オペラを観に

オペラを観にザールラント州立劇場に行きました。今日がプレミエの「ラ・ボエーム」(プッチーニ作曲、1896年初演)です。「好きなオペラは何か」と聞かれたときに、この作品を上げる人が多い、もしくは人気上位に必ず入ると思われるほどに人気のある作品です。この劇場でも随分早くからプレミエ公演は完売になっていました。それだけ期待も大きいと思われます。天気は時々雨が降っていたので、外で待つ人も少なく、劇場前はひっそりとしていたのですが、中に入ると正装でシャンパンを飲んでいる人が多く、プレミエ公演独特の雰囲気がありました。

個人的には大満足な公演でした。といっても完璧ではありません。野球にたとえるならば、攻撃では毎回しっかりとヒットを打って点を取っているにもかかわらず、守備ではエラーや押し出しがあるといった内容です。しかし最後の最後で逆転サヨナラ満塁ホームランといった感じで、それまでのミスなども忘れてしまうような盛り上がりがありました。まさしくオペラは生き物といった印象です。

座席の場所や、体調、他の観客の雰囲気、天候、そして演奏者の調子等、様々な条件があるので、同じ公演でも人それぞれ感想が違っていますし、また同じ出演者でも同じような公演になるとは限りません。それを意識すると、別の日は今回とは違った雰囲気を楽しめるかもしれません。これは久しぶりに何度も観たくなる演目なので、何度か観てみたいと思います。

コーヒーメーカー

我が家は紅茶や緑茶も飲みますが、どちらかと言えばコーヒーの方が多いです。以前の家に引っ越しするまでは豆を挽いたものを入れるコーヒーメーカーを使っていましたが、以前の家の時に新しいコーヒーメーカーの購入を考えました。色々な種類があり悩みましたが、最終的にはカフェパッド、日本語ではコーヒーポッドというものですが、それのコーヒーメーカーにしました。

というのは当時よく飲んでいたダルマイヤーのコーヒーだけでなく、その他のコーヒー会社のコーヒーもあります。またスーパーやデパートだけでなく、ドラッグストアでも購入でき、その便利さからコーヒーポッドにしました。センセオというオランダのブランドですが、オランダの一般家庭では50パーセント以上のシェアがあるというほど、こちらでは身近になっています。

近所のスーパーのコーヒーポッドのコーナー。上4段全てと5段目(下から2段目)の右がコーヒーポッドです。ここ以外にも店内の複数の箇所で違うメーカーのものが売られています。

コーヒーの種類の多さ、購入しやすさ、直ぐに飲めること、ゴミの出しやすさを意識してコーヒーポッドにしましたが、それを購入するときに迷ったのが、ネスプレッソです。お店で飲めるようなコーヒーが飲めますが、本体の値段の高さ以上にコーヒーカプセルの購入が難しいので諦めました。当時はネスプレッソブティックでしか売られておらず、ドイツでも数店しかありませんでした。ザールブリュッケンから最も近いのがフランクフルトです。それ以外ではオンラインでの購入です。

しかしそのカプセルの特許の問題で、ネスプレッソのカプセルもその会社であるネスレ以外でも作れるようになりました。するとここ最近ですが、一気にメーカーが増えました。同時に本体の種類も増え、また値段も手頃になってきました。

先と同じスーパーのネスプレッソのコーナー。全てネスプレッソ用です。上の写真のコーヒーポッド以外、つまり最下段と下から2段目左もネスプレッソです。

ネスプレッソ、ザールブリュッケンの友人たちも既に何人か持っています。というわけで、先日、我が家も購入しました。抽出量の種類が3つあるものです。エスプレッソが手軽に飲めるのが良いです。というわけで今は量を一杯飲みたいときはコーヒーポッドで、エスプレッソなど少量の時はネスプレッソで飲んでいます。選択肢が増えるだけでも嬉しいものがあります。

スーパーではコーヒーポッドやネスプレッソ以外のコーヒーメーカーのカプセル、フィルターが売られています。ドイツではコーヒーメーカーの種類も多く、そのフィルターの種類も多いです。そういえば一般的にはドイツ人はビールをよく飲むと言われていますが、実際はそれ以上にコーヒーの消費量が多いということ。以前その記事を読んで驚いた記憶がありますが、スーパーのこういった光景を見ればそれも納得できます。

