曲線

この道を歩くとき、この曲線が美しいといつも思います。今となっては風景に溶け込んでおり、あまり意識しないことかもしれませんが、これが作られた当時、おそらく19世紀後半、20世紀初頭では、車が走っていないので、道路というより今よりも人に近い場所だった気がします。また何故これが曲線を描いているのか、直ぐ側を流れるザール川の地形に影響していると思いますが、これを設計した人や、当時ここを歩いていた人のことを想像すると、この場所が何か人の想いが詰まった場所のように感じられます。