X-T2とオールドレンズ

オールドレンズを使用する際、手ぶれ補正機構のない富士フイルムのカメラは使わず、強力な手ぶれ補正のあるオリンパスのカメラを使うと、先日書きました。しかし考えてみれば、オールドレンズの描写を楽しむ際は絞り開放かそれに近いところで撮影します。その場合は手ぶれ補正はそれほど必要ないかもしれません。そこでアダプターを購入しました。

一番気に入っているオールドレンズであるRollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。それを富士のカメラで使うためにローライQBMマウントと富士フイルムXマウントのアダプターを購入しました。

最近、FUJIFILM X-T2とオールドレンズで花を撮っています。あくまで個人的な感想ですが、この組み合わせは非常に使いやすいと言えます。特に低い位置で花を撮るときに「チルト式液晶」が役立ち、「左右入れ替え可能な2画面」で全体の構図と拡大が見られ、「フォーカスレバー」でフォーカスエリアを移動させて、合焦部が分かりやすい「フォーカスピーキング」でピントを合わせて撮ります。

オールドレンズらしい描写を出すために絞り開放もしくはその付近で撮ることが多いのですが、メカ+電子シャッターで「高速シャッター」も切れます。そして「フィルムシミュレーション」。Velviaでオールドレンズが持つ色をさらに鮮やかにしてくれます。

カメラに手ぶれ補正機構がないのが残念ですが、それでもオールドレンズで撮影する際に使用したカメラ(Fuji Xとm4/3、合計10機種)の中では、FUJIFILM X-T2がこれまでで最高に良いカメラです。

FUJIFILM X-T2, Rollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。格好いいです。

Razer Blade Stealth

Razer Blade StealthというノートPCを購入しました。ここ最近、これまで使っていたソニーVAIO Zがメモリー不足でよく止まります。動画編集は出来ず、写真編集でもレイヤーを重ねていくと止まります。そこで色々と調べてRazer Blade Stealthを買いました。一般的にはあまり馴染みがありませんが、ゲーム用のPCで性能が非常に良いです。

日本だとAdobe RGB対応のノートPCは幾つかありますが、ドイツでは他に選択肢がありません。Windows10で日本語が使えますが、キーボードはドイツ語配列となっています。

本来はゲーム用ですがゲームで使うのではなく、写真編集、動画編集で使います。この機種に決めた理由は性能の高さもありますが、何よりAdobe RGB 100%のモニタです。これまで使っているVAIOシリーズはいずれもAdobe RGB対応で、そちらの方が仕事だけでなく作品制作にも良いです。

早速ColorMunki Photoを使ってモニタ・キャリブレーションを始めました。モニタを正しい色に設定します。ただこのPCは12,5インチと少し小さめなので、ColorMunki本体に付けた重しの砂袋だけでは上手く固定できず、上に本を重ねて固定しました。

そしてAdobe PhotoshopやLightroom、ハーネミューレのiccプロファイルもインストール。

まだ暫く設定が続きますが、制作環境が変われば作品等も変わるかもしれません。これからが楽しみです。

お散歩カメラ

最近、買い物に行くときにリュックの中に入れていたり、用事で出かけたりするときに鞄に入れているカメラです。オリンパス・ペンE-P5にLumix 20mm F1.7を着けたもの、もう一台は富士フイルムX-E2にXF 18mm F2.0を着けたものです。どちらか一台を持って行きます。以前のお散歩カメラはオリンパス・ペンだけでしたが、先日、富士フイルムのレンズを購入してX-E2も使用するようになりました。

オリンパス・ペンの方はおそらくシャッター耐久回数が上限を超えていると思われます。シャッター回数を調べる方法がありますが、以前調べたときにそれまで5万か6万あったのが、何故か数百になっていました。どこかで初期化されたのかもしれません。その上、前ダイヤルは時々反応せず、モニタにも小さなひびのようなものが見えます。それだけ使用しています。

左の富士フイルムの方が少し大きいです。カメラ的に見ればオリンパス・ペンの方はチルト液晶ですが、ファインダーがありません。逆に富士フイルムの方はファインダーがありますが、チルト液晶ではありません。両者にフラッシュは付いています。そういった機能を意識すればLUMIX GX7が如何に完成度が高かったか分かります。チルト液晶があり、フラッシュにファインダー、しかもファインダーもチルト式です。手ぶれ補正やwifiもあり、ファンクションキーの設定自由度も非常に高いものがありました。ただ画作りが好みではなかったので手放しました。

以前、2台のオリンパスOM-D E-M5 Mark IIを使用していたときはオリンパス・ペンがサブとして役立ちました。というのはバッテリーが共通なので、使い勝手の良さがありました。今は富士フイルムX-E2がX-T2、X-Pro2のサブとなっています。こちらもその3機種共にバッテリーが同じなので使い勝手が良いです。先日までは富士フイルムの2台にオリンパス・ペンだったので、予備を含めたバッテリーの数や充電器の数も増え、荷物が多くなっていましたが、全て富士の方でまとめられるならば荷物も少なくてすみます。

といっても、どちらもコンパクトで簡単に持ち出せるので、今でも両方を使用しています。今のシステムに満足しているので、暫くはこのまま使用していくと思います。

新レンズ

少し前に中古ですがレンズを購入しました。富士フイルム XF 18mm F2 Rです。35mm判換算で27mm相当になります。カメラX-E2を使うために購入したといっても良いかもしれません。X-T2とX-Pro2を使用していると、その2機種に比べると使い勝手が良くないと感じるX-E2の出番が全くありません。そこでコンパクトなボディを活かす、コンパクトなレンズを購入しました。鞄の隅に入れられる小さなカメラ、今後重宝しそうです。

