フィルムカメラを持って その2

先日の記事の続きです。
ルクセンブルク公国のレミヒの街を歩きました。
この街はワインが特産ということで、
ローマ神話のワインの神であるバックス(バッカス)像が見られます。
これが全てワインだったらすごいのですが。

レミヒ

最近、レンズを絞り開放で露出オーