部屋にあるラヴェンダー

部屋にラヴェンダーの鉢があります。
オールドレンズでそれを撮ってみました。
窓の外の光によって少し印象も違ってきます。
ラヴェンダーを撮ったと言うよりは
ラヴェンダーを前にして後ろにある光を撮った
といった感じでしょうか。

ラヴェンダー

ラヴェンダー

ラヴェンダー

こういった色合いを見ると優しさのようなものを感じます。

クラシックカーのラリー

以前も同じイベントがありました。
記事を見てみるとほぼ1年前です。
あれからもう一年が過ぎたと思うと時間が経つのが本当に早く感じられます。
前回は車が走るその側で写真を撮りました。
低い位置からや流し撮りをしてみましたが
今回は家の中から窓越しに撮ってみることにしました。
オールドレンズやデジタル用のものを変えながら撮ってみましたが
窓越しと言うこともあって、同じ石畳でも色が違っています。
アイスクリーム屋さんのテーブルが道の両脇に出ています。

クラシックカー

この先にゲートが設けられ、そこをくぐって車は走っていきます。
その際、車は説明を受けながらゲートをくぐるので
その説明を待つ間、少し渋滞のようになります。
アイス屋のお店の人も車の間を歩いています。

クラシックカー

写真を撮る人だけでなくドライバーに話しかける人もいます。
普段はあまり目にしないクラシックカーを目の前で見られるとあって
興奮している人もいるようです。

クラシックカー

クラシックカー

クラシックカー

クラシックカー

クラシックカー

クラシックカー

クラシックカー

家の中から見ているとエンジン音が反響して聞こえ、
間近で見るのとは少し違った迫力が感じられます。
コンサートホールでオーケストラの演奏を聴くのに
最前列で聴くのと最後尾で聴くのでは聞こえ方が違いますが
それに似た感じでしょうか。
いずれにしても人々の車に対する興味や関心、愛情が見られたような気がします。

中央駅へ

ザールブリュッケンに遊びに来た友人を見送りに行きました。
駅には余裕を持って到着したので
構内にあるカフェで時間を過ごしました。

中央駅

フランス・パリからやってきたドイツのICE(都市間超特急)です。
車掌はSNCFのマークの付いた帽子を被っているので
フランス国鉄の方が務めているよう。

ICE

車両にはフォルバック・ロレーヌの文字が見えます。
独仏でドイツ側の国境がザールブリュッケンであるの対し
フランス側の国境がロレーヌ県フォルバックという街です。
フランクフルトとパリを結ぶドイツ鉄道はその区間を通っているので
この名前はフランスのドイツ側に対する
アピール的なものになっているのかもしれません。
電車に乗った友人を外から探しましたが
日中、外からは見えにくい構造になっているので
見つけられませんでした。
電車がホームを出て行く時は電車に手を振りました。

ICE

街中に戻ってくると大きな犬を連れた人が歩いています。
手前の人の手にピントが合ってしまいました。

犬

信号待ちでカメラのモードダイヤルを
絞り優先からシャッター速度優先に変えて
流し撮りをすることがよくあります。
この日も同じように変更して走ってくる自転車に合わせました。
しかしシャッター速度は1/400秒になっていました。
何か別の時にそのような設定にしたのでしょう。
自転車にはピントが合って流し撮りにはなっているものの
背景はほんの僅かしか流れていません。

流し撮り

空が綺麗です。

空

今回、友人が遊びに来ていた期間は天候に恵まれて良かったです。
それにしても本当に楽しい時間でした。
またお待ちしております。

日が沈む前の散歩

ザールブリュッケンに遊びに来た友人と一緒に
日が沈む前の街を歩きました。
ちょうど夕食時でしたが、私も友人もお腹がすいていなかったので
軽く食事できる場所を探しながらの散歩となりました。
ザール川沿いを歩いています。
このアム・シュターデンの場所では
それぞれがそれぞれ自分の時間を過ごしているのが分かります。
何人かで喋っている人もいれば
お酒を飲んでいる人、本を読む人、寝る人、ギターを弾く人もいます。

アム・シュターデン

逆光でこういった効果を狙って撮影してみました。

アム・シュターデン

逆光時に出るフレアなどは表現として使えると思います。
個人的には好きな描写です。
その方が眩しさや光の強さが感じられる気がします。
影を意識して。

アム・シュターデン

光を意識して。

アム・シュターデン

結局この日は家の直ぐ近くのドイツ料理に行きました。
それほどお腹がすいていないにもかかわらず、
メニューを見ているとステーキが食べたくなりました。
美味しかったこともあり問題なく食べてしまいましたが、
その前の散歩が良い運動になったのかも知れません。

