エッシュ村へ 3 の続きです。
砦のある丘を降りて街中を散策しました。
麓にある教会のステンドグラスには、マリア像とこの街の風景が描かれています。
そういったところからも街のマリア信仰が伺えます。
家々の玄関や窓も綺麗な花で飾られています。
古びた自転車も花で飾られており、古さを利用した街並みと言えるかもしれません。
ところで街中を散策していると、前を歩いている金髪の女性、小さな犬を連れていましたが
通りのポストのようなところから何かを取り出しています。
その場所を通り過ぎる時にそれに目を向けると
それは犬用のゴミ袋でした。こういったものが街中に設置されていること、
それだけ環境や景観などへの意識が高いのかもしれません。
レストランの壁に長い影が伸びています。
そろそろエッシュ・シュル・シュールを後にすることにしました。
その後、街を一望出来るような場所を求めて移動しました。
カーナビにそれらしき場所があるのが分かります。
途中で少し迷子になりましたが、その時、別の風景を見ることが出来ました。
長くなりそうなので「続き」で、どうぞ。
エッシュ・シュル・シュールの街を一望出来る場所を探して移動しましたが
ナビを見てもなかなか見つかりません。前方に小さな駐車場が見え、
展望台になっているのが分かりました。何人かそこで写真を撮っている人もいます。
街が見える!そう思ってそこまで行くと眼下にあったのは
大きなダム湖でした。
「別の風景」と言ったのは、そのダムです。
日本にあるような大きなダムをドイツではほとんど見たことがありません。
ルクセンブルクで見たのは初めてです。
気持ちよい風が吹き抜けています。
残念ながら街を見つけられなかったので、同じ道を戻りました。
しかし道を間違えたようで、直前に上から見たダムに出ました。
そしてもう一度街に戻り、そこから再度、山を登りました。
小さな道を通り、その場所はありました。
そこからはエッシュ・シュル・シュールの街並みが見えます。
森の間から突然見えたという感じです。
こういった街並みが突然現れると、昔の人もきっと驚いたことでしょう。
しかし、この地形を見ると逆に囲まれ、攻め込まれやすいような気もしました。
それでも第二次世界大戦でドイツに占領されるまで
ルクセンブルクにあったことを意識すると、
それまで難攻不落の街だったのかもしれません。
帰りはベルギー領に何度か入り、ザールブリュッケンに帰ってきました。
友人には本当に感謝です。どうもありがとうございます。
ルクセンブルクでガソリンスタンドに立ち寄りました。
日本のコンビニのようなもので、食料品なども購入できます。
せっかくなので、ルクセンブルクビールとルクセンブルクワイン、
そしてルクセンブルクのチョコレート菓子を購入しました。
家に帰って冷蔵庫で冷やして翌日、美味しいビールを頂きました。