ミュンヘン中央駅でICE(都市間超特急)に飛び乗ってアウグスブルクへ向かいました。
ミュンヘンからは約30分ほどの距離です。
午後1時半頃にアウグスブルク中央駅に到着。
乗降客の数はそれほど多くはありません。
ネオ・ルネサンス様式で建てられたアウグスブルク中央駅は
何処か女性的な佇まいがあります。
アウグスブルクに住んだことはないですが
以前、アウグスブルク市公認の歴史観光ガイドをさせていただいていたので
非常に馴染みがある街です。
今回の撮影はそういったものとは別ですが、
訪れるのを心より楽しみにしていました。
結果的に撮影は無事に済みました。
その後、アウグスブルクの大聖堂に向かいました。
この大聖堂は「大聖堂」という単語の響きから想像するものよりは
規模が小さく感じられ、中も薄暗くひっそりとしていて
非常に心落ち着く場所です。
ところでアウグスブルクの大聖堂と言えば
現存する世界最古のステンドグラスがあります(1140年頃製作)。
中央身廊の上の方に5枚あり、今でも昔ながらの光を彩っています。
それ以外に何枚もステンドグラスがありますが、
次のステンドグラスは大きくて圧巻です。
こちらも古く1340年頃作られたものです。
ステンドグラスがそれだけ歴史を持っているということは
大聖堂も古くからあり、またそれを囲むように街もあったということです。
当時の人たちがどのような想いを持って街を歩いていたか
歴史的な建物を見るだけでなく、その当時の人々に思いを馳せると
その石畳がより深いものに感じられます。
そのようにして歴史ある街を歩くとまた違ったものが見えてくるかもしれません。
写真は大聖堂の床にある墓碑の一つ。
おそらく信仰の対象になっていただけでなく、
多くの人がその上を歩いているので丸くなってます。