モノクロ比較

先日、人の撮影をしている時に「モノクロで」という話になりました。
今はカメラの設定やプリンターで簡単にモノクロ化出来ます。
しかしそれらのモノクロはカラー情報を破棄しただけで
言ってみれば彩度が0になったカラー写真と言えるかもしれません。
モノクロにもやはり色の特色があり、
それらを意識すればより深いモノクロ写真が作れるかもしれません。
モノクロフィルムで撮影する時も同じですが、レンズにフィルターを付けます。
今はソフトで同様の効果が得られ、非常に細かく設定出来ます。
モノクロフィルムでカラーフィルターを付けたのと同じように
ソフトの「白黒」でプリセットのフィルターを単純に適用してみました。
カラーのオリジナルです。

モノクロ比較

カラーをグレースケールに。カラー情報を破棄したものです。

モノクロ比較

オリジナルの彩度を0にしたカラー写真。

モノクロ比較

赤フィルターをつけたもの。

モノクロ比較

青フィルターをつけたもの。

モノクロ比較

緑フィルターをつけたもの。

モノクロ比較

黄フィルターをつけたもの。

モノクロ比較

赤外線フィルターをつけたもの。

モノクロ比較

これはついでですが、少しいじってみてノイズを載せたもの。

モノクロ比較

このように単純にプリセットを使うだけでも
写真の雰囲気は違ってきます。
ソフト上では単純にプリセットを適用するだけでなく
例えばレッド系100、イエロー系マイナス100、マゼンタ系50といった具合に
細かく設定することが出来ます。
その上、覆い焼きや焼き込みをすれば
撮影者のイメージにより近づけることも可能になると思います。
そこが難しいところで、同時に楽しいところですが
やはり写真の世界は奥が深いと思った次第です。
ところで

昨日マニュアルレンズで撮りましたが
時々微妙にピントがずれていると感じるものがありました。
光学ファインダーです。
それで、ふと思いついてカメラの視度調整を行いました。
実際には一段回しただけですが
それでも効果があるようです。
ピントを調整したり、確認する時は
カレンダーの数字を撮影して
思った日付の所に合うか確認しています。

視度調整

本なども良いかもしれません。
斜めに撮るだけでなく、少し斜めや正面など
本をずらせば色々とテストできます。

視度調整

室内で確認しただけなので
時間を見つけてまた外で撮影してみたいと思います。

久しぶりに外

ここ最近、屋内での撮影やPCでの作業が多く、
なかなか外に撮影に出られませんでしたが
ようやく少し時間できたので、
日が沈む少し前に近くを散歩してきました。
一番気に入っているオールドレンズ一本だけ持って行きました。
良い光が当たっています。
何気ない場所ですが光があると
それだけで様々な撮り方が出来ます。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン城のテラスから。
ここでは景色を見ながら缶ビールを飲んでいる一人の男性の姿がありました。
この日は最高気温が27度で
その上、蒸し暑かったので
冷えたビールならば美味しかったと思います。

ザールブリュッケン

日陰でしたが、精一杯生きていることをアピールしているようにも見えます。

ザールブリュッケン

青い空に赤色が映えますね。

ザールブリュッケン

夕方で影が長くなっています。
暫く見ないうちに緑が多くなった気がします。

ザールブリュッケン

時々訪れるカフェ。
いつもは静かですが、今日は珍しく演奏している人たちがいます。

ザールブリュッケン

テラスの所からアルテ・ブリュッケ橋方面を望んで。

ザールブリュッケン

遠くを見ると消防の人たちが放水しているのが見えました。
絞って撮ったのですが、少し硬く写っています。
家に帰ってから等倍で見てみると
あれ?水の中から片手が伸びています。
撮っている時には放水に夢中になっていて気が付きませんでした。

ザールブリュッケン

そういえば街中に戻る時にアルテ・ブリュッケ橋を渡っていると
裸の男性がちょうど川から上がってくるのが見えました。
そして橋の方に向かって手を振っています。
緊迫していた雰囲気でもなかったので
泳いでいたのかな、と思いましたが上の写真の男性かもしれません。
二つの教会の塔、そのシルエットが夕日に映えます。

