今日は聖体祭でザールラント州は祝日です。
午前中、家の外では何やら演説のようなものが聞こえていました。
暫くすると音楽の演奏が始まり、人が大勢歩いている声が
窓の下から聞こえてきました。
覗いてみるとパレードが行われているようです。
おそらく近くの教会まで続くのでしょう。
聖職者が歩いています。
その後は演奏する人たちが続き、
最後は信者でしょうか。
パレードはそれほど長いものではありませんでした。
その後はオープンカフェなどで演奏されるアコーディオンの音が聞こえ、
普段の休日のような、のどかな雰囲気になりました。
ところでこの聖体祭はカトリックの祝日なので
ドイツではカトリックの州だけが祝日となります。
プロテスタントの州は平常です。
同じ国内で祝日が違うというのは日本では考えにくいことだと思います。
連邦制をとるドイツは統一するまでそれぞれ別の国で
それぞれの宗教や文化がありました。
統一されて一つの国家となった今でもその伝統は生きています。
同じ時間が流れていても隣の街には違う風習がある。
そこにその街の独自性や個性、らしさがあるのかもしれません。
もしかすると違っていて当たり前、と思っている可能性もあります。
同じ国に幾つもの文化や風習があること、
それがこの国の魅力の一つかもしれませんね。
ところでロンドンからザールブリュッケンに来た人からお土産で
イギリス、エリザベス女王の在位60年記念のチョコレートを頂きました。
このチョコレートを見てもその盛り上がりが感じられそうです。
どうもありがとうございます。