千帆さんとラファエル・ファヴル君がヨーロッパに帰る日です。
朝9時前にホテルのロビーで彼らを見送りました。
ラファエル君とはお互い「知り合えて良かった。また是非共演しましょう」と話し、
「ではまた明日」といった感じの軽い挨拶で見送りました。
実は彼と初めて会ったのはコンサート一週間前のゲネプロです。
その晩、ソノリウムの方から美味しいワインを頂きました。
コルク抜きも貸していただき、ホテルの部屋で彼と二人で飲みましたが
そのときに色々と話をすることが出来ました。
ワイン一本で距離が近くなったと感じましたが
そういった演出をしていただいたソノリウムさんには本当に感謝です。
実際のコンサートにおける写真の切り替えタイミングや
写真の内容も色々と話せ、作品に対する私の考えを話せただけでなく
彼の考えも聞くことが出来ました。
そういえばゲネプロ直前まで写真が決められない作品が一曲だけありました。
これは本当に悩みました。
その時点で一番ふさわしいかもと思う写真を持ってゲネプロに臨みましたが
外川さんに、この曲のこの写真は悩んでいますね、
と見事に指摘されてしまいました。やはりそういったものは伝わるのでしょうか。
私自身も調べてはいましたが、歌にある背景を再び説明していただき、
そこでようやく自分の中でイメージが出来上がったので
一週間前に写真の差し替えを行いました。
今回のコンサートでは外川さん、ラファエル君のお二人と共演できて
本当に良かったです。
ところでこの日は別のホテルに泊まりました。
今回のコンサートはソノリウムさんと「歌曲の響の会」の共催でしたが
その「歌曲の響の会」の方々にはホテルの手配など
いろいろとお世話になり、本当に感謝感謝でした。

ホテルの窓から

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そういえば盛岡で数日前に行われたコンサートでは
プロジェクターを使ってスクリーンに訳詞を映すことになっていましたが
その挿絵的な感じで写真を使っていただきました。
また2年前の奥州市のコンサートの際、私が撮影した写真を8枚パネルに入れて
ホールに展示していただきました。本当に感謝の連続です。
上の写真とこの写真はホテルの窓から

ホテルの窓から

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そこにある文字の柔らかさを意識して撮影しました。
いずれもホテルで撮りました。

ホテルにて

iPhoneで撮影し、iPhone上のアプリで編集

ホテルにて

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ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました。
感謝続きの旅でした。

コンサートの翌日

コンサートの翌日、ホテルの窓から外を見ると雨が降っています。

ホテルの窓から

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昨日は私自身が興奮していたのかも知れませんが、
寒さを全く感じない一日でした。
雨も降らずコンサート日和だったのではないかと思います。
その点でも恵まれたコンサートだったと言えるかもしれません。
ホテルの朝食時に他の出演者の方と会いましたが
やはりほっとしている感が漂っています。
窓の側で思いっきり飛ばしてみました。
こういう雰囲気はすごく好きです。

ホテルにて

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ホテルのロビーで、今回のコンサートのチケット販売等でお世話になった
カノン工房の方にお会いしました。
今回は本当にお世話になり、どうもありがとうございました。
この日は夜まで自由時間です。
外川さん、ラファエル君もそれぞれ東京の友人に会う予定があるので
私もひとりで雨の降る街に出てみました。
雨の中で撮影がしたかったので、その意味では
天候に恵まれたと思います。

雨の街

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雨の街

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写真を撮っていると、見知らぬ男性から
あちらに綺麗な梅が咲いているよ、
と教えていただいたのでその方向に向かって歩いていくと
綺麗なピンク色が目にとまりました。
そこには梅ではなくて河津桜が咲いていました。
この時期に桜が見られて本当に良かったです。

桜の樹

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その後、雨は雪に変わり、風で折りたたみ傘が何度も折れそうになったので
休憩をかねて一度ホテルに戻ることにしました。
塗れたカメラを拭いて、ホテルを出ようとすると
偶然友人に出会いました。
昨日のコンサートで数年ぶりに会った友人です。
そのままお茶に誘われ、またしてもモンブランを頂きました。