最近の撮影とカメラ

最近、仕事でもプライベートでも最も使うカメラは富士フイルムX-Pro2です。画質的にもカメラ的にも満足して使用しています。

ただ人物撮影に関しては少し勝手が違います。というのは人物撮影時に縦構図で撮ろうとすると、X-Pro2はカメラの端にファンダーのあるレンジファインダースタイルのカメラなので、ファインダーが中央にある一眼レフタイプのカメラよりも右手の位置が高くなります。

縦構図で撮るとき、右手の位置が高くなりますが、それはそれとして、撮影していました。しかし縦グリップを着けたオリンパスOM-D E-M5 Mark IIに持ち替えたとき、縦グリップのおかげで右手を大きくあげることなく、すっと撮影に入ることができました。長時間、X-Pro2を使ったあとだと、OM-Dの方が非常に楽に感じられました。

ところで画の傾向として、どちらかと言えば、オリンパスのカメラは晴れの日に、富士フイルムのカメラは雨の日に使いたいと考えています。しかし人物に関しては富士フイルムの方が好みなので、縦グリップを着けられるカメラを追加することを考えました。

そこで先週、FUJIFILM X-T2 グラファイトシルバー エディションを購入しました。黒かシルバーか迷いましたが、後者の方が質感が好みなので、そちらを選びました。ドイツの富士フイルムがちょうどキャンペーン中だったことも今購入した理由の一つです。

同じシルバー系でもX-T2はグラファイトシルバーで落ち着いており、OM-Dは明るいシルバーです。

並べてみるとX-T2の方が大きいのが分かります。グリップを着けなければ、カメラのデザインとしてはOM-D E-M5 Mark IIの方が好みです。

ここ最近、設定を変えながら試し撮りをしていたのはX-T2です。センサーも画像処理エンジンもX-Pro2と同じなので、画的には同じです。ただグリップを着けて縦構図で撮るときはX-T2の方が撮りやすいです。これからの人物撮影はX-T2をメインに、スナップはX-Pro2をメインに、そして特に人物撮影でのサブとして、これまで同様OM-Dを使っていこうと思います。と、思ってはいますが、新しいカメラはやはり嬉しく、そればかり使いそうな気もします。

落とし物

撮影しているときに愛用のカメラ、富士フイルムX-Pro2のシンクロターミナルのカバーがないことに気が付きました。いつから無くなっているのかは分かりませんが、普段スナップで散歩しているときは、このカバーに指をかけているので前日まではあったと思います。

今日、雨の中で撮影しているときに指をかけたところ、無いことに気が付きました。念のため、カメラを持って歩いたところを再び歩きましたが、夜で雨だったので見えません。

複数のカメラバックの中や部屋の床も探しましたが見つかりません。もしかすると掃除機で吸い取ってしまったかもしれないと思い、新聞紙に掃除機の中のゴミを出して、手袋とマスクをして探しました。結果見つからず。

オリンパスOM-D E-M5 Mark IIでも同じようにキャップを無くしたことがあります。これは購入翌日に気が付きました。その時はメーカーに問い合わせてもそれは部品なので販売していないということでした。そこでニコンで販売されているものを試してみるとぴったりと合ったので、以後はそれを使用しています。

富士フイルムの方は合うものがなさそうなので、このままにしておきますが、小さなものでも落としてしまったと思うと、少し寂しく感じられます。

アドバンストフィルター

オリンパスのカメラにアートフィルターがあるように
富士フイルムのカメラにも同様のアドバンストフィルターがあります。
トイカメラやポップカラー、ミニチュアなどがあります。
オリンパスのカメラにアートフィルターが搭載されたとき
個人的に最も気になったのがファンタジックフォーカスです。
少しボケが重なって、やわらかくふんわりとした雰囲気に仕上がります。
富士フイルムのアドバンストフィルターではソフトフォーカスがそれにあたります。
それを思い出して撮影からの帰り、少し試してみました。
オリンパスのものよりも少しガウスボケが多いような印象です。
ハイキーで撮れば似合う被写体もあると思うので
いずれ試してみたいと思います。
こういった機能はそれほど使いませんが
時々使う分には面白いかもしれません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ACROS

昨日と同じように近所を散歩しました。
フィルムシミュレーションはACROS-R。
真っ青な快晴が広がっていましたが
ファインダー越しにはモノクロの世界が広がっています。
色がなくてもそこには美しい世界が広がっていました。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザール川が凍っています。
ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ファインダーを覗いたときに美しいと感じた一枚。
ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

真っ青な快晴に対し、電子ビューファインダーにはモノクロの世界。
モノクロそのものが見た目とは違う世界ですが、
そこに知られざる非常に美しい世界があるように感じられました。
モノクロでの撮影、やはり楽しさがあります。

Velvia

ほとんどのデジカメにも同じ機能があると思いますが、
ピクチャーモードにVividやNaturalなどあります。
オリンパスのカメラを使っているときはVividは色がきつく感じるので
効果を狙ったときしか使いませんでした。
しかし富士フイルムのカメラでVividに当たるフィルムシミュレーションVelviaは
少しマゼンダが混じった色になりますが、上手く派手さを押さえてくれており、
人物撮影でも使えると感じました。
特に雲一つない快晴では使う頻度が高くなります。
時々べったりとした青になることもありますが、
今のような色の少ない冬の季節はそれでも良いかもしれません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ここ最近、寒い日が続いており
-10度前後まで冷え込んでいます。
しかし快晴なので、その冷たさが心地良く感じられるときもあります。
特にドイツ人はこういった天候が好きなようで
オープンカフェなどで毛布を被りながら座っています。
この天候が暫く続きそうなので
冬らしい天候を楽しみたいと思います。