バレエを観に

ザールラント州立劇場のバレエが2011/12年の新シーズンプレミエを迎えました。
同劇場のバレエ部門であるドンロン・ダンス・カンパニーは今シーズンの最初の時期に
アジアツアーを行っていたので劇場での初日がこの時期になりました。
またこの日のこの演目は国際バレエフェスティバルの初日でもあります。
開演前には劇場総支配人だけでなく、バレエカンパニーのシェフだけでなく
ザールラント州の文化大臣などの挨拶もありました。

バレエ

写真は開演前に多重露光で撮りました。
シーズンオープニングの作品はバレエと共に舞台上でピアノとチェロが生演奏され、
時には映像が使われているものでした。こういった複合的な作品は
観ていて飽きないもので、そのテーマをより深く感じることが出来ると思います。
様々な方向からの刺激があると言った感じでしょうか。
私も写真と別の何かとの共演で作品を作っていきたいと改めて思ったのでした。

Wildpark その4

前回の続きです。
大きな動物がいる所は広い場所になっていて近くで見られませんが
ウサギなど小動物の場所は小さなオリがあるだけで近くで見ることが出来ます。
その場所では子供連れの姿が多く見られました。
自然の木をそのまま使った彫り物。まるでそこにいるようです。

Wildpark

自動販売機でエサも売っています。

Wildpark

エサをあげました。近くにいる子供たちも興奮しています。

Wildpark

鳥もそれほど大きなオリではなかったので近くで見ることが出来ます。
距離的には触れることも可能ですが、指を入れてけがをしないようにか
指が通らないほどに網が細かくなっていました。

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildparkは野性的に動物を飼育している場所といった感じでしょうか。
広い区域の場合、彼らは何処にいるかわかりません。
動物の姿が見えないところもありました。
言い換えればそこに動物の自然な姿が垣間見られるのかもしれません。
それが動物園との違いだと思います。
場所や動物によっては近くで触れることも出来るので
動物などをより身近に感じることも出来る場所です。
ここは市内からそう遠くない場所なので時期を変えてもう一度訪れてみたいと思います。
冬には冬の表情があるのではないかと思います。

Wildpark その3

前回の続きです。
広い場所で遠くからその姿をとらえるには望遠レンズが役立ちました。
ここでは動物を遠くから観察するといった感じでしょうか。

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

Wildpark

カメラ目線になっている写真も多かったのですが
遠くであってもそれだけ意識させてしまっているのかもしれません。
遠くから観察するだけではなくて、時には近くで見ることも出来ます。
それらは次回に。

Wildpark その2

前回の続きです。
バスを降りたところにWildparkと書かれた看板がありました。
入場は無料で自由に入ることが出来ます。
直ぐに金網が見えてきました。
2重になっています。

Wildpark

Wildpark、ここは野生の動物園のようなもので、
この金網の奥に動物がいるようです。
公園内の幾つかの場所には案内図があり、
「ここの柵の中に何がいる」と紹介されていました。
しかしその範囲が狭くないので、その中の何処にいるかは分かりません。
下の写真では柵の左に何かがいるのが見えます。

Wildpark

直ぐに道は森の中に入っていくようになりました。
薄暗い場所だったので最初は不安もありましたが
多くの人とすれ違いました。
子供連れも多く、子供たちの笑い声が聞こえると
平和な穏やかな場所に感じます。

Wildpark

場所によっては金網に微電流が流れていると言うことです。
そういった場所は2重になっているので、ここは流れていないようです。

Wildpark

この日はスナップで使うレンズと望遠レンズを持って行きましたが、
動物の姿をとらえるには、やはり望遠レンズが役立ちました。
それらの写真は次の記事で。

Wildpark

先日訪れた独仏公園、これは街の中心から見て南西方向にあります。
地図を見ると、反対の北東にはWildparkというものが見えます。
それほど広い場所ではないようですが行ってみることにしました。

Wildpark

初めての場所だったのでバスで訪れました。市内からは10分ほどでしょうか。
最近、花の写真を撮るために独仏公園へ何回か行きましたが、
遠くてそれほど簡単に行ける場所ではないと以前は思っていました。
しかし実際に歩いてみると半時間もかからない距離にあります。
このWildparkもバスに乗っている感覚だと歩けない距離でもなさそうです。
見知らぬ場所は土地勘がなく、歩いてどれほどの時間がかかるか分かりませんが
おそらくこちらも半時間ほどの距離のようです。
次回はバスを使わずに歩いて行こうと思います。

Wildpark

Wildparkの写真は後日に。

独仏公園へ 4

前回の続きです。
花を撮るために独仏公園を訪れたわけですが、
ほとんどの花壇は既に土だけという状況でした。
もう一方の出口そばにあるバラ園に行きました。
が、こちらも時期が遅く、枯れているものが多い状況でした。

独仏公園

ところで私はこれまで花をほとんど撮影したことがなかったので
所有しているものの中で、
どういったレンズがイメージ通りの撮影が出来るかわかりませんでした。
というわけでまずマクロレンズを持って行きました。
ただマクロレンズと言っても等倍ではありませんが。

独仏公園

上の写真、マクロレンズで撮りましたがイメージとは違う写真です。
色々試してみてマクロレンズでは自分のイメージしている雰囲気が
撮れないと思い、結局、望遠レンズを使うようになりました。
望遠レンズを使っていたため、前回の日記で
風鈴とその下にある墓地を一緒に撮影出来ませんでした。
何度か独仏公園へ行って花の写真を撮りました。
撮る前に自分の中にはイメージがありましたが、
やはり初めてで試行錯誤の連続です。
そして撮影しては家に帰ってイメージに近い写真を現像する。
それを意識してもう一度撮影する、といった繰り返しでした。

