紅葉のホワイトバランス

黄葉(紅葉)を撮るときは、そのオレンジ色を強調するために
ホワイトバランスを6000kから6500Kで撮影します。
モードでいえば「曇り」や「日陰」でしょうか。
しかし日暮れ時の直接的な眩しい光がない場合は
逆に3500K-4000Kにして、コントラストを強めにすると
色が多く、少し違った紅葉が撮れます。
この写真は3800Kです。

ザールブリュッケン

実際、人の目では、ここまではっきりとした色で見えているのではなく
少し暗く、落ち着いた風に見えていますが、
それをカメラを使って演出するのは面白く、奥が深いと言えます。
ホワイトバランスを何にするか、露出をどうするか等
正しい答えはなく、その都度、状況やどのように見せたいかで設定します。
そこに写真の面白さの一つがあるかもしれません。

クリスマスマルクト準備中

今週の初めにクリスマスマルクトの準備が始まりました。
ドイツの他の街では既に始まっているところもありますが
ザールブリュッケンは21日からです。
今はお店の飾り付けをしている時期でしょうか。
来週から始まるクリスマスマルクト、毎年同じ場所に同じ屋台が出ており
その点では新鮮味はないかもしれませんが、それでも毎年楽しみです。
個人的には、今までは玄関を出るとマルクトといった感じでしたが
街中から引っ越しをしたので、今年は訪れる回数が減りそうです。
その分、一回の楽しみ方も変わるかもしれません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

晴れ間

午前中は強い雨が降っており
天気予報でも一日中雨とあります。
しかし午後には雨も上がり、少し気持ち良さもありました。
雨が降ったおかげで空気が綺麗になったのかもしれません。
友人宅へ向かうとき、建物の角を曲がると
綺麗な青空が出ていたので、思わず立ち止まって撮りました。
何か久しぶりに晴れ間を見た気がします。

ザールブリュッケン

ACROS

昨日の続きです。
最近のカメラには、どの機種にもモノクロ撮影モードがあります。
それが単純に彩度を落としただけなのか、それともそれ用に調整してあるのか
おそらく機種毎に違うと思います。だたあくまで個人的な印象ですが、
いずれの機種も黒と灰色、灰色と白が50対50でバランスよく調整されているように感じます。
しかし富士フイルムのフィルムシミュレーション”ACROS”は
そのバランスが60対40くらいになっており、黒と灰色の方が
情報が多い様に感じられます。
つまりシャドー部分の色が豊富だと感じます。

撮影

撮影

この黒の深さ、灰色と黒の間にある色の多さ、
何度見ても素晴らしい!と感じます。

ACROS

写真を見るとき、人それぞれ見ている環境が違っています。
例えば光の種類、その色温度、モニタ等の環境、視力、好み、
心理的状況などによって、同じ写真でも見え方や感じ方が違ってきます。
それを踏まえた上での、あくまで個人的な感想です。
自身で撮影した写真の中に何枚かツボにはまる写真があります。
それは光であったり、構図や被写体、またはカメラの性能や
描写であったりします。
この写真は一部を切り取っていますが自身にとってまさしくその一枚です。

撮影

左に写るカメラの金属の質感やくすみ、人の肌や唇、
その光の回り方など、黒から灰色にかけての色が豊富で
凄いの一言につきます。写真はモノクロですが
まるでカラー写真のように色があります。
その美しさから、この写真は何分、何十分どころか
一時間以上観ていても飽きません。
ここまで階調豊かな黒が出るなら、
モノクロ撮影時の露出の幅が広がりますし、
より冒険も可能です。
つまりそれだけ表現の幅や可能性が広がるのと同時に
撮影の楽しみも増します。
改めてFUJIFILMのフィルムシミュレーション”ACROS”は素晴らしいです。

撮影

風邪気味

少し風邪気味です。
このところ最高気温も10度以下で寒い日が続いています。
しかし寒いけれど、まだそこまで寒くないという気持ちがあるからか
まだ完全防備といった服装で外には出ていません。
そういった気持ちの油断があるのかもしれません。
皆様も風邪にはお気をつけください。

