OM-1

ネットオークションでようやく求めていたカメラを入手することが出来ました。
オリンパスのOM-1です。
このカメラは機械式で電池が必要ありません。
(露出計を使用するなら電池が必要です。)
これより後に発表された機種は便利になっていますが
それよりも不便なマニュアルでの撮影の方が面白いかもしれません。

OM-1

今の時期、このカメラに限らずオークションに出品されている
オールドレンズやカメラの数が少ないような気がします。
そして落札金額も、数が多く出ている冬の時期より
随分と高くなっている印象があります。
逆に業者が出しているものは、「即決」が多く
時期にかかわらず、それほど金額は変わっていないような印象です。
今回は非常に状態の良いOM-1を業者から即決で購入できました。
外観は目立った傷もなく綺麗です。
マクロレンズ付きです。

OM-1

OM-1は大きく分けて5世代あるようです。
ワインダー取り付け用の接点がないのと
製造番号から見るとOM-1の前期型、つまり第一世代のようです。

OM-1

裏蓋を開けてみました。
開けるとフィルムが入っていてびっくりしました。
購入したところが業者だったので
サービスで入れてくれていたのか
それとも業者の手に渡った時に既に入っていたフィルムでしょうか。
しかし業者が清掃していることを考えると
前者のような気がします。
とりあえずこのまま使って見ることにしました。

OM-1

そして驚いたことに3つの中間リングも付いてきました。
おそらく業者が“おまけ”として入れてくれたのでしょう。
純正ケースや純正キャップなども付いています。
このカメラはマクロレンズとセットだったので
前の所有者はこの中間リングも一緒に使っていたのかもしれません。
しかも非常に綺麗です。カメラのストラップを付ける三角環にも
本体を気づけないようラバーがあります。
本当に大切に使われていたようです。

OM-1

早速友人に連絡し、カフェで会いました。
友人はパンケーキ付きのペンタックスK1000を持ってきていました。

フィルムカメラ

その後、夕方の街をカメラを持って少し散歩しました。
撮影中、私のOM-1のシャッターが切れなくなりました。
本当に焦りました。
家に帰ってから裏蓋を開けてみると、なんと、フォルムが切れています。
無理してフィルムを巻き上げたせいだと思います。
フィルムカウンター的にはまだ撮影枚数がありましたが、
このカメラは裏蓋を閉めるとカウンターは自動的にスタートに戻ると言うこと。
つまり家に届いて裏蓋を開けて、再度閉めた時点で
スタートに戻っています。
その前は何枚撮られていたか分かりません。
家に届けられるまでに何枚か撮られていたかもしれません。
私はそんなことを意識せず、新たなスタートから数を数えていました。
だからまだ撮れると思っていましたが
実際はそれほど撮れなかったのかもしれません。

OM-1

カメラが壊れてしまったかと焦りましたが
次に新しいフィルムを入れると最後まで問題なく撮ることが出来ました。
OMのレンズも幾つか所有しているので
しばらくこのカメラで使っていきたいと思います。
いずれにしても大切にしたいカメラです。

OM-1

フィルムカメラでの撮影はデジタルよりもテンポが遅くなりますが、
被写体に向き合う時間は長くなるような気がします。
そして被写体の求め方も違っているような気がします。
これからも時々はフィルムで撮影していきたいと思います。