現像作業

今日は朝から晩までほぼ一日中、写真の現像を行っていました。昨日撮影した写真です。撮影時間は短かったものの枚数が多く、また一枚一枚手間がかかる作業が多く、一日かかってしまいました。しかしここからまた新たに何かが始められそうです。写真は部屋にあるプレーンシェードカーテンです。昨日ほどではありませんが今日も風が強いです。

暴風な一日

今日は強い風が吹き荒れる一日でした。時々雨も降っていますが、風が強いからか、雨雲もすぐに移動していきます。今日は夜からの撮影でした。すぐに欲しい画が撮れたので予定よりもかなり早く終わりました。お疲れ様です。ありがとうございました。

撮影した雲の写真を見ていると、その雲が動いていると感じることが時々あります。写真なので実際には動いていませんが、稀に雲の流れを感じます。言い換えれば一瞬を切り取った中に時間を閉じ込めているということかもしれません。写真の向こう側にある世界を想像してみるのも面白いことです。そこは時間の流れも違っているようにも感じます。

ベルギー

前回の続きです。

オルヴァル修道院で他の客と同じように私も瓶ビールの箱を購入しました。同時に陶器のビールグラス(大、中サイズ)、チーズを購入しました。ビールもチーズもオルヴァル修道院の男性修道士が作ったものです。

一つ一つ手作りだからか、お店で見たときも色合いが少しずつ違っていました。陶器の方が泡立ちが良く、クリーミーな味わいになるので購入しました。

ビールの箱を開けるとオルヴァル修道院の位置が示されています。

瓶6本入りです。

他のベルギービールは温度3度や5度なので要冷蔵ですが、このビールは12度から14度で飲むとあります。つまり常温です。

オルヴァルビール用のチーズです。

1キロあります。ずっしりとしています。オルヴァルチーズの一番の特徴は表面をオルヴァルビールで洗って熟成させているとあります。また修道院でチーズを作っているのはベルギーでここだけで、ベルギーで唯一の「トラピスト修道院チーズ」とあります。

ビールを入れました。準備をしながら写真を撮っている間に泡が減っていきました。ビールを入れると思った以上の重さになりました。

濃厚なチーズと少し苦みのあるビールの組み合わせは本当に美味しいです。ビールもグラスもチーズも購入して良かったです。

ベルギー

前回の続きです。

ベルギーのオルヴァル修道院に着きました。整備された駐車場に車を止めて、中に入りました。入口でチケットを購入します。すれ違う人の多くが箱を抱えていきます。お土産か何かを購入したのかもしれません。チケットを購入して中に入りますが、修道院の建物は現在も使用されているので、中に入ることができません。また敷地内にも入れません。入口を過ぎたあたりにある窓から覗くようになっていますが、広い土地に大きな建物があって、かなりの力があるのが分かります。教会正面のマリア像は17mあるということ。

教会も非常に大きいです。

一般の人たちが入れる敷地にはいくつかの建物があり、その中では修道院に関する映像を流していました。また一つの建物はオルヴァルという名前のベルギービールの資料館にもなっています。

実際にこの修道院でオルヴァルというビールが醸造されています。資料館の映像にもかかわらず、なぜかその映像のビールが美味しく見えました。

オルヴァルの看板など。

今回、オルヴァル修道院で最も訪れたかったのが12世紀ごろの建物跡、廃墟となっている個所です。それほど大きくはないですが、かつての教会跡です。ここでは私の作品のモチーフに使えそうな写真が何枚も撮れました。また雨が降った後で、しっとり感があるのも良かったです。もし快晴ならば濃い影ができたり、場所によっては明るく白飛びしていたかもしれません。また乾燥した石が冷たい印象を与えた可能性があります。曇りで、湿度のある景色が広がっていて、写真的には良かったです。

かつての遺構を見た後、順路は教会になっています。

どうやら地下を行くようです。

途中に階段があり、上まで登るとパイプオルガンの場所から礼拝堂が見られるようになっています。礼拝堂には入れません。

そして地下の箇所には外からは想像もつかないほどの広さの修道院の博物館があり、歴史が紹介されています。

教会を出て、入口に戻ります。

修道院のお店でオルヴァルのビールを購入してザールブリュッケンに戻ることにしました。この記事の最初に皆が箱を抱えていると書きましたが、どうやらビールの箱だったようです。瓶6本入りのものを購入しました。そしてカフェなどに寄ることも考えましたが、どこにもよらずに明るいうちに戻ることにしました。そうえいばこのオルヴァル修道院でも、先日のディナンの城塞でもチケット売り場で、どこから来たのか聞かれました。日本と答えると、日本語のパンフレットが出てきましたが、楽器で有名なディナンはともかく、この修道院はそこまで知られていないように思っていました。実際にどれほどの日本人が訪れるのかは分かりませんが、こういったものが用意されているのは驚きであり、嬉しくもあります。そこまで考えているベルギーに対して自身の中にある距離が近くなったような気がします。

アウトバーンまでは最初と違う道で行きましたが、途中、何か所も道路の状態が良くない場所がありました。大きな穴がいくつも開いています。この写真の場所はそうではありません。並木が綺麗だったので撮りました。

雨が降りそうな空模様です。

ベルギーとルクセンブルクの国境、かつて審査があった場所を通ります。

ルクセンブルクに入国です。

行きに見たフランスの原子力発電所。帰るときには白煙の雰囲気も変わっていました。

ブレてしまいましたが、ドイツの看板。

天気は曇りでしたが、良い小旅行が出来ました。友人には感謝です。この冬休み期間中に2度ベルギーに行くとは考えていませんでしたが、楽しい時間でした。ありがとうございました。