遊びに来た友人と

ザールブリュッケン

ザールブリュッケンに遊びに来た友人と
食事をする場所を求めて街中を歩きました。
気温が25度を超え、日差しも強かったにもかかわらず
その暑さと風が気持ちよいのか
どのお店も外は人で一杯です。
店内だと少しは空いているようなので
お店の中で食事をすることにしました。

ステーキ

次の日は普段より早くに目が覚めました。
既に陽が出ているようですが
街はまだひっそりとしています。
それにしても空の濃い青が印象的です。

ザールブリュッケン

この日もザールブリュッケンの街を案内しながら
食事をする場所を探しましたが
この時は以前から気になっていたお店に入りました。
イタリアンです。

イタリアレストラン

そしてその後はアイスクリームを食べにカフェへ。
建物の中庭にもテーブルが並んでいる場所で
個人的にお気に入りの場所です。

カフェ

友人と話していると、あっという間に時間が経ってしまう気がします。
時が経つのも忘れて喋っているといった感じでしょうか。
友人との時間はそれだけ楽しい時間です。

フィルムカメラを持って その5

その4の続きです。
私がお店に現像・プリントをお願いして家に帰る時、
偶然街中でルクセンブルクに連れて行ってくれた友人と出会いました。
これからお店にフィルムを出すところということだったので
あとで一緒に出来上がったものを見る約束をしました。
数時間後、お店に出来上がったものを取りに行きましたが
正直なところ、それほど期待はしていませんでした。
というのは露出オーバー気味が多いと思われるので
白い写真が多いだろうと思っていたからです。
お店のカウンターでどのように写っているか簡単に見てみましたが
露出オーバー気味か完全にオーバーだったにもかかわらず
しっかり写っているので、思わず喜んでしましました。
お店の方も「満足していますか?」と笑顔で聞いてきます。
写りの善し悪しや、写真の切り取り方といったことは問題ではなくて
しっかり写っていたのが本当に驚くことで、また喜びでした。
ネガだったので大丈夫だったのだと思いますが
それでも嬉しいものがありました。
フィルムカメラはデジタルと違って直ぐに確認出来ないので
不便な点もありますが、こういった「待つ」楽しみが良いのかもしれません。

写真

その後、カフェで友人と合流して自分で撮った写真だけでなく
お互いのを見てみました。
こういった楽しみも本当に楽しいです。
そしてカメラやレンズの性能は写真にとって
それほど大きな問題ではないとも思いました。
やはり重要なのは写真の方だと改めて思いました。
そういえば友人とは同じフィルムを使い、同じお店でプリントしてもらいましたが
同じ風景を撮っているにもかかわらず、写真の色合いが少し違っています。
並べて比較してみないと分からない程度ですが
そこにレンズの差があるのかもしれません。
ところで現像・プリントはスピード仕上げでお願いしたのですが
日本円とユーロのレート換算もあるので正確な金額は分かりませんが
感覚的には36枚撮り一本でCD付きだと2500円から3000円といった感じでしょうか。
ザールブリュッケンでもう少し安いお店も何軒かあるのですが
そちらではスピード仕上げがなく、大体1週間ほどかかるようです。
それを意識するとやはりスピード仕上げのあるお店を選んでしまいます。
金額を意識すると日常的にフィルムカメラを使うのは難しいですが
それでも可能ならば毎日フィルムを使ってみたくなるほどに
自分の中ではフィルムカメラの楽しさが出てきたように感じます。
そして写真そのものとの距離感もより近くなるような感覚があるので
機会を作ってこれからもフィルムカメラを使いたいと思います。
その前に自分のフィルムカメラを手に入れることが先ですが。
いずれにしてもこういったことは自分一人だと気が付かなかったかもしれません。
友人に感謝感謝です。

フィルムカメラを持って その4

その3の続きです。
友人に借りたフィルムカメラで撮った写真です。
現像・プリント時にお店でCDにしてもらったデータを縮小しました。
フィルムカメラを使うのはもう何年ぶりか分かりません。
家の中で試しに撮ってみました。
このあと窓掃除をしました。

フィルムカメラ

白飛びするかもしれないと思いながら。

フィルムカメラ

ここからルクセンブルク公国のレミヒとドイツのネニックで撮った写真です。
まずレミヒでの写真です。
レンズは絞り開放値が1.7、カメラのシャッター速度も1/2000秒なので
本来はNDフィルターを付けるべきだと思いますが
持っているものは何れもフィルター径が合わなかったので
構図を意識して露出オーバーにならないようにしました。

