雨の日

先日、友人と作品のテーマなどを話したと書きましたが、いずれにしても頭で考えているよりも撮った方がその先が見えてくるので、とにかく撮っています。雨の日は撮影には良い日です。

久しぶりにマルクトに行きました。昨年秋に今のところに引っ越しするまでは、このマルクトが近所だったのでここで買い物することが多かったのですが、最近はあまり行けません。月水金が業者のマルクトで土曜日が農家のマルクトです。毎回全てがあるわけではありませんが、野菜、肉、魚、パン、チーズ、玉子などを購入できます。

それにしても雨の日の撮影は傘を持ちながらになるので大変さはありますが、濡れた石畳に反射する光やしっとりとした風景など、普段とは違った表情があって楽しさがあります。

水晶の夜

1938年11月9日の夜、ドイツ各地で反ユダヤ主義暴動、迫害が発生しました。店舗やシナゴーグが破壊、放火され、破壊されたガラスが月明かりに照らされて水晶のようにきらめいたところから、いわゆる「水晶の夜」と呼ばれているものです。

ところで戦後、1992年にドイツ人芸術家グンター・デムニックによって始められた「つまずきの石」という名のプロジェクトがあります。これは強制連行されたユダヤ人が住んでいた家の前に、そこに住んでいたユダヤ人の名前を彫って埋めていくもので、現在のドイツでは合法的な活動とされています。地面に埋められているので、踏みつけられていると感じる人が反対運動を起こしたこともありましたが、現在ではドイツ国内1099の街で、21の周辺各国でもその活動は広がっており、世界最大規模のモニュメントとして知られています。

ザールブリュッケンにも幾つかその「つまずきの石」があります。今日は「水晶の夜」が起こった日なので、その石の側に蝋燭が置かれていました。

作品のテーマ

写真家の友人たちと会って話しましたが、会話の中心が作品のテーマに関してでした。良い悪いといった話ではなく、人それぞれ興味や好み、何を表現したいか違っているので、それをどのように撮って、どのように見せるかといった話になりました。みんな複数のテーマを持っています。自分としては個人的にもう少し感覚的なテーマをやってみたいと考えています。言ってみれば子供が何も考えずにシャッターを切っているようなそんな感じです。色々と考えて試していますが、どうなっていくかは分かりません。しかしいずれにしても撮影は楽しいので、面白いものが出来るのではないかと思っています。

お気に入り

靴の話です。他の人と比べたわけではありませんが持っている靴の数はかなり少ないと思います。壊れるまで履くといった感じです。時々新しい靴が欲しくなりますが、ショーウインドウを眺めるだけで、特にこれといったものも見つかりません。

ところが先日、別の目的で入ったデパートで何気なく靴売り場を見ていて、目にとまったものがありました。特に色が好みで形も良いものがありました。というわけで久しぶりに靴を買いましたが、かなりのお気に入りです。

ライカ・ゾフォートで撮りました。光量が足りないため黒い靴になっています。

外で撮ってみました。実際より派手目に写っています。しかし色合いはこういった赤茶色系の革靴です。

久しぶりに嬉しい買い物をした気がします。思わず何度も外に出たくなります。

郵便局に

今日は荷物を受け取りに郵便局に行きましたが、非常に長い列が出来ているのに驚きました。クリスマス時期や年末はモノやカードを送る人が増えるので行列が出来ますが、今日はそれ以上に感じられました。そしてほとんどの人が自分と同じように不在通知を手にしており荷物の受け取りで来ているようでした。ドイツでは再配達はないので、いない場合は近所に預けられたり、郵便局持ち帰りになります。日本でも宅配関連の問題が色々と取り上げられていますが、ドイツでも同じようになってきている気がします。便利になるのは良いですが、かえって不便になっている点も出てきました。今回はいずれにしても無事受け取れたので良かったです。

その道中で色々と撮影が出来ました。色が美しいです。

小雨の中

今日の午前中は小雨が降る中での撮影でした。強風を伴った大雨の場合は延期にしますが小雨なので撮影しました。ここ最近は午前中は短時間の撮影、午後はその現像、夜は作品作りといった日々が続いています。とりあえず今日で一息ついたといったところです。

雨に濡れた地面や色とりどりの葉が美しいです。

川の方から声が聞こえてきたと思うとザール川の遊覧船でした。思った以上に人が乗っているようでした。

今日は営業が許可された日曜日です。雨の上がった午後に街中に出ると多くの人がいました。その後、家に帰って栗を使った蒸しパンを作りましたが思った以上に美味しく出来ました。そんな日曜日でした。

色とりどり

午前中、撮影に行く前に撮りました。まだ落ちずに残っている葉と落ち葉、それぞれ色があって美しい光景です。

今日は日中の気温が17度まで上がり、過ごしやすい一日でした。夕方、低い位置にある満月の撮影を意識していましたが、雲が出ていて撮れませんでした。そして夜は雨です。またチャンスはあると思うので、いつでも撮れるよう意識していたいと思います。

撮影の帰りに一枚

撮影の帰り、信号待ちで撮りました。丸い月が低い位置にあります。暦カレンダーを見ると明日が満月。満月の時、時間的、月の位置的に条件が揃えば撮ってみたい写真がありますが、いつも難しいです。

ところで最近思うのは、自分の写真がもう少し自由でもいいかなという気がしています。具体的にどうといったことではありませんが、もう少し感覚的といった感じでしょうか。それを思うと、今後自分の写真も変わっていくかもしれません。どのようになるか自分でも楽しみです。

11月の曇り空

今日は一日中、曇り空。まだ落ちずに残っている葉は色濃くなっているような気がします。

今日は数字的にはそれほど寒くありませんが、外に出ると身体の芯が冷えるような冷たさがありました。そんな寒い中でも外でビールを飲んでいる人たちがいました。ところで今日も差し入れ用のマフィンを焼きました。リンゴを赤ワインで煮てアーモンド粉の中に入れました。そういえば今日は使っていませんが、最近、ドイツのスーパーでもきな粉が手に入るようになり、特にお菓子作りでは重宝しています。マフィンの方はカップの赤色もあって可愛く見えます。

ドイツの11月は曇りの日が多く一年で最も暗い時期です。しかし撮影的には光が強くなく、また陰も出ないので撮影しやすい時期かもしれません。これからの撮影が楽しみです。

家に帰ってから見る写真

今日は万聖節で祝日です。午前中は先日のかぼちゃを使って、かぼちゃのチーズケーキとかぼちゃの蒸しパンを作りました。その後、夕方まで仕事をして、日が暮れる前に少し散歩をしました。

予めシャッター速度と露出を合わせておいて、全てノーファインダーで撮りました。ストラップを首から下げて歩きながら、信号待ちの時は走っている車にノーファインダーで流し撮りをしました。写真は撮ったときには確認せず、家に帰ってから見ることに。シャッターはローリングシャッターの歪みがあえて出るように電子シャッターで撮影。家に帰ってから確認した時に自分の写真を見て気づくこと、時々カメラを持ち直しているので写真は水平になりますが、歩いていると無意識に右が下がっていくようです。

この撮影方法、時々遊びでやりますが、家に帰ってから写真を見るのが楽しみです。絶えず撮っているのではなく、普段のスナップと同じように何か心が動いたものを撮っていますが、写真でははっきりと分からないときもあります。逆にそこがはっきり写りすぎなくて良いのかもしれません。これらの写真はある程度たまれば一つのシリーズとするのもありかもしれません。色々なところに撮影の、写真の面白さがあります。