天気が良く、澄んだ空が気持ち良い一日でした。
コンサートを聴くためにザールラント州立劇場へ向かいました。
午後6時開演で指揮は同劇場音楽総監督ニコラス・ミルトン。
ザールラント州立オーケストラの演奏です。
演目はこの時点でまだ分かっていません。
というのは昨年12月にアンケートが発表、実施されました。
例えば序曲が数曲、交響曲が数曲とリストが載っており
その中で演奏して欲しい曲を選ぶというものでした。
演奏する曲はコンサート当日に発表されます。
コンサートは前売りで完売になっていました。
それだけ期待していた人が多いのでしょう。
音楽総監督が挨拶の中で同劇場では初めての催しと説明していましたが
面白い試みだと思います。
そして演奏する作品発表の演出など、
彼は間違いなくエンターテイナーだと思います。
積極的に客席とコミュニケーションをとったり
色々なイベントを企画したり今までにないタイプの音楽総監督です。
観客の方も彼のそういった雰囲気を受け入れているように感じられ
音楽や演奏者と観客の距離が今まで以上に近くなった気がしました。
休憩時にはブレッツェルが、最後にはアメも配られました。
演目はベートーヴェンの「運命」でしたが
これが非常に良い演奏でした。久しぶりに生演奏で聴きましたが
何度も鳥肌が立ちました。観客も盛り上がっていましたが
こういった観客も参加出来る催しは距離感が縮まるだけでなく
おらが街の劇場といった意識も芽生える可能性があるので良いと思います。
劇場の今後が非常に楽しみです。