フィルムカメラ

絞り開放で被写体にカメラを向けるとカメラの内蔵露出計が
一気にオーバーに振り切れてしまいます。
それを意識しながらシャッター速度と絞りを合わせました。

フィルムカメラ

グルグルボケが出ていますが写りは好みです。

フィルムカメラ

この日は、とりあえず色々と試しながら撮りました。

フィルムカメラ

フィルムカメラ

フィルムカメラ

フィルムカメラ

フィルムカメラ

絞り開放かそれに近いところだと周辺光量は落ちますが
それでも雰囲気があって、何年も前の風景が写っているような気がします。

フィルムカメラ

フィルムカメラ

ここからドイツのネニックの写真です。
そういえばこのカメラで写真を撮っている時に
3度ほど跳ね上がったミラーが戻らない時がありました。
感覚的にはバルブ撮影になっているような感じですが
そういった設定にはしていません。
最初にそのようになった時は
カメラが壊れたのかと思いました。
そして暫くするとカシャッ!と唐突にシャッターが切れました。
2度目、そのようになった時に
その間を数えてみると約60秒あったので
もしかするとタイマーかもしれないと思い
撮影する時にタイマーに触れないよう意識していましたが
3度目が出ました。やはり60秒ほどです。
家に帰ってから友人に借りている説明書を見ると
タイマーは約6秒から約10秒が可能とあります。
写っている写真はいずれも真っ白になっていると思っていましたが
出てきた写真は問題なく普通に写っています。
結局謎のままですが、写りには影響ないので
それもオールドカメラの一つの味と考えた方が良いのかもしれません。

フィルムカメラ

フィルムカメラ

フィルムカメラ

このカメラは多重露光も出来るので何度か試してみました。

フィルムカメラ

フィルムカメラで撮るとデジタルの時とは撮影するとテンポが違ってきます。
一枚一枚丁寧に撮っている気がします。
上で「ミラーが戻らない時があった」と書きましたが
最初は焦ったものの2度目からは焦りもなく
待つことが出来ました。
こののんびりとした撮影のテンポが散歩にはちょうど良いかもしれません。
次回はデジタルカメラを持たずに
フィルムカメラだけ持って行くのも面白そうです。

中央駅へ

ザールブリュッケンに遊びに来た友人を迎えに行きました。

中央駅

友人が乗っている電車の到着まで時間があったので
ホームの端の方まで散歩。

中央駅

アナウンスがあり、予定より早く到着するようです。
この電車はザールブリュッケンが終点です。
電車がホームに入ってきました。

中央駅

友人を探しながら。

中央駅

無事友人と合流。
長旅、お疲れ様でした。

フィルムカメラを持って その3

その2の続きです。
ルクセンブルク公国のレミヒを後にしてモーゼル川の対岸にある
ドイツのネニック(ネンニック)を訪れました。
今回の散歩の目的地です。
レミヒの人の多さが嘘のように
こちらはひっそりとしています。
まるで時間の流れが違っているようです。

ネニック

バス停です。
映画などに使われそうな田舎の良い雰囲気が感じられます。

ネニック

ここはレストランのようですが
建物の壁に男性が描かれており下にモザイクと言う文字が見えます。

ネニック

この街は古代ローマの「モザイクの床」で有名な場所です。
今回の散歩の目的はこれを見ることでした。
その敷地内を歩いています。

古代ローマの遺跡

古代ローマ時代の遺跡が見えてきました。
ザールブリュッケンからドイツのトリアーまでの
モーゼル川周辺やその支流であるザール川周辺では
古代ローマの遺跡が幾つも見つかっています。
ここもかつては繁栄した街だったのかもしれません。

古代ローマの遺跡

こちらも古代ローマの遺跡です。
奥の建物の中に「モザイクの床」があります。

古代ローマの遺跡

モザイクの床です。
紀元後1世紀から4世紀頃のものと言うこと。

古代ローマの遺跡

建物の2階から1階を見下ろす構造になっており
1階に降りることは出来ませんが
遠くからでもそのモザイクで描かれたものが確認出来ます。

古代ローマの遺跡

レンズを変えてみて。
説明によるとこれが発見されたのは19世紀とありましたが
これを発見した人は本当に驚いたと思います。
現在のものは修復されていますが
たとえ崩れていたとしても
地面の下からこういったものが出てくれば驚くと思います。

古代ローマの遺跡

友人も何度もレンズを変えて撮影しています。

オールドカメラ

フィルムを交換しています。

オールドカメラ

建物周辺は古代ローマの遺跡が残り、
そのまま公園のように整備されていますが
以前はここで人の交流があったと思うと
少し不思議な気がします。
多くの人がこの場所を通り、ここで会話し、
言ってみれば自分が住む世界とは別の世界、別の次元があるようで
それを感じるのが歴史の面白いところかもしれません。

古代ローマの遺跡

もう一度、ルクセンブルクのレミヒの街に戻って
カフェでアイスクリームを食べてからこの場所を後にしました。
写真はルクセンブルクを走る車の中から撮影したものです。

ルクセンブルク

非常に楽しい散歩でした。
私もフィルムを一本使いましたが
どのような写りになっているのか楽しみです。
友人にも感謝です。