ベルギー

ザールラント州は今日までの一週間、カーニヴァル期間(冬休み)でした。この冬休みの期間中に友人とどこかに行こうとなり、先日、ベルギーのディナンに行きした。しかし冬休み中に時間があれば、またどこかに行こうということで、お昼過ぎから再度ベルギーに行きました。天気は曇りです。

まずルクセンブルクに入国です。国境審査はありません。

遠くに見えるのがフランスの原子力発電所です。ドイツとルクセンブルクの国境近くにあります。吐き出している白煙が空の雲とつながっているように見え、まるで空にある雲の全てが原子力発電所から出たもののようにも見えます。

ベルギーに入国です。先日は看板を撮れませんでしたが、今回は撮れました。

途中でアウトバーンを降り、のどかな道を走っていきます。

今回の目的地はオルヴァル修道院(大修道院)です。到着して驚きました。何台も止められる駐車場があって観光客の姿あります。森の中にある修道院で周りにはほぼ何もないので、一体どのような場所か想像もつかなかったのですが、日本の神社仏閣のように観光地として整備されています。整備された駐車場、予想以上の観光客に驚きながら中に入りました。

続きます。

引き算のカメラ

先日、ベルギーのディナンに行ったときは、ほぼ全てをマニュアルフォーカスで撮りました。改めて感じたのは、写真を撮るペースはゆっくりになりますが、それでも全く問題ないということです。仕事、特に動いている人物を撮るときはマニュアルフォーカスのレンズは難しいと感じるときもありますが、旅行や散歩などでは全く問題ありません。そして35mm判換算50mmの標準レンズが一本あれば、それで大丈夫とも感じました。広角や望遠などが欲しいシーンもありますが、なくても何とかなるという感じです。フィルムカメラのようにゆっくりじっくり撮れれば、それでも面白そうです。と、そんなことを考えていると、いつものようにライカが気になります。モニタのないM10-DにSummilux一本だけで、色々なところに行きたいです。動画も連写も必要なく、何でも撮れる現在のカメラから色々と引き算していって最低限だけというのが撮影に集中できて良いかもしれません。。。といっても富士フイルムX-Pro2にmitakonの組み合わせも気に入っています。

レストランに

久しぶりに友人と食事に行きました。思い返してみると、今年初めての外での夕食です。3月の頭になるまで一度も夜は外で食べていません。このレストランに来たのも一年ぶりくらいです。ピザの大きなお店ですが、シュニッツェルとパスタを注文しました。ところでカメラは富士フイルムX-T3ですが、カラークロームエフェクトという機能があります。「従来よりも深みのある色再現、階調再現が可能です」と説明にはあります。それを「強」に設定してサラダとデザートのアイスを撮りました。アイスの方は少し鉄さびのようにも見えます。ところでこのお店は人でいっぱいで偶然入口そばのテーブルだけが空いていたのでそこに座りましたが、絶えず客が入ってきます。そして一杯だとわかると、ピザを注文して持ち帰る人が多くいました。食事をしている間だけでも20、30人はいたかもしれません。特にピザの大きさが人の目を引きますが、やはり味が美味しいから人が来ているようです。美味しい食事と楽しい会話で良い時間を過ごすことが出来ました。

ディナン

前回の続きです。

城塞からディナンの街に下りてきたときに次にどこに行くか考えました。観光地図によると1,5km先にレフ修道院があり、レフ川が地図に載っています。というわけで、レフというビールの発祥地であるレフ修道院に向かうことにしました。

赤いポストが印象的です。

ビール街道の看板があります。

1,5kmは歩いてそれほど遠くはないですが、なかなかその場所につきません。地図を確認するなどして歩きました。こういったところが旅の面白さでもあります。レフ修道院に着きましたが、中には入れません。礼拝堂の扉が開いており、身廊手前までは入れました。外にはビールの装飾があります。

レフ修道院の教会の塔。

レフ修道院のマリア像。

ところで地図にあるレフ川が周りを歩いても見当たりません。昔、ビールが作られたとき、その川から水を汲んだのかもしれません。それを思うとビール、レフの源であるレフ川を見てみたいと思いました。もしかすると今は地下になっているのかもしれない、と話しながら、時間的に帰るころになったので、近くの橋を渡りました。その時にムーズ川に流れる小さな出口がありました。おそらくこれがレフ川でしょう。これなら地上からは分かりません。

ディナンの街を遠くに見て。

靴を使った面白い装飾。

ディナンの街が近づいてきました。非常にのんびりとしています。ところで今回の旅はほぼ全てをマニュアルフォーカスのレンズ、mitakon 35mm F0.95でフィルムシミュレーションACROS-Rで撮りました。絞り開放の面白さを意識して、ほとんどが絞り開放です。教会やサクソフォーン博物館では記録的に広角レンズを使ってカラーで撮りましたが、基本はマニュアルフォーカスでモノクロです。周辺光量落ちなどが面白いです。撮影は全てRAWなので、このブログ用にカラーで現像しなおしました。

ディナン市内のスーパーで現地のビールを含め4本のビールとワッフルを購入しました。そしてザールブリュッケンに戻ります。最初に通った岩の場所です。今度は岩の外側を走ります。

ルクセンブルクからドイツの国境を越えたときに綺麗なグラデーションが見えました。

午後8時ごろ、ザールブリュッケンに到着。非常に楽しい旅が出来ました。友人には感謝です。どうもありがとうございました。