前回の続きです。
エルツ城の建物内に入りましたが、一般的に無料で入れるのは中庭だけで
建物内はツアー(有料)で回れるようになっています。
このツアーに参加しましたが、これは非常に素晴らしいものでした。
写真撮影は禁止されていたので写真はありません。
この城(砦)は12世紀に築城され、その後、改築を繰り返し現在に至っています。
建物内の部屋には昔のまま残されているものがあり、
当時の面影を現在に伝えています。
ところでドイツには国宝がありません。
というのは、文化関連の最高決定機関が州なので
言ってみれば州宝というものはあっても、国宝はありません。
「国立」と日本語訳されているものも、それぞれの州が
当時は王国や選帝侯国だった時の名残でその名前が付いていますが
現在はいずれも「州立」です。
もしドイツに国宝というものがあれば、このエルツ城は間違いなく
国宝になっていたかもしれません。
当時の生活ぶりが分かる部屋などを回って
友人と「これはすごい」と何度も言い合っていました。
中庭へ続く階段。
このすり減り具合が800年以上の
歴史を物語っているかもしれません。
エルツ城中庭。
改築増築を繰り返しているのが感じられます。
様々な装飾など。
エルツ城の中庭を見た後にツアーに参加して、別の扉から中庭に戻ってきました。
続きます。