撮影

人物を撮影する時、以前は暗い中で光と立体感を意識して撮っていましたが、最近は白い中で光を意識して撮るといった感じになっています。白トビも気にしません。自分の撮り方、好みが変わってきたということですが、言い換えればそれだけ引き出しの数も増えるので変化すること自体は良いと言えるかもしれません。

写真

先日、撮影させていただいた PianoDuo TAKAHASHI | LEHMANN の写真です。具体的な場所感を出すよりも、壁とピアノと人物、壁と人物を意識して撮影しました。撮影時間は長くはなかったものの、その中で色々と撮れたと思います。どうもありがとうございます。

写真

歌・合唱・オペラ・バレエ・フィギュアスケートの雑誌「ハンナ」12月号、「『マエストロの海外修行』ザールブリュッケン、特派員 柳嶋耕太さん」のページで写真を一枚使っていただきました。ありがとうございます。隣ページの「ウィーン 特派員 谷郁さん」のページとあわせて、また雑誌全体を通して読み応えがあります。自身の知らない非常に奥が深い世界がそこにはありました。

家に帰ってから見る写真

今日は万聖節で祝日です。午前中は先日のかぼちゃを使って、かぼちゃのチーズケーキとかぼちゃの蒸しパンを作りました。その後、夕方まで仕事をして、日が暮れる前に少し散歩をしました。

予めシャッター速度と露出を合わせておいて、全てノーファインダーで撮りました。ストラップを首から下げて歩きながら、信号待ちの時は走っている車にノーファインダーで流し撮りをしました。写真は撮ったときには確認せず、家に帰ってから見ることに。シャッターはローリングシャッターの歪みがあえて出るように電子シャッターで撮影。家に帰ってから確認した時に自分の写真を見て気づくこと、時々カメラを持ち直しているので写真は水平になりますが、歩いていると無意識に右が下がっていくようです。

この撮影方法、時々遊びでやりますが、家に帰ってから写真を見るのが楽しみです。絶えず撮っているのではなく、普段のスナップと同じように何か心が動いたものを撮っていますが、写真でははっきりと分からないときもあります。逆にそこがはっきり写りすぎなくて良いのかもしれません。これらの写真はある程度たまれば一つのシリーズとするのもありかもしれません。色々なところに撮影の、写真の面白さがあります。

撮影と現像

撮影時間と、データをPCにコピーして現像する時間を比べると、明らかに現像時間の方が長いです。ストレート現像ではなく、あとの調整もしやすいように一枚一枚確認、作業しているので時間がかかってしまいます。

今思うと以前、撮影に慣れていない頃は必要以上に撮影枚数が多かったかもしれません。その分、現像にも時間がかかっていました。しかし最近は撮影時に以前よりも、より考えて撮ることが多くなったので、現像にも以前よりは時間がかからなくなってきました。今日、現像作業をしていてそのように感じました。

X-T2とオールドレンズ

オールドレンズを使用する際、手ぶれ補正機構のない富士フイルムのカメラは使わず、強力な手ぶれ補正のあるオリンパスのカメラを使うと、先日書きました。しかし考えてみれば、オールドレンズの描写を楽しむ際は絞り開放かそれに近いところで撮影します。その場合は手ぶれ補正はそれほど必要ないかもしれません。そこでアダプターを購入しました。

一番気に入っているオールドレンズであるRollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。それを富士のカメラで使うためにローライQBMマウントと富士フイルムXマウントのアダプターを購入しました。

最近、FUJIFILM X-T2とオールドレンズで花を撮っています。あくまで個人的な感想ですが、この組み合わせは非常に使いやすいと言えます。特に低い位置で花を撮るときに「チルト式液晶」が役立ち、「左右入れ替え可能な2画面」で全体の構図と拡大が見られ、「フォーカスレバー」でフォーカスエリアを移動させて、合焦部が分かりやすい「フォーカスピーキング」でピントを合わせて撮ります。

オールドレンズらしい描写を出すために絞り開放もしくはその付近で撮ることが多いのですが、メカ+電子シャッターで「高速シャッター」も切れます。そして「フィルムシミュレーション」。Velviaでオールドレンズが持つ色をさらに鮮やかにしてくれます。

カメラに手ぶれ補正機構がないのが残念ですが、それでもオールドレンズで撮影する際に使用したカメラ(Fuji Xとm4/3、合計10機種)の中では、FUJIFILM X-T2がこれまでで最高に良いカメラです。

FUJIFILM X-T2, Rollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。格好いいです。

バレエの撮影

以前にザールラント州立劇場でバレエの撮影をしたときの写真です。写真を撮るときは記録として撮るか、作品的に撮るか、こちらの好きなように撮って良いと言われますが、基本的には記録的に撮っています。その中の数枚を作品的に再現像しました。カメラはオリンパス・ペンE-P5、レンズはZUIKO 75mm F1.8です。

ぶらすか止めるか

ライブ撮影において、演奏者をスローシャッターでぶらして撮るか、速いシャッターで止まったように撮るかで印象が変わります。カメラはオリンパス・ペンE-P5、レンズはZUIKO 75mm F1.8です。絞りはどちらもF6.3ですが、上の写真はシャッター速度が1/5秒なのに対し、下の写真は1/160秒です。

個人的には全体の1割から2割はわざとぶらして演奏感を出したいと思います。もし全てがぶれていたならば、それは逆に暗いレンズを使って自動的にスローシャッターで撮影した、つまり高速シャッターを切れないと感じるかもしれません。一つのシーンでも色々とあった方が個人的には良いと思うので、そういった割合で撮影しています。

撮影

以前撮影させていただいた方の写真です。こういった顔の見えないシリーズも想像力がかき立てられるので好きです。いずれも富士フイルムX-T2での撮影です。

友人の写真

数年前までザールブリュッケンに住んでいて今は日本に帰国した友人から連絡がありました。本人がドイツにいたときの写真を何枚か送って欲しいということ。そこで古いディスクを見てみましたが、7つの外付けハードディスクに写真がありました。2010年から2015年の写真です。探しながら色々な写真を目にしましたが、僅か数年前が随分と前のことのように感じられたり、また逆につい最近のことのように感じられることもありました。写真を見ていると当時の声や音が聞こえてきます。写真には数えられないほど多くの感情を閉じ込め、また呼び起こす力があるのかもしれません。