ザールブリュッケン

時間的には僅かでしたが
それでも撮影は楽しいものがありました。
マニュアルフォーカスなので、
なおさら撮っている感が強かったというのもあるかもしれません。

原点

以前、日本滞在時に実家へ帰ったときに
昔撮った写真などが貼ってあるアルバムをめくってみました。
その中でも1993年に撮ったドイツの写真が非常に印象的でした。
2月、3月とドイツに滞在したときのものですが、
当時は当然フィルムのみで撮っていました。
何枚撮ったかは覚えていませんが、かなりのフィルムを消費したのを覚えています。
そしてそのドイツ滞在中に現地のお店で現像や焼き増しもしてもらいました。
日本からもフィルムを持って行きましたが、ほとんどは
現地で購入したAGFAのフィルムを使っていました。
そのときの写真を見ると、当時のことが思い起こされます。
そしてそれらの写真に自分の原点のようなものがあると思いました。
そこにある「くすみ」など本当に好みで、
これらを見たときに何度も「フィルムは良いなぁ」と口にしていました。
そういえば現地で焼き増ししてもらったものは、オリジナルと同じような
発色でしたが、後に日本に帰ってから焼き増ししてもらうと
明らかに色が違っていたのが印象的でした。
ドイツの方が暗く、そして全体的に赤みがかかっています。
日本の方は緑が強く、明るく、くっきりとしていて綺麗な印象があります。
単純に見た目で選べば日本で焼き増ししてもらったものの方を
綺麗だと感じる人が多いと思います。
ですが、どちらが現地の雰囲気を伝えているかという点を意識すれば
ドイツで焼き増ししてもらった方が、その場の雰囲気をよく伝えています。
その国の写真はその国で現像した方が良いと思ったことを覚えています。
やはりその国ならではの「色」があると感じた次第です。
アルバムをそのまま撮ってみました。
色ノイズはアルバムを撮影した時のデジタルのものなので
実際の写真に写っているわけではありません。

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

ドイツ、オーストリアの旅先で何気に撮った写真が好みです。

手作りのケーキ

撮影を終えたあとケーキを頂きました。
手作りのケーキです。どうもありがとうございます。
撮ったばかりの写真を見て色々と話しながら
美味しいケーキを頂くのは本当に楽しい時間だと思います。

ケーキ

写真を見ていると、反省ではなくて
こうすると面白くなるかもしれない、という
また別のアイデアが出てきます。
撮影は一度で終わるわけではないので
そういったアイデアを次につなげていきたいと思います。
ところで私もよくケーキを焼いていましたが
最近は生チョコばかり作っています。
口に入れると直ぐにとろけるような
そんなものを目指して作っています。

生チョコ

レシピの分量や作り方を変えるなどして
そういったものを作ることが出来たのですが
口に入れると直ぐに溶けるだけでなく
手で持った時点で溶けてしまうものが出来てしまいました。
美味しいことは美味しいのですが
なかなか納得いくものを作るのは難しいです。
何事も色々と経験が必要ですね。

撮り方

先日と同じような自分の設定で写真を撮ってみました。
同じカメラとレンズを使っても、天候などによって
同じような描写にはなりません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

自分の中で一つの設定が出来ると、
そこから自分の中に新たな面が出てきたように思います。
「好みの変化」というわけではありませんが
少し別の角度からのアプローチといった感じでしょうか。
次の撮影で試してみたいと思います。
やはり撮影は奥が深く、無限の可能性があります。
そこが写真の面白いところでもありますね。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年記念ガラ

以前も同じような

催しの記事を書きました。
ザールラント州立バレエのドンロン・ダンス・カンパニーが10周年を迎えました。
以前の記事の会場はアルテ・フォイアーバッヘ劇場でしたが
今回は州立劇場で10周年記念ガラが催されました。
記念ガラ公演は一度のみで、チケットは販売開始時点で
直ぐに完売になってしまった催しです。
それだけ招待客が多かいのか
それともバレエファンが多いのか分かりません。
直ぐに売り切れてしまったので私も諦めていたのですが、
運良く観ることが出来ました。
開演前の劇場正面には赤絨毯が敷かれ、生演奏がありました。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年ガラ

