モノクロで

モノクロで表現したいと最初から考えている場合は
撮影もモノクロですることがほとんどです。
ただカメラのモノクロ(モノトーン)設定はあまり好みではありません。
単純に彩度を落としただけといった印象があります。
そしてモノクロで撮るときはレンズも選びます。
これまで色々と試した結果、モノクロで撮るときはこのレンズ!と
自分の中では決めています。
しかしこの日はモノクロで撮影したことのないレンズを使ってみることにしました。
このレンズでもモノクロの撮影はありますが、
撮影の合間にモノクロにしたというだけで、最初から最後まで
モノクロというのは初めてです。
今回はオールドレンズではありません。
撮った写真はその場で確認することなく
とにかく色々と撮ってみました。

モノクロ・ザールブリュッケン

今回使ったレンズは、最近のデジタル用のレンズですが
想像した以上にモノクロでも使えると感じました。
単純に彩度を落としただけというものと違っています。

モノクロ・ザールブリュッケン

ここでは同じ設定でほとんど同じように何枚か撮りました。
しかしこの一枚だけ何故か周辺部分が甘いです。
周辺隅々まで、はっきりくっきり写ることが求められる
現在のレンズでは良くないレンズとされるかもしれませんが
この写真では隅々までくっきり写すことを目的としているわけではないので
これはこれで良いと思います。レンズ性能や画質も大切ですが
それ以上に大切なものが写真にはあると思います。

モノクロ・ザールブリュッケン

一言で黒色といってもその中には様々な黒があります。
単純に彩度を落としただけでは皆同じような灰色になりがちですが、
黒を黒く写してくれるレンズは、モノクロで撮りやすいと思います。

モノクロ・ザールブリュッケン

この日、撮影しているこの方を別の場所でも見かけました。

モノクロ・ザールブリュッケン

最後は信号待ちの時、スローシャッターで白い車を撮りました。
雨雪で濡れて濃い色になった石畳に白い車が映えます。

モノクロ・ザールブリュッケン

PCで写真を見てみると、最初にも触れましたが
予想以上にモノクロ写真だと感じました。
そして自分がモノクロ用と決めているレンズとは
少し違った写りをしてくれます。
本来、モノクロ写真にするときは現像時に色々と調整しますが
今回はあまりしていません。
それにしてもモノクロでの撮影は楽しいです。
暫くこのレンズで色々と設定を変えるなどして撮影していきたいです。