アンケートの結果

今回の写真展にご来場くださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
以前も書きましたが、今回の写真展ではアンケートを採らせていただきました。
単純に「気に入ったものに○をしてください」といったものですが
多くの方々にご回答いただけて本当に嬉しかったです。
今後の作品作りや展示をする際の参考にさせていただきます。
ご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。

アンケート

最も○が多かったのはチラシで使用した写真
「大聖堂、暗さの中に光を求めて」(フランス・ストラスブール)で
数票差で三千院を写した
「優しさより柔らかく」(日本・京都)、
更に数票差で五十鈴川を写した
「せせらぎ」(日本・三重)と続きました。
やはり馴染みのある風景に○が多かったです。
そして
「早朝の透き通る静寂」(ドイツ・カッセル)
「雨の日の小径」(ドイツ・トリアー)
「階下に届く地上の光」(ドイツ・レーゲンスブルク)
「浮かぶフレスコ画」(ドイツ・シュパイアー)
「木漏れ日のある秋の卓球台」(ドイツ・ザールブリュッケン)
がほぼ同数でした。
これらの画像はネットの投稿サイトにも投稿していましたが
どちらかと言えば閲覧数の少ない写真だったので
今回の写真展で多くの方に○を付けていただいたのは
驚きとともに嬉しいことでした。
ネットと印刷物の両方をご覧いただいた方からは
やはりネットではモニターによって見え方が違っているので
作者の意図が伝わりにくいのではないかと言うことでした。
そして大きな出力の方は、見た人の目の前に本当に見える風景のようだ
というご感想をいただきました。
今回のアンケートだけでなく、直接お伺いしたご感想などは人それぞれの
見方があって本当に興味深いものでした。
また写真の面白さも感じました。
例えば同じ風景を誰かと横に並んで撮ったとしても
その人とは身長も違えばカメラの向ける方向(構図)もおそらく違っていると思います。
それ以外にシャッターを切るタイミングも違ってくる可能性もあります。
また目の前にある小さなもの、例えば花を撮るのでも、
自分が5センチ横にずれるだけで見え方が違ってきます。
同じ場所で同じように撮っていても雲の流れや光の強さ、
湿度や風の影響など様々あります。
言い換えれば、一つの風景にそれだけ多くの種類の写真が撮れると言うことで
写真には無限の表現があると言えるかもしれません。
同じものが二つとない、それが写真の面白さかもしれません。
同時に奥が深く、そしてそこに個性を出していくのは本当に難しいことだと思います。
そういったことを来場者の方とお話しできたのは
本当に楽しく嬉しい時間でした。
また今回の写真展では作品それぞれの感想だけでなく
展示方法や会場に関するご感想などもいただくことが出来ました。
そういったことも今後の参考にさせていただきたいと思います。
今は次の個展は決まっておりませんが、今から色々と楽しみです。
ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

写真展最終日

今日8月2日(月)は個展の最終日です。
わずか9日間でしたが、短くもあり長いようでもあった期間でした。
今日は午後5時から撤収しなければなりません。
毎日午後5時以降が最も来場者の数が多い時間帯だったので
少し残念な気もしました。
写真は地下鉄改札口近くにある写真展の案内

写真展の案内

最終日も多くの方々にご来場いただき、本当に嬉しい一日でした。
フォトパス会員の方が新幹線を使って
遠くからこのためだけに来てくださったことは本当に嬉しいことでした。
また先日

フォトパス感謝祭でお会いした
写真家・北奥耕一郎先生が奥様や生徒さん方とご一緒に足を運んでくださり
感謝感謝の連続でした。
最終日には、最後にもう一度作品を観たいという方が何人か来られ、
本当に嬉しい一日でした。
もちろんいつの日でも暑い中、天候が悪い中、お忙しい中、
時間を作って会場に足を運んでいただけるのは言葉で表せないほどに嬉しいものでした。
しかし最終日は、この日が今回の個展の最終日と言うことで
少し感傷的な気持ちがあったのかもしれません。
今回の写真展は家族やポルタの方々、多くの人々の支えがあって出来ました。
会場は駅前にあり本当に良い場所を使わせていただいたと思います。
そのきっかけを作ってくださった京人形師の關原紫光さんや
写真家・橋本健次先生にも本当に感謝です。
そして会場に足を運んでくださった全ての方に直接お礼を伝えたい気持ちで一杯です。
9日間の期間中、約900人の方にご来場いただきました。
ご来場くださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
午後5時前にはポルタの方が撤収作業に入るためギャラリーに来られました。
5時直前に最後のお客さんがお見えになりました。
この方は毎日、9日間、最終日は2度も足を運んでくださった方で
最終日になってようやくお名前を伺うことが出来ました。
全ての作品の前で足を止め、ブック全ページに目を通されてから出て行かれます。
もしかするとご近所の方で散歩コースになっているのかもしれませんが
足を運んでいただけるのは嬉しい限りです。
撤収作業と平行して次の展示の準備が始められました。
額を展示する作業はされていませんが、ポスターなどの付け替えです。
私の額を外してビニール袋へ入れ、箱へ仕舞う作業は
家族やポルタの方などで約20分ほどで済みました。
あっと言う間に片付けが終わったという感じです。
それを搬送用のワゴンに乗せて駐車場まで持って行きます。
その間もポルタ内の館内放送では「山本英人写真展のお知らせです」と
女性の声でアナウンスされています。それが不思議な気持ちでした。
そういえばそのアナウンスも期間最初の方は「7月25日から8月2日まで」と
アナウンスされていましたが、終了間際には「8月2日まで」となっており、
途中で変えられたのが分かります。見えないところでそれだけ
多くの方が動いておられると言うことでしょうか。
写真展では、本当に多くの方にお世話になりました。
本当にどうもありがとうございました。
次回の個展はまだ決まっておりませんが、来年の帰国時期にあわせて
どこかで開催したいと考えております。今回の個展では可能な限り会場にいるようにし、
多くの方から直にご意見・ご感想をいただけたのは本当に有り難く嬉しいことでした。
写真を通して色々な方と少しでもお話しできるのは、やはり嬉しいことです。
写真に関してもまだまだ勉強・経験しなければならないことは多いですが
次の個展では、今回の経験を活かしてさらに頑張りたいと思います。
また皆様とお会いできるのを心より楽しみにしております。
この度は本当にどうもありがとうございました。

