オールドレンズ

友人と別の街に行ったときにアイスカフェに入りました。
アイスコーヒーを注文しましたが、ドイツのアイスコーヒーは
冷えたコーヒーにアイスクリームと生クリームが載っています。

カフェ

友人がのみの市で見つけたレンズを見せていただきました。
これは本当に驚きです。交渉した価格を聞いて更に驚きましたが
そのレンズの状態も非常に良く、オールドレンズにもかかわらず
新品のようにも見えます。よほど持ち主が大切にされていたのでしょう。
ペンタックスのスーパータクマー 50mm F1,4です。

レンズ

早速試させていただきました。マイクロフォーサーズで使うと焦点距離が倍になります。
キャップを見れば分かりますが、ASAHIではなくてアメリカ向けのHONEYWELLです。

レンズ

レンズ

こちらは135mm F3,5です。

レンズ

このレンズは所謂、放射能レンズです。
これは放射性物質のトリウムという物質をガラスと混合させて作ったレンズですが
当時はそれほど珍しい作り方ではなかったようです。
そしてトリウムを含んだレンズは黄変するので、それは写真にも影響を与えます。
デジタルカメラではWBを調整できるので問題ないですが。
絞り開放で撮影、ストレート現像して等倍切り出しです。

レンズ

OM-Dではプレビューボタンにフォーカスピーキングを設定していますが
そのおかげで非常に使いやすいです。
これは中央部のピントが合っている箇所ではなくて少し横ですが、
あっさりした印象があります。

レンズ

周辺部のボケもオールドレンズらしさが見られます。

レンズ

そしてもう一本の135mmですが、こちらはその焦点距離にかかわらず
ピントの山が掴みやすく、使いやすいと感じました。F3,5だからかもしれませんが。
いずれも少し風がある中で撮りました。

レンズ

レンズ

この2本、色収差や2線ボケなどオールドレンズらしい描写もありますが、
50mmは柔らかさがあり、135mmは太さが感じられます。
この2本だけでも撮影の幅が広がりそうです。
久々に興奮したオールドレンズでした。