独仏公園

やはり花の撮影は難しいです。

独仏公園へ 3

前回の続きです。
独仏公園へ花の写真を撮りに行ったのですが、花壇は既に土だけになっていたので
花壇を求めて更に奥まで歩いて行きました。
ところで奥の方には別の入り口があります。
入り口近くだからか人が多くなってきました。
その入り口からそう遠くない場所に木々が立っている場所があり、
その木々の間には数人の人が集まって何やら上を見ています。
視線の先を見ると、そこには幾つもの風鈴がありました。
これは何ですか、とそこにいる人たちに伺おうとしたところ
彼らも、これは何だろう、、、というようなことを言っているのが聞こえてきました。

名誉の谷

その風鈴の木があるのは墓地です。
その中の一つのお墓の上に風鈴があります。
身内の人が取り付けたのか、しかしそれにしては高い場所にあるので
一般人が簡単に取り付けられるようなものではありません。
ここは「名誉の谷」と呼ばれる場所で1870/71年の普仏戦争の戦場でした。
この戦いでフランスに勝利し、ドイツは統一します。
この名誉の谷にはその兵士たちのお墓があり、名誉墓地となっています。
墓地といっても怖い雰囲気はありません。
独仏公園内にある小さな茂みにあるといった感じで
墓地の中や周りは普通に人が散歩しています。

名誉の谷

子供がここで追いかけっこをして遊んでいました。
疲れた子供はそのまま墓石に腰掛けています。
その感覚は日本人にとってはあまり馴染みがないと思いますが
ドイツでは墓地は公園のように整備され、そこで読書やピクニックを
している人も多いので、ドイツの人にとっては墓地でありながら
墓石は単にオブジェ的なものなのかもしれません。

名誉の谷

独仏公園へ 2

前回の続きです。
家から歩いて独仏公園へ向かいました。
直線的に行くと25分ほどで行くことが出来ますが
山を越えなければなりません。
山を迂回していく道は平坦ですが40分ほどかかります。
この日、行きは迂回して平坦な道を歩き、帰りは山を越えました。
独仏公園内は直線的なロープウェイがあり、
それに乗って移動する人もいます。
ただ端から端まで歩いても30分もかからないほどなので
そのまま歩いて散歩をする人が多いです。

独仏公園

この日、この公園を訪れたのは花の写真を撮りたいためでした。
これまで花の写真と言えば街中スナップの中で撮ったくらいしかなく
花を目的に撮影に行ったことはほとんどありません。
先日、友人の先輩がロンドンから来られ、その方のブログを見せていただくと
花の写真が多くありました。単純に花の写真と言うよりは
花に対する愛情を撮ったといった感じでしょうか。
それに動かされ自分でも花を撮りたくなったのでした。
それで市内で大きな花壇などがある公園、独仏公園を訪れたのですが
時期が終わったのか花壇に花はありませんでした。

独仏公園

最初に入った入り口の直ぐ側の花壇に咲いていたものが
数的には一番多く咲いていたかもしれません。
このときは奥に行けば咲いているだろうと言う気持ちがあったので
ここでは撮りませんでした。

独仏公園

独仏公園へ

ザールブリュッケンの街の端の方、つまりドイツとフランスの国境近くに
独仏公園という自然公園があります。
ここを散歩するために車かバスなどで行く人が多いですが
市内中心部から歩けないわけではありません。
というわけで天候も良かったので歩いて行くことにしました。
散歩するために公園に行くと言うよりは、公園までもが既に散歩という感じですが。
その道中に、下の写真のような大きな岩があります。
ここだけでなく、市内には何か所も見られます。

独仏公園

角度を変えてよく見てみると人の手が入っているのが分かります。
かつてここに例えば防空壕的なものや貯蔵庫を作った(作ろうとした)ために
こういった跡が残っています。

独仏公園

独仏公園内にも同じようなものが幾つかあります。
これらはほぼ全てが第二次世界大戦時の対フランス用防御施設です。
こちらから見るとコンクリート製の構造ですが、
反対側から見ると木が植わって自然の高台のように見えるので
敵からは気づかれにくいようになっています。
この場合、向こう側がフランスというわけです。
因みに実際の国境はもっと先にあります。

独仏公園

独仏公園やその周辺にはこういった対フランスの防御施設跡が幾つも残っています。
現在は特に手入れされることもなく、入り口をふさいで放置されています。
公園のある場所もかつては戦場でしたが
現在はそういった雰囲気もなく、のどかな場所となっています。

独仏公園

映画「告白」

家の近くにある映画館で日本の映画「告白」(監督・中島哲也)が上映されました。
日本語上映でドイツ語字幕です。
ミュンヘンに住んでいた頃、大学の帰りに何度か映画館に行きました。
小さな映画館は曜日などにもよりますが(今のレートで)300円ほどで新作が観られます。
ザールブリュッケンのこの映画館は約600円でした。

映画館

建物入り口は写真に写っていないところにありますが、小さな映画館です。
「告白」のポスターが目を惹きます。

映画館

この映画館はスクリーンが3つあると言うことですが、
その中で中間の約50席あるスクリーンで上映されました。

映画館

客は20人ほど入っていたでしょうか。他は(おそらく)ドイツ人ばかりです。
上映が終わってからも席を立たずに無言で座っている人たちがいましたが
それだけ映画から何かを感じ取ったのかもしれません。
今月末にもう一作品、日本の作品が上映されますが
時間を見つけてそれも観に行きたいと思います。