開演は午後8時。その少し前の劇場前です。
正装している人が多く見られます。
バレエファンと言うよりはバレエ関係者かもしれません。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年ガラ

公演の表にも「10周年記念ガラ」の文字があります。
そういえばこの日の記念公演は劇場総支配人だけでなく
州政府大臣やヨーロッパ議会の議員など
政治家も多く出席していたようです。
それにしてもこのレンズ、最も気に入っているレンズの一つですが
こういったものを撮るとグルグルボケが出て、少し気になります。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年ガラ

カーテンコールの時。
この公演では過去にドンロン・ダンス・カンパニーに所属していたダンサーも
出演していました。
この時、観客もかなり盛り上がって、
観客が一体となった早い手拍子のような拍手となりました。
叫んでいる人もいます。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年ガラ

公演は2度の休憩を含む4時間の公演で午前0時に終わりました。
それからパーティーが開催されるようです。
途中雨が降っていたようで、外に出ると空気が冷たく感じられましたが
熱気ある劇場から出た時は
その冷たさが少し心地良く感じられるほどでした。
劇場の壁に大きく「10周年」の案内があります。

ドンロン・ダンス・カンパニー10周年ガラ

出演者の方も長い公演でお疲れ様でした。
非常に楽しいイベントを観ることが出来、色々と感謝感謝な夜でした。

マインツァー通りのお祭り

市内中心部に近いマインツァー通りでお祭りがありました。
ただこれまではStrassenfest(直訳すれば「通りのフェスト」)ということで
マインツァー通りを歩行者天国にしてのお祭りでしたが、
今回はHoffest(「中庭のフェスト」)となって
通りではなく、建物の中庭を使ってのお祭りとなりました。
通行止めにされていないので
一見するとお祭り的な雰囲気はそれほど感じられません。

マインツァー通り

歩道が広い場所では通りにもお店が幾つか出ていました。

マインツァー通り

マインツァー通り

普段は住人しか入ることが出来ない建物の中庭で色々な催しがなされています。
反対側から見る建物も趣があります。

マインツァー通り

蚤の市が開かれているところがありました。

マインツァー通り

この場所では幾つかの音楽イベントやダンスイベントが催され、
子供が参加するプログラムもあったようです。
今は地面にお絵かきしています。

マインツァー通り

ここではコンサートがありました。

マインツァー通り

普段、入ることが出来ない場所に入れるのは
やはり楽しみがあります。
会場となっている色々な建物の中庭を回りました。
そういえばマインツァー通りから伸びる通りに噴水がありますが
この日は白い泡が溢れるようになっていました。
もしかすると薬を入れて清掃していたのでしょうか。

マインツァー通り

この泡は手で取っても形が崩れなかったので
雪のように手にして写真を撮っている人たちがいました。

マインツァー通り

マインツァー通りのお祭りは、一つの通りだけで開催されている
地元密着的なお祭りですが、そういったものは新たな発見もあって楽しいですね。
またこのようなお祭りがあれば覗いてみたいです。
まだまだ知らない世界がそこにはあります。

フィルム写真を

友人がフィルムカメラで撮影した写真、それがプリント出来たというので
見せてもらいました。
写真にはそこにある空気がそのまま写っているといった感じでしょうか。
何気ない風景の中にある美しさが感じられます。

ステーキ

ところでちょうどお昼時だったので近くのお店へ行きましたが
この日は「ステーキの日」となっており
数種類あるステーキ(サラダ付き)がいずれも安くなっています。
いつもはもっと高い料理ですが
この「ステーキの日」の場合は飲み物を合わせても
1500円ほどなので、それ目当ての客も多くなります。
これだけでかなりお腹いっぱいになります。

ステーキ

それにしてもやはりフィルムの写真はいいですね。
この食事時にもまた見せてもらいましたが、やっぱり良いです。
この日は何度も「フィルムはいいなぁ」と口にしていました。
改めてそう感じた一日でした。
私も今、ネットオークションで希望のカメラを探しているのですが
なかなか見つからないといった状況です。