撮影

今日も先日に続いて撮影で遠出しました。一枚だけ載せて、それ以外はまた後日に。お疲れ様でした。赤い鳥居と秋の青空が綺麗です。フィルムシミュレーションはクラシッククロームなので少し渋めです。VelviaやPROVIAに比べ、そちらの方が秋の夕方らしさが出るように感じられました。

ルクセンブルク

今日の午前中は半年に一度の歯医者の検診です。今回も問題なく直ぐに終了。次の半年後の予約を入れて、午前中の撮影に向かいました。

午後は昨日ルクセンブルクで撮影した写真の現像です。今後、他の撮影もあるので全ての現像作業が終わるのは暫く先になりそうです。

ところでそのルクセンブルクにあるアドルフ橋ですが、昨年は改修工事で横に代替橋が建設されていました。その工事が今年の春に終わり、そして夏には綺麗になったアドルフ橋の下に新たな吊り橋が出来ました。自転車、歩行者用のものです。因みにその代替橋は現在はありません。

その吊り橋を歩いてみると、揺れることもないので、それほど吊り橋感はありません。昨日の記事の写真はこの吊り橋から撮りました。

ここも新たな観光スポットになりそうです。まだ橋とその周辺道路の工事が終わっているわけではなく、この橋を歩くのに少し遠回りしなければなりませんが、すでに生活道路として市民には使用されているようです。いずれにしても今の時期は黄葉とのコントラストも美しいので画になる場所だと思います。

快晴

昨日、今日と雲一つない快晴で、また気温も20度を超えて、良い秋晴れになりました。濃い青空と色づく木々のコントラストが美しいです。

朝はカフェに。時々このカフェでモーニングを食べています。色々なセットメニューがありますが、ここでセットを食べるときは毎回クロワッサンを追加しています。

既に葉は落ちつつありますが街並みと黄葉が合います。

日中は家で仕事をして、夕方近くのビアガーデンに行きました。ビールのスタンドには長い列が出来ています。

一杯だけ飲みましたが、夕方の眩しい光の中で飲むビールは、いつもとは違った美味しさがありました。

感覚

知り合いと少し遅い昼食を食べました。2つの目玉焼きの下に隠れているのはステーキです。厚さ2,5センチほどでしょうか。非常に食べ応えがあります。

お腹いっぱいになったので、その後は少し遠回りをして家に帰りました。

次の写真、何故か気に入っています。色なのか配置なのかうまく説明出来ませんが、色々とバランスが取れていて、大きく伸ばしてみたい一枚です。時々、同じような感覚がありますが、いつも同じような写真とは限らないので、自分でも謎の部分です。しかしこの何気ない一枚が好きという感覚は非常に大切なものだと思います。そういったものを集めていくと、そこに自分の知らない自分がいるかもしれません。

在外投票

衆議院総選挙の在外投票のために在ルクセンブルク日本国大使館に連れて行っていただきました。ありがとうございます。ルクセンブルクへは1時間強で到着できますが、アウトバーンが途中工事で一部不通になっており迂回路として一般道を走っていきます。田舎の道でトラクターが走っていたり、大型トラックがゆっくり走っていたりで、2時間近くかかりました。

投票の方は無事終了。帰りも一般道を通ることを考慮して、直ぐにザールブリュッケンに戻ることにしました。途中、フランスの原発が見えますが、いつも白煙が上がっています。天気予報では晴れでしたが雨が降ってきました。

帰り、ドイツとルクセンブルク国境近くのガソリンスタンドで休憩しました。ガソリンスタンドはルクセンブルクにあります。ザールブリュッケンに住んでいる人でもルクセンブルクにガソリンを入れに行く人がいます。1時間かけて行っても、それでも安いということ。またコーヒーもドイツに比べると2割ほど安いので、そのために行く人もいるようです。コーヒーを購入しました。

雨も上がり、少し寄り道です。雨上がりのぶどう畑が光り輝いています。ぶどう畑を見てみると既に収穫は終わっているようでした。そして迫力ある雲。

迂回して回り道したこと、ゆっくりと走る一般道、雨、それらのおかげで良い光景に出会うことが出来ました。アウトバーンの工事がなく普通に行って帰ってくるだけでは見られなかった光景です。時には回り道も良いかもしれません。