モンブラン

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夜、再びみんなに会いましたが
少し疲れている様子。
私もこの日、朝食後に食べたのは先ほどのモンブランだけで
お腹が空いているにもかかわらず、それほど空いていません。
近くのお蕎麦やさんのお蕎麦を食べ、
その後、それぞれの部屋に戻りました。

無事終了しました

ソノリウムでのコンサート

ソノリウムでのコンサートにご来場いただいた皆様、
本当にどうもありがとうございます。
2公演とも無事終了いたしました。
お昼の部は約一週間前には完売になっていましたが、
夜の部も満席に近い印象を得るほどに
お客様に入っていただき、お昼同様嬉しいものがありました。
本当にどうもありがとうございます。
実際にお客様が入ると音の響きが変わるだけでなく
緊張感も全く違いますし、
私もプロジェクターで写真を映すだけにもかかわらず
大きな緊張感がありました。
公演後、写真についての色々な感想も嬉しかったです。
また「歌や詩だけでなく視覚的にもドイツ歌曲の世界を感じることが出来、
ここまで奥が深く、楽しいドイツ歌曲のコンサートは初めてだった」という
感想は、コンサートの写真を任されたものとしては嬉しいお言葉でした。
そしてお昼の公演後に初めて聞いたのですが
この日は歌手ラファエル君の誕生日と言うこと。
夜の部が終わったあとに出演者やホールスタッフの方々と
シュークリームやワインで乾杯しました。
彼にとっても日本で過ごす誕生日は特別なものになったようで
(スイスに)帰りたくないと言っていたのが印象に残りました。
それから今回のコンサートはソノリウムの方々のおかげで成功したと思います。
準備だけでなく当日もコンサートだけに集中することが出来ました。
またこういった機会を与えてくださって本当に感謝です。
私にとって今回のコンサートのような音と写真での表現は初めての試みでしたが
本当に満足いくものが出来、そして良い経験が出来ただけでなく、
色々と今後に繋がる光のようなものが見えた気がします。
またこういった表現を是非やってみたいと思います。
今回ご来場くださった皆様全員にお礼を述べることは出来ませんでしたが
本当にどうもありがとうございました。
山本英人

コンサート当日

今日はコンサート本番です。
晴れていて気温も低くなく、過ごしやすそうな空模様です。
ホテルの窓から下を見ると、歩いている人も
軽快に歩いているように見えます。

ホテルの窓から

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しかしやはり目に見えない緊張があるからか
思ったほどには寝られませんでした。
ホテルの朝食はバイキング形式ですが
それほど取らないようにしました。
変わった形のクロワッサン。

クロワッサン

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準備をしてホールに向かいました。
前日、プロジェクターの設置を行っていたおかげで
この日は微調整だけですみました。
スーツ姿のスタッフの方を目にすると
いよいよコンサートが始まる、
自分の中にそんな気持ちがわき起こってくるのが
感じられました。

ホールでの前日打ち合わせ

午後7時から明日のコンサートに向けての打ち合わせがありました。
打ち合わせといっても私の仕事はプロジェクターの正確な位置決めと設定です。
一週間前に大まかな感じで分かっていたので
それほど時間がかからないと思っていましたが
予想以上に手間のかかる作業でした。
これまでソノリウムでのコンサートの場合、
プロジェクターは舞台に向かって左側に設置していたと言うことですが
そこだと前に階段があり、万が一、本番中にそこを上り下りする人がいれば
映像に影が映ってしまうので、右側に持って行くことになりました。
それにあわせて座席も作り、プロジェクターを設置しました。
反響板と壁に挟まれるようになっており、客席からは全く見えないように
なっています。
しかしこの場所でプロジェクターの設定をしても
なかなか満足いく設定が出来ませんでした。
ホールの壁が客席に対して完全に平行というわけでもなく
また上下にも角度があるので、何度設定をしても
調整が上手くいきません。
何処で妥協するか、スタッフの方ともそう話をしていました。
ですが、一応客席の左右の中央に置いてみるかと
プロジェクターを設置し直して映し出すと
角度の問題もなく、綺麗に見えます。
そこでプロジェクターを置く場所を変更することにしました。
客席の中央にプロジェクターが置かれることになり
観客の方からは丸見えになる場所です。

