テアターフェスト(劇場フェスト)当日です。
ザールラント州立劇場、新シーズン最初のイベントで
言ってみれば劇場で行われる文化祭のようなものでしょうか。
音楽部門(州立オーケストラや歌手陣、合唱)、バレエ部門、
演劇部門以外に舞台技術や衣装関連のものもあります。
劇場内で行われた合唱の公開練習を観に行きました。
最初は人が少なかったものの、後半は思った以上に人が集まり盛り上がりました。
その後、特設ステージで行われた舞台衣装のオークションを見ていました。
途中で雨がやんできたので椅子の方に移動しました。
衣装は実際に公演で使われたもので、衣装部門の責任者が
一つ一つ解説していきます。どの公演で使われたか、素材、大きさなど。
10ユーロか20ユーロくらいからスタートし、大体25ユーロから50ユーロで終わります。
舞台衣装なので一体何処で着るのかといったものばかりですが
それが観客にも受けています。
一番最後に出てきたこのドレスだけ、100ユーロを超える競りになりました。
見ていて楽しいイベントでした。
夜はプロムナーデコンサートです。昨日ゲネプロが行われました。
コンサート中に雨が降り出してきたためか、昨晩と違ったプログラムになりました。
曲数が減っています。どうやら打ち上げ花火のことを考えてのようです。
アンコールの最中に大きな花火が何発も上がりました。
直ぐ近くなのでかなりの迫力があります。
そして空全体を覆うように降ってくる大きな花火は見ていて感動を覚えました。
音楽と花火の効果は素晴らしいです。
公演後、友人たちとビールを飲みに行きました。
ちょうど日付が変わった頃に帰ることに。
劇場を身近に感じられるようなイベント、これは面白く
大成功だったと思います。お疲れ様でした。
今シーズンの劇場の催しが楽しみです。