カメラに対する愛着

今回の写真展では

アーテファクトリー様に本当に綺麗に出力していただきました。
ドイツと日本、実物ではなく、ネットを通してのやりとりということもあって
不安な面もありましたが、おそらく私以上に担当の方が不安を持っておられたかもしれません。
何度もやりとりさせていただいたおかげで本当に満足行くものに
仕上げていただき感謝でした。
以前も書きましたが、個展を訪れてくださった何人かの方から
どちらで出力されましたかという質問を受けました。
そして質問された方の多くが、これはポジですか?ということも聞かれました。
デジタルだとお答えすると、出力の綺麗さにみなさん驚かれます。
本当に綺麗に出力していただきました。
また使用しているカメラに対する質問もありました。
何人かの方からは中判カメラで撮影されたものですかといったものもありました。
私が使用しているのは一般的に販売されているものですが、
言い換えればそれだけ、一般的なデジタルカメラの性能が上がっているのかもしれません。
今回の個展の作品撮影で使用したカメラの画素数は1000万画素以上のものが中心でしたが
500万画素のカメラで撮影された作品も3点ありました。
顔を近づけるて見ると画素数の差は出てくると思いますが
作品から数10センチ離れて見ると、私はそれほど気にならないように思いました。
またそれは作品のテーマにもよるのかもしれません。
風景などは高詳細の方が良いと思いますが、光をテーマにした場合
重要なのは詳細さではなくて、光なので、今のでも十分だと感じました。
(因みに今回の画像の大きさは全てA2で 609 x 435mm、額が793 x 611mmです。)
そして光と言えば、暗い中で撮影することが多いので、
高感度に強いカメラが適しています。
しかし私が使っているカメラは一般的に高感度に弱いとされ、直ぐにノイズが出てきます。
同じ場面を最高級のカメラで撮影した画像を見て鳥肌が立つほどに美しいと感じました。
そういった画像を目にして、使うカメラを変えようかと考えたこともありますが、
色や空気感の好みでしょうか、それを意識すると、
今まで使っているカメラの方が自分の感覚に近く
いつの間にかそれが自分の目になっているような気もしました。
カメラや電化製品だけでなく、例えば車や(私は使っていませんが)化粧品などでも
様々なメーカーがあり様々な種類があります。その中で自分が良いと思うものに出会えるのは
難しいことだと思いますが、今回の写真展を通して、改めて
今自分が使っているカメラに対する愛着が強くなったように思います。
カメラやレンズにも感謝です。

カメラ

会場に置いておいたブックの写真の9割以上はこのカメラとレンズで撮影したものです。
ブックの写真、基本はカラーで撮影し現像時にモノクロにしました。

写真展8日目

写真展8日目は日曜日です。
先週、写真が始まった日曜日は少し時間が短いにもかかわらず
ちょうど200名の方にお越しいただきました(どうもありがとうございます)。
この日の日曜日は多くなるかもしれないと思っていましたが結果は逆でした。
お隣のお店の方と話しましたが、年間でお客さんの最も少ない日の一つが
8月1日だと言うことでした。またなぜ少ないかは謎と言うことでした。

ギャラリー「華」

この日は地元の人ではなく、観光客の方が多かったように思います。
何人かの方とお話しする機会がありましたが、九州や関東から一人旅という方もおられました。
その他、外国人観光客も何人かおられました。
ところで話は変わりますが、今回の写真展の作品の一つに、ある川を写したものがあります。
単純に川だけです。それにもかかわらず多くの方が、「これは○○川ですか?」と聞かれます。
キャプションには場所を書いていますが、それも見ずに聞かれる方もいます。
ただキャプションには「三重県」と書いているだけですが、それでも分かるのが本当に驚きです。
写真展を訪れてくださった京都や滋賀の人々にとっては
もしかすると馴染みや親しみがあるのかもしれません。