エッシュ村へ 3

エッシュ村へ 、

エッシュ村へ 2 の続きです。
円柱の塔を見た後、一度街に降りてから反対側の砦に登りました。
調べてみると中世、927年頃に建設されたようです。
エッシュ・シュル・シュールの街そのものの歴史も古く、
773年には歴史に登場しているとあります。

エッシュ・シュル・シュール

砦の入り口までやってきました。
今も残る城門には紋章が付いています。
この砦が現役だった頃は、多くの人がこの門をくぐったことでしょう。
その際、この紋章は彼らの誇りであったかもしれません。
そういったことを考えながら砦跡を歩きました。

エッシュ・シュル・シュール

小高い丘の上に立つ砦の跡は思った以上に大きな遺跡です。

エッシュ・シュル・シュール

その中に教会がありました。中には入れませんでしたが、
ここで多くの人が祈ったことを意識すると、目には見えない時の流れや
言葉では簡単に説明できない感情がわき起こってきます。

エッシュ・シュル・シュール

城壁をよく見ると単に石を積んだだけのようにも見えます。
1000年以上前のものが目の前にあるのは、何処か不思議な感覚を覚えます。
現在の視点で見るとそこは過去の遺跡でしかありませんが、
当時はここを多くの人が歩いたのでしょうか。
ここには、目に見えない、人々の様々な感情があるような気がしました。

エッシュ・シュル・シュール

空を見上げるとそれまで空を覆っていた灰色の雲は姿を消し、
澄んだ青空が拡がっています。

エッシュ・シュル・シュール

歴史ある砦を後にして、丘を降りて街に戻ることにしました。