アウグスブルクにて

アウグスブルクで、ある電話を待っていました。
待っている電話がかかってくるまで散歩をしていましたが
目の前を通るトラム(路面電車)を見て
ふと流し撮りをしたくなりました。
流し撮りとは特にスピード感を出すために
移動する被写体を追いかけるようにカメラを振りながら撮影することですが
これは上手くいけば気持ちが良い撮影だと思います。
遠くを見るとちょうど良い具合にトラムが走ってきます。

アウグスブルクでの撮影

カメラを絞り優先モードからシャッター速度優先に変更して
トラムが来るのを待ちました。
背景に歴史ある街並みを残したかったので
30分の一秒で撮影しましたが、背景はあまり流れなかったので
もしかすると20分の一秒でも良かったかもしれません。
シャッター速度など、あと2、3度試せれば、ちゃんと撮れたと思いますが
その前に待っている電話がかかってきました。
運転席には2人いるようです。

アウグスブルクでの撮影

あ、車が。

アウグスブルクでの撮影

最後列にビールを飲んでいる人もいます。

アウグスブルクでの撮影

反対側からもトラムが走ってきて通り過ぎていきました。

アウグスブルクでの撮影

その後、アウグスブルクからザールブリュッケンに帰るべく、
ICEに乗って乗換駅であるマンハイムまで行きました。
ところがアナウンスによるとマンハイムからザールブリュッケンへ走る電車は
脱線事故があって全て運休になったということ。
どうすれば良いか分からなかったので、駅のインフォメーションに行って伺うと
バスや近郊電車を乗り継いでザールブリュッケンに向かって欲しいと言うことでした。
そのときに聞いたのでは、農道を走っていたトラクターが道から転げ落ちたところに
ちょうどICEが走ってきてぶつかり、脱線したと言うこと。
幸い大きな事故にはならなかったのですが、
そこを走る電車全てが運休になりました。
ドイツでは在来線も特急なども基本は全て同じ線路を走るので
その途中で走れなくなれば、他の電車にも影響を与えます。
この日はマンハイムとザールブリュッケンを結ぶ全ての
ICE(都市間超特急)、EC(ヨーロッパ特急)、
IC(都市間特急)、RE(地方特急)、RB(地方列車)が運休になりました。
フランクフルトとパリを結ぶICEはザールブリュッケン経由ではなくて
全線フランス・ストラスブール経由になったと言うことでした。
駅や車内のアナウンスに従って移動しました。
近郊電車に2度乗り換えて、また臨時バスを使って
何とか途中のカイザースラウテルンまで到着できました。
そこで半時間ほど待ちましたが、そこからザールブリュッケン行きの
REが出ていたので、それに乗り、日付が変わる前に家に着くことが出来ました。
写真は夜のカイザースラウテルン駅です。

カイザースラウテルン駅