ドイツ版新幹線であるICE(都市間超特急)は同国内だけでなくフランスも走っています。
逆にフランス版新幹線であるTGVもドイツ国内を走っています。
ドイツ・フランクフルトとフランス・パリを結ぶ路線もその両車両が走る区間です。
停車駅はフランクフルト、マンハイム、カイザースラウテルン、ザールブリュッケン、パリです。
私が住む独仏国境の街ザールブリュッケンはその中間より少しパリ近くに位置します。
ドイツ国内の撮影に行くのにTGVに乗りました。
車体にあるSNCFとは Société Nationale des Chemins de fer Français の略で
フランス国鉄という意味です。
TGVの車内(2等車)はそれほど広くありません。
ドイツのICEや日本の新幹線と比べると、随分狭く感じられます。
特に快適さに関しては日本の新幹線とは比べられないものがあります。
TGVは快適さよりもデザインが重視されているのでしょうか。
しかし私が日本人だから新幹線の方が快適と感じているのかもしれません。
フランス人にはフランス人らしい拘りや考え方があるのかもしれません。
新幹線とTGV、どちらが良い悪いという話ではなくて
そこには、それぞれの国や地域性、民族性、伝統があるだけでなく
日本人とフランス人の体格なども違っていると思われるので
そこは日本とは違うところとして楽しみたいと思います。
いつかフランス国内をTGVに乗ってゆったりと旅してみたいです。
それにしても頭上に重さ30キロ近くあるスーツケースを置くのは少し抵抗があります。
重いものが落ちてきそうな気がします。
足下に置くスペースがないので頭上に置くわけですが
そういったところにも考え方の違いなどがあるようで面白く感じられます。
様々な視点や考え方などを知るということも旅の面白さの一つかもしれません。