ザールブリュッケン

友人を

久しぶりの晴れです。
風は少し冷たいですが、晴れているからか
その風が気持ち良く感じられます。
青空の中に見える黒いものは鳥です。

ザールブリュッケン

午後ですが、太陽の位置が高くないので影が長くなっています。

ザールブリュッケン

光は既に冬のようになっています。

ザールブリュッケン

今日、友人をお茶にご招待しました。
引っ越しを手伝ってくれた友人以外で新居に人を呼んだのは初めてです。
以前の家に住んでいたとき
最後に遊びに来たのも今回の友人なので、
何か連続した繋がりのようなものを感じます。
ケーキを何か焼こうと考えてモンブランを作りました。
ネットで見つけた新しいレシピを参考にしましたが
最初はお皿に直に載せると、栗のクリームの重みで
ケーキがつぶれているように見えました。
そこでもう一度、カップケーキで下地を焼きましたが
思った以上に堅く焼き上がり、上に栗のペーストを載せても
その堅さは柔らかくならず。食べられないことはないですが失敗です。
材料がなくなったので、午後にスーパーに材料を買いに行きました。
そしてもう一度、下地のカップケーキを焼きました。
今度は上手くいきました。

ケーキ

それ以外にバターケーキを焼きました。こちらはシンプルなものですが、
レシピ通りの温度だと中まで上手く熱が通らず、結局2度焼きました。
これらの結果、モンブランは幾つも出来ました。
失敗作も多いですが、暫くはモンブランを楽しむ日になりそうです。
友人とは楽しい時間を過ごすことが出来ました。

コンサート

今日は以前より楽しみにしていたコンサートに行きました。
ザールラント州立オーケストラでソリストがヴァイオリニストの諏訪内晶子さんです。
街中にも印象的なポスターが見られます。

ザールブリュッケン

諏訪内さんが弾くからか今日のコンサートには多くの日本人を見かけました。
フランス・パリからも聴きに来られた方もおられます。
プログラムはグリンカ作曲「ルスランとリュドミラ」、
チャイコフスキー作曲ヴァイオリン協奏曲、
エルガー作曲「エニグマ変奏曲」で
何か色々と詰め込んだ鍋のような印象でした。
その中でも諏訪内さんの弾くチャイコフスキーは圧巻でした。
観客の盛り上がりからもそれが感じられます。
そしてコンサートのアンコールとしてエルガー「威風堂々」が演奏されました。
良くも悪くもこの曲がコンサート本編の余韻を消してしまうほど存在感があり、
コンサートが終わった後は「何か凄かったヴァイオリンと威風堂々」といった
感想を色々なところで聞くほどでした。
しかしコンサートはそれでも盛り上がり、多くの客は喜んでいるように見えます。
じっくりと聴き込むようなコンサートもあれば、
楽しめるコンサートもあって良いと思います。
夜は友人の友人がザールブリュッケンに来たので一緒に食事。
久しぶりにドイツ料理を注文しました。
ビールにワイン、楽しい食事を過ごすことが出来ました。

ザールブリュッケン

毎回思いますが、海外では色々な人に出会います。
職業や年齢も様々ですが、そういった人々と話すと
色々な分野だけでなく様々な視点を知ることが出来ます。
今日は有意義な一日でした。

マカロン

ザールブリュッケンはドイツとフランスとの国境に位置することもあって
フランスの文化や影響も受けており
街中にフランス系のチョコレート店やケーキ屋があります。
ドイツのケーキは大きく甘いことが多いですが
フランスのケーキは見た目も可愛く、甘さも控えめに感じることが多いです。

ザールブリュッケン

マカロンも並んでいます。

ザールブリュッケン

マカロンを遠目に見るといつも大判焼きを思い出します。
小豆を煮て和菓子か何かを作りたい今日この頃です。

VSCO

デジタルカメラで撮影したデータにVSCOのフィルムシミュレーションをあてています。
フィルムらしさがあるものもあれば、デジタルらしさが残っているものもあります。
一枚の写真の中に幾つもの時間やストーリーが交差しているような写真が好きです。
柔らかい雰囲気も気に入っています。

ザールブリュッケン

赤が印象的だったので。

ザールブリュッケン

ススキ。ドイツでも時々目にします。

ザールブリュッケン

鳩とかぼちゃの、この間(ま)が非常に良いです。

ザールブリュッケン

一見簡単そうに見えますが、これだけ水しぶきが出るほどなので
それだけ力強さがあるのかもしれません。光が美しいです。

ザールブリュッケン

冬のあじさいも美しいです。

ザールブリュッケン

小さいカメラ一台だけ持って旅に出るのも良いと思います。
このカメラはコンパクトなレンジファインダーなので
デジタルの荷物の中に時々入れています。

ザールブリュッケン

こういったところを歩くと秋の音がします。

ザールブリュッケン