猫がいた

道を歩いていると、文字通り、猫がいました。

猫

ドイツでは基本的に野良猫はいないので飼い猫だと思いますが
猫を見る回数は日本に比べるとかなり少ないです。
外で猫を見ることはほとんどなく
一ヶ月以上見ないことも珍しくありません。
その後にも背景に隠れるようにして猫がいます。

猫

この前にも猫が歩いていたのですが、
その時はカメラを出すのが間に合いませんでした。
この日は近くまで撮影に行きました。
その行く途中に猫を見ましたが、帰りには見当たりませんでした。
家の中に入ってしまったのかも知れません。

花

目的地では何枚か写真を撮ることが出来ましたが
納得行くものは僅かでした。
また時間を見つけて撮りに行きたいと思っています。

テアターフェスト

ザールラント州立劇場でテアターフェストという文化祭的なものが開催されました。
新シーズンが始まる前のお披露目といった感じです。
午前中から劇場内やその前で様々な催しがなされています。
幾つかのオーケストラのコンサートや合唱の練習風景、
バレエのワークショップや舞台装置のテクニックショーなど。
大人だけでなく子供も参加出来るイベントになっています。
夜、プロムナーデコンサートが劇場前で催されるのでそれだけ聴きに行きました。

テアターフェスト

劇場前の仮設ステージにはオーケストラや歌手、合唱の人が載り
生演奏で観客を沸かせています。

テアターフェスト

あとでニュースを見ると15.000人以上の人が訪れていたということ。
天候も良かったので多くの人が訪れたのかも知れません。
生演奏中、後ろで踊っている親子がいました。
最初はワルツでしたがいつしか回転するような激しいものになっていました。

テアターフェスト

最後には花火が打ち上げられました。
数は多くないですが、それでもドイツで
日本のような花火が見られるのは嬉しいことです。
多くの人がその花火に歓声を上げ拍手をしていました。
こういったイベントでは劇場やクラシック音楽、バレエなどの芸術を
身近に感じられるのがいいですね。

ダイデスハイム 続き

前回の続きです。
ダイデスハイムの街の中心の通りですが、
小さな街としては予想した以上の人が歩いているように思います。
何も知らずに街を訪れたのですが、この日はワインフェストが開催されていました。
お祭りそのものは何日間か開催されているようです。
街の旗が掲げられて人も多いです。

ダイデスハイム

ダイデスハイム

ダイデスハイム

ダイデスハイム

移動遊園地もあり観覧車も出ています。

ダイデスハイム

焼かれているお肉

ダイデスハイム

お肉を切る人

ダイデスハイム

このような仮設のものが幾つもたてられており何処も人が一杯です。

ダイデスハイム

良く目にする看板。ショルレとありますが白ワインと赤ワインの炭酸割りです。
ザールブリュッケンにもありますが、ここまで一般的に目にするものではありません。
ワインの産地らしいものかもしれません。

ダイデスハイム

赤を注文。夕陽の光を受けて綺麗に輝いています。

ダイデスハイム

ダンプフヌーデルン。一般的に知られているものとは違っています。
普通は、あんまんや肉まんのような生地で丸くふんわりとしたパンのようなお菓子で
お皿に入れて上からバニラソースなどをかけて食します。
しかしここではそれが裏がえったような、しかも焦げが着いているパンです。
焦げを除くと味は一般的なものとそう変わりませんでしたが
地域によって独特の味わい方があるのは面白いです。
もしかしてこちらの方がワインには合うのかも知れません。

ダイデスハイム

作り物かと思ったのですが本物です。

ダイデスハイム

最初はフォトテクニック博物館だけ訪れるのが目的でしたが
偶然、お祭りを楽しむことが出来ました。
調べてみるとこの時期にワインフェストを行っている街や村は多いようです。
これが終わるとぶどうの収穫時期になるのかも知れません。
そう思うとこのお祭りも伝統あるものかもしれません。
その街その街、独特の文化や伝統があって
今もそれらを楽しめるのは良いですね。

