友人のシネレンズ

友人が新たにオールドレンズを手に入れたというので
カフェで見せてもらいました。
シネレンズ、フィルムムービーカメラ用のレンズですが、
フランスのアンジェニューです!
15mm、F1,3のレンズで「PARIS」と彫られているのが
どことなくお洒落といった感じです。
それにしてもシルバーのレンズは格好良いです。

アンジェニュー

カメラにも合っています。
カフェのテーブルにさりげなく置いてあるのが
お洒落のようにも感じます。

アンジェニュー

早速、ためさせてもらいました。
レンズのイメージサークルとカメラの撮像素子の大きさが違っているので
写真で撮ると周囲がけられてしまいます。
それがマイクロフォーサーズマウントのカメラで使う際に出るこのレンズの特長の一つです。
オリンパス・ペンでアスペクト比を正方形にして
中央部分だけを切り取るのも良いと思いますが
やはりけられた方がこのレンズ独特の面白さがあるように思います。
絞り開放だともっとふわふわでグルグルボケも出るかと思っていましたが
被写体にもよるのか、思った以上に良く写る印象です。

アンジェニュー

クロスプロセスの方がより雰囲気が出るような気がしました。

アンジェニュー

そしてあえてピントをずらした方が味が出るような気もします。

アンジェニュー

この周辺のけられがあれば何か覗いているような雰囲気になるので
それを意識して撮るのも面白いかもしれません。

アンジェニュー

その後、友人宅でこのレンズで撮った写真を見せてもらいました。
絞り開放では独特の柔らかい世界がありますが
絞れば非常にシャープで驚きました。
使い方によっては様々な表現が出来るレンズかもしれません。
少し絞って撮ってみました。

アンジェニュー

オールドレンズは現代のレンズ性能で見ると
数字的には劣っている部分があると思いますが
逆にそのレンズでしか撮れない世界があります。
それを意識すれば、表現の幅も広くなると思いますし
何より撮った時の驚きや面白さがある気がします。
やはりオールドレンズは楽しいですね。