ソノリウム

2時間半ほどプロジェクターの設置に時間がかかりましたが、
今日ここまでやっておくと明日の準備は余裕が出てくると思います。
その後、タクシーでホテルに向かいましたが
近くのレストランなどは既に閉まっているようで
スーパーでお弁当を買って一人部屋で食事をしました。
ホテルの窓からの眺めです。

ホテルの窓から

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東京へ

ソノリウムでのコンサート前日に東京へ向かいました。
京都駅から新幹線に乗ります。
外から入ってくる窓際にある光を意識しました。

新幹線

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近江富士と呼ばれる三上山が見えてきます。
角度によっては小さな小さな富士山に見えますが、
この角度では少し違っているかも知れません。

近江富士

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岐阜県に入った辺りで駅弁を食べました。
新幹線の中で食べるお弁当は美味しく感じられます。

駅弁

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快晴で富士山も見えました。
ここまで綺麗に見えたのは私にとっては初めてで少し感動です。
まるで富士山の中に穴を開けているような雲が印象的です。

富士山

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その後、ホールでの打ち合わせまで時間があったので
サンシャイン60に登りました。
20年以上前にここへ来た記憶がよみがえります。
当時世界最速だったエレベーターに興奮したのを覚えています。

サンシャイン60

iPhoneで撮影し、iPhone上のアプリで編集
光ある窓の側にいる人たちに目が行きました。

サンシャイン60

iPhoneで撮影し、iPhone上のアプリで編集
その後はカフェで休憩。
いつものようにモンブランを頂きました。
このときはiPhoneの別のカメラアプリで撮影してみました。

モンブラン

iPhoneで撮影し、iPhone上のアプリで編集
久しぶりにiPhoneのカメラで撮影した記事を書いた気がします。
画質的には問題があるかも知れませんが
それでも撮っていてとても楽しいカメラです。
撮って直ぐに編集でき、また色々なフィルターを試しながら撮れるのは
面白いです。電車などで直ぐに通り過ぎる風景は撮り直しが出来ませんが
物や動かない風景はその場で何度も撮り直すことが出来るので
なかなか面白いです。
夕方、ホテルにチェックインをして
その後ホールへ向かいました。

コンサートの背景写真

先日も書きましたが生演奏の背景に写真を映します。
歌詞を意識した写真を選びました。
今回のコンサートは大きく分けて3つの作品を演奏します。
・ハイドンの2曲はそれぞれ独立した作品なので、写真もそれぞれの
曲に合わせて選んでいます。
・シューマン作曲「リーダークライス op.24」は連作歌曲なので、
統一したテーマがあり、曲の世界が繋がっています。
ですので写真もそれを意識し、一つの季節でまとめてみました。
・シューマン作曲「6つのレーナウの詩による歌曲とレクイエム op.90」は
それぞれの作品が直接繋がっている訳ではなく、バラバラなので
こちらは季節なども違っています。しかし全体で一つのテーマを意識しました。

ソノリウムでのコンサート

写真の選別には想像した以上の時間がかかりました。
まず最初に歌詞や歌の雰囲気に合っていると感じたものを
以前撮った写真の中から大まかに選んでいきました。
また自分の中でイメージを作り、
それにあった写真を撮りに行くこともありました。
その後、例えば連作歌曲のように物語性を意識して
写真を選んでいきます。
ただそこには無限に近い組み合わせがあり悩みましたが
ここである程度の流れを考えました。
しかし選んだ写真が必ずしも映像的に使えるとは限らない、
そのことに気が付きました。
というのは映像の縦横比があるからです。
(準備後半にもアスペクト比の変更をしました)
これによって使えない写真が何枚もあり
何度も何度も写真を差し替えましたが、
そうすることによって既に選んでいた他の写真も
考え直す必要が出来てきました。
また17日のゲネプロでプロジェクター独特の写り方などを目にして
そして実際に音楽と合わせてみて更に一部の写真を差し替えることにしました。
渋い写真は明るい写真に比べてはっきり映らないと感じたからです。
しかし結果的に見れば、そういった作業が自分の中で一つの世界を作るのに
多いに役立ったと思います。そのために何度も音楽を聴き、
作品に対する理解が深まったと思います。
そのようにして写真を選びましたが、
出来ることは全てやったという気持ちがあります。
同時に実際に本番で音楽と写真が一つの世界を作り出すのが
本当に楽しみになってきました。
コンサートを耳だけでなく目でも楽しんでいただければ、と思います。

