撮影の仕事でドイツ・ミュンヘンとアウグスブルクを訪れました。
ザールブリュッケンからはドイツ版新幹線ICE(都市間超特急)に乗って
マンハイム経由でアウグスブルクへは約4時間、
ミュンヘンへはそこから約30分かかります。
写真はマンハイム中央駅に入ってくるICE。
まずミュンヘンを訪れました。
雨が降っていて気温は20度以下となっており、少し肌寒いです。
街ゆく人も長袖でジャケットなどを着ています。
人々の服装は、赤色もありますが、一見すると黒や灰色など地味目で、
それがなお街を暗く寒い雰囲気にしているような気もします。
街中の温度計を見上げると、
その時の街の気温は17度となっています。
右下に東京の時間が表示されています。
ドイツと日本の時差は7時間。ドイツの方が後から追いかけます。
ですが、この時計は止まっているようです。
この日の撮影は街中、ストリートでの人物撮影です。
個人的に街中での人物撮影はすごく好きです。
光や背景などを意識したり、街中スナップ撮影のような目線が必要だったり、
様々な偶然もあって撮っていて面白いです。
同時に非常に難しく、奥が深いものだと思います。
そういえば
先日も大阪でよく似た撮影がありました。
しかし先日の大阪と今回のミュンヘンでは同じ街中での撮影といっても撮り方が変わってきます。
例えば大阪の方では、その撮影場所が何処か特定できないような撮り方で、
ミュンヘンでは逆にヨーロッパの何処かの街を感じさせる撮り方になりました。
大阪では背景を消し、ミュンヘンでは背景を入れる。
同じ背景を意識すると言っても撮り方が違っていて面白いです。
また背景を入れる場合は観光的にならないよう意識しました。
そして撮り方が違っていたので使用するレンズも違っていました。
大阪では35mm換算で70-200mmの望遠ズームを中心に使用しましたが
ミュンヘンでは同しく35mm換算で50mmと100mmの単焦点レンズを主に使いました。
撮影許可が必要な場所は予め撮影許可を求めました。
ミュンヘンのこの場所では、とりあえず観光写真的に撮っていました。
またモデルの方の髪型が編んでいて興味深かったのですが
なんと、10秒で出来ると言うこと。本当ですか!
撮影を始める頃には小雨も止み、撮影しやすくなりました。
街中を移動しての撮影は面白いです。
たいていの場合は街中の何処で撮影するかは予め決めています。
しかしそれぞれの撮影場所での撮影時間は決めていません。
天候やそのときの背景になる絵の状況などによっても変わってきます。
この日は予想以上に風が冷たく寒かったのでカフェに入ったりしました。
またアクセサリーを途中で購入するということがありました。
以前も書きましたが人物の撮影は光と表情があるので難しく同時に面白いです。
しかし何よりモデルの方とコミュニケーションしながら何かを作っていくのが楽しいです。
短い時間でしたが、何枚か写真を撮ることが出来ました。
このときに撮影したものはいずれ紹介できると思います。
雨が降って寒い中、本当にお疲れ様でした。
そしてどうもありがとうございました。