シェンゲン

友人と行き先を決めないでドライブに出ました。感謝!
以前はフランス・ストラスブールに行き、先日はフランス・メスに行ったので
別の方面へ向かうことにしました。ルクセンブルク方面です。
ルクセンブルクへ行くときに国境のシェンゲンという街の案内板が見えます。
そこに行ってみることにしました。
アウトバーン(高速道路)を降りて、直ぐにシェンゲンの街に入りました。
シェンゲンはルクセンブルクです。

シェンゲン

街の中心を目指して行きましたが、直ぐにシェンゲンを出ました。
入り直して車窓から撮影です。直ぐ近くにドイツとフランスの国境があります。

シェンゲン

シェンゲンと言えばヨーロッパで国境検査なしで国境を越えることを許可する
シェンゲン協定が直ぐに思い浮かびます。その協定が1985年に締結された場所です。
当時はまだ欧州経済共同体EECでした。
ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、オランダの
イタリアを除く5カ国代表がこの場所に集まり締結しました。
写真の右正面に見えているのが条約に関する博物館です。
手前には平和の象徴としてベルリンの壁があり
ルクセンブルク、EU、シェンゲンの旗が見えます。

シェンゲン

大きな柱が見えます。

シェンゲン

地面には参加国のプレートが埋められています。

シェンゲン

柱には星形があり、各国を表したものが作られています。
これはドイツです。

シェンゲン

直ぐ近くに協定に関する碑があります。

シェンゲン

平和の柱。日本語も見えます。

シェンゲン

シェンゲンの街並み。裏側ですが。

シェンゲン

シェンゲン城。現在はホテルです。

シェンゲン

シェンゲン城にある塔。雰囲気がありますね。

シェンゲン

モーゼル川。ここに停泊していた船上で条約が締結されました。
川の対岸はドイツです。橋の中央に国境を示す看板があります。

シェンゲン

シェンゲン協定という名前から、無意識にもう少し大きな場所を想像していましたが
思った以上に小さな場所でした。この場所はドイツ、フランス、ルクセンブルクの国境なので
地理的な理由でこの場所が選ばれたと思いますが、同時に大きすぎない街という
政治的な理由もあったかも知れませんね。
小さな場所でも歴史的には重要な場所で、言い換えれば
ここにも多くの人の見えない思いがあったのかも知れません。