ソノリウムでのゲネプロ

※ 最下部に追記です。
コンサートの10日前、東京の

ソノリウムでコンサートのゲネプロがありました。
本番前の最後の通し稽古です。「最後の」といっても今回が初めてなので
最初で最後の合わせです(前日と当日にはピアノ調律や簡単な合わせを行いますが
全体を通しての練習は最初で最後です)。
音楽家の方たちは、今回の東京公演の前に盛岡での公演もあり
これまで何度も練習されているので
この日はプロジェクターを使って本番の予行練習といった感じでした。
今回のコンサートは生演奏の背景にプロジェクターで写真を映します。
ただ背景の絵が動画のように映像で流れていると、その場にいる人は
絵に集中して音楽に意識が行かなくなる可能性があります。
ですので、それぞれ一曲ごと、歌詞にあった写真を一枚映すというのが
基本となっています。
そしてその写真を初めて音楽に合わせるゲネプロがホールでありました。
ソノリウムの建物は、見落としてしまいそうな場所でした。
白が印象的です。

ソノリウム

入り口です。建物の外観だけでなく中も白で清潔感があります。

ソノリウム

その真正面にはお寺、大圓寺(大円寺、だいえんじ)があります。
それがホールを見つける際の目印になると思います。

ソノリウム

練習休憩時にお寺を訪れてみました。
梅が綺麗に咲いています。

ソノリウム

梅を背景に写真を撮る、今回の歌手のラファエル・ファヴルくん。

ソノリウム

お寺の前で。ピアニストの外川千帆さん。

ソノリウム

音楽家の方たちは響き方の確認などを行っていましたが
ホールに関して二人とも音が良いと称賛しています。
無理して声を出す必要などもないのでリラックスして歌えるとのこと。
それから私自身、実際に音楽と写真のある空間を目にして
普通のコンサートとは違う印象を得ました。
出演者一同、その写真付きコンサートにたいして
少し興奮に似たものを覚えています。
良い響きの中での写真付きコンサート、
コンサート当日が本当に楽しみです。
皆様のご来場、お待ちしております。
練習中です。
舞台と客席の高さが同じなので
ホール全体が一つとなった一体感のある空間を楽しむことが出来ます。

ソノリウム

ピアニストの外川千帆さんのホームページでもコンサートの

ゲネプロの記事があります。
こちらもどうぞご覧ください。
<< 追記 >>
マチネ公演のチケットは完売いたしました(当日券もございません)
どうもありがとうございます。
ソワレ公演の方は席に余裕があり、当日券も発売を予定しております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

あと一ヶ月

東京

ソノリウムでのコンサートまで約1ヶ月です。
準備の方は大体進んでいると言ったところでしょうか。
ただ写真はまだ全てを決定していない状態です。
今回のコンサート、主役は当然、歌なので
背景に映す写真は少なめです。
写真が動いているとホールにいる人は
歌を聴くよりも写真を見ることに集中してしまうかも知れません。
ですので、基本は一曲一枚を意識し、
ときには複数枚使うという予定です。
そのそれぞれの曲にあった一枚を選ぶのが難しいです。
歌詞を意識して選んでいきますが、
私としては写真にも一つのテーマを設けて
歌のようなストーリー性を作りたいと考えています。
簡単ではありませんが、こういった作業は楽しく、
そこには色々な世界があります。
そしてそこから様々な可能性が広がっていく気もします。
あと1ヶ月、コンサートに向けて頑張りたいと思います。

ミュンヘン