ダイデスハイム

先日、ダイデスハイムにあるドイツフィルム・フォトテクニック博物館へ
友人が運転する車で行きました(ありがとうございます!)。
街に着いてまず訪れたのはフォトテクニック博物館ですが
その後、時間があったのでダイデスハイムの街を歩いてみました。
旧市庁舎。後ろの教会とのアンサンブルが格好いいですね。

ダイデスハイム

街の中心の通り

ダイデスハイム

こういったコルクの使い方を見るとここがワインの街だと感じます。
もしくはワイン好きの方の家かも知れません。

ダイデスハイム

街中にある街灯にもぶどうが装飾されています。

ダイデスハイム

街の中心の大通り。

ダイデスハイム

石畳の歩道が広いのが印象的です。

ダイデスハイム

薬局の装飾看板。その下はぶどうの木です。

ダイデスハイム

細かく装飾されているのが分かります。

ダイデスハイム

こちらもぶどうの木。

ダイデスハイム

教会入り口にもぶどうが装飾されています。

ダイデスハイム

ガラスの入り口に写る光と奥にあるステンドグラス

ダイデスハイム

礼拝堂内に良い光がありました。

ダイデスハイム

ステンドグラスが非常に綺麗です。

ダイデスハイム

ダイデスハイム

細い蝋燭もそれだけで絵になる気がします。

ダイデスハイム

ぶどうがなっています。まだ若いようです。

ダイデスハイム

街中にあるこういったものを見ると宗教的伝統がある街のように感じます。

ダイデスハイム

印象的な青空です。

ダイデスハイム

歩いていると駅まで来ました。

ダイデスハイム

ちょうど電車が走ってきたので思わず流し撮りを。

電車

ザールラント州立劇場新シーズン 2

前日に続いてコングレスハレでのシンフォニーコンサートに行きました。
プログラムやソリストなど全て前日と同じです。
午後8時の開演前のホール前ですが今日もシーズン最初の
華やかな雰囲気はありません。この日は晴れています。
影が非常に長いです。

コングレスハレ

前日は午前中のマチネ公演だったので指揮者やオーケストラの人たち、
特に男性はスーツなどでしたが、この日は夜の公演だったので燕尾服でした。
コンサートといえばこちらの方が雰囲気に合うような気がします。
この日の演奏は良くも悪くも前日と違う演奏でした。
天候や座席の場所だけでなく観客やホール内の雰囲気も違うので、
単純に比較することは出来ませんが
印象的には前日が「アイーダ」で、この日が「トゥーランドット」といった
感じでしょうか。2日目のこの日の方がテンポもゆっくりとして重く
よりレクイエム的な演奏だったと思います。
1日目と2日目で演奏が違うのが指揮者カミオカの面白い点かも知れません。

シンフォニーコンサート

2日間とも聴いた人たちと話しました。
どちらの日の演奏が好みかという点では
1日目と言う人も2日目という人もいました。
人それぞれ好みがあるので違った感想になるのは面白いです。
いずれにしても両日とも聴けたのは幸せなことだと思います。
ヴェルディ「レクイエム」は個人的に最も好きな音楽作品の一つなので
2日間聴くことが出来、しかも違った演奏を聴けたのは本当に良かったです。
今シーズンは始まったばかりですが様々な演目、今から楽しみです。

ザールラント州立劇場新シーズン

ザールラント州立劇場の新シーズンが始まりました。
例年はテアターフェストという文化祭的なものが8月下旬にあって
9月中旬頃にシーズンが始まりますが、
今年は何故かテアターフェストが9月の最初にあり
その前にシンフォニーコンサートでシーズンが始まるという
少し不思議な日程になっています。
テアターフェストは野外コンサートなどがあって
新シーズンが始まる前のお祭りみたいなもので
それがあってようやくシーズンが始まるという気持ちになります。
しかし今年は順番が逆で劇場の人たちも
その点は不思議に感じているようです。
劇場側には劇場側の理由があるのかも知れません。
そしてその新シーズン2012/13年シーズンの
最初の演目がザールラント州立オーケストラによる
シンフォニーコンサートです。
演目はヴェルディ(1813-1901)の「レクイエム」(1874年ミラノ初演)です。
シーズン最初の演目がレクイエムというのも不思議な点でした。
ここ最近、最高気温が30度を超えていましたが
この日の予想最高気温は15度と肌寒く少し雨も降っています。
場所はコングレスハレで
指揮は同劇場音楽総監督トシユキ・カミオカ(上岡敏之氏)。
開演前のホールの前ですが
シーズン初日にもかかわらず晴れやかな雰囲気がありません。

コングレスハレ

そういえば劇場の各部門(オペラ、バレエ、演劇)のシーズン初日には
劇場総支配人が挨拶をしていますが
今回はありませんでした。
レクイエムだったのでなかったのでしょうか。
演奏の方はこれまでと同じような、もしくはこれまで以上に
音量の幅が大きな演奏でした。小さな小さな音から大きな迫力ある音まで
まるで音そのものが生きているような感覚があります。
演奏後のカーテンコールでは立ち上がって拍手をしている人が多く
公演の盛り上がりを意識すれば、これが最初の演目で成功だったと思います。
それにしても最後の音が消えそうになっている中、指揮者カミオカは10秒以上
指揮棒を下ろしませんでした。楽器奏者も腕を上げている状態で静止しています。
この10秒以上の沈黙のあいだ、
客席の方も咳一つ聞こえないほどに静寂に包まれています。
この間が指揮者にとって黙祷の時間だったのかも知れません。
街中にあるポスター。
映り込んでいる木を意識して。

ポスター

レクイエムは明日もあるのでもう一度聴いてみたいと思います。
また違った情景が見えるかも知れません。

ミラーレンズで遊ぶ つづき

前回「

ミラーレンズで遊ぶ」の続きです。
前回は遠景を撮りましたが
今回は近くを。このレンズはマクロ機能もあり
最短撮影距離は1m72cmと近くまで寄ることが出来ます。
川面です。

ザールブリュッケン

その後は主に植物を撮りましたが
ミラーレンズ特有のリングボケを楽しみながら撮ってみました。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

遠くではピント合わせも難しいものがあると書きましたが
同様に近くも難しいです。
ただリングボケが分かりやすいので
その分、撮る楽しさがあるかも知れません。
ミラーレンズにはリングボケなど独特の描写があると思いますが
それを活かすことによって表現の幅も広がりそうな気がします。
使っていて面白いレンズでした。
ここから新たな可能性が生まれるかも知れませんね。
その他の写真は以下の「続き」に続きます。

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ミラーレンズで遊ぶ

友人からミラーレンズを借りました(ありがとうございます!)。
レンズの中に鏡が付いている反射望遠レンズです。
500mm F8で、オリンパス・ペンに着けると
35mm判換算で1,000mmの超望遠レンズになります。
M42マウントなのでアダプターをつけました。

ミラーレンズ

まずは遠景を試してみました。
全て手持ち撮影です。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ここまで超望遠だと大気が画質に影響を与える可能性もあるかも知れません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

最後の写真は時計にピントを合わせています。
ミラーレンズ独特のリングボケが見られます。
ピントを合わせるのにリングを数ミリ回すと、
それだけでピントは、ずれてしまうので合わせるのは難しいです。
その上MFアシストを使って拡大すると画面が揺れていて
ピント合わせがより難しくなったので
結局、拡大することもなく撮影していました。
それよりも1,000mmの超望遠レンズがこんなにコンパクトで
画質も思った以上に良かったのが印象的です。
何より三脚などを使わずに手持ちで撮影出来るのは本当に驚きです。
オリンパス・ペンの手ぶれ補正が効いていると言うことでしょうか。
次回はもう少し近くを撮ったものを。