前回の続きです。
ブルク(砦跡)の上、城壁に囲まれた内側には草木が生え、
のんびりとした風景を描いていますが、この砦がその役割を果たしていた頃は
もっと緊張感があった場所だと思われます。
こういった箇所が幾つもありました。
山の上に砦を作ったというより、山そのものを
改造したと言った方が良いかもしれません。
EU旗です。ここはフランスですが、
ドイツ、ルクセンブルクの国境が直ぐ近くにあります。
ブルクから望む街並み。それほど大きな街ではありません。
教会が見えます。大きなブルクが作られ、
街が出来たといった感じでしょうか。
街そのものも防御の一つとして考えられていたのかも知れません。
急な斜面の上にベンチがあります。
ここに座りましたが吹き上げてくる風が強かったです。
斜面にある城壁に向かうトンネルがありますが
当時は柵などもなかったと思われます。
モーゼル川と城壁。
ここを歩いているときに小雨が降ってきました。
考えてみれば、当時は兵士が守る城壁に屋根はあったのでしょうか。
現存(復元)されていないだけで木造の屋根があったのかも知れません。
城壁で守る兵士の気持ちを意識すれば、やる気などが違ってきます。
しかし木造の屋根があれば、もし火矢での攻撃があれば
別の被害が出る可能性があります。するとやはりなかったのでしょうか。
当時のこと、当時に生きた人々のことを考えながら歩くのは
興味深く、面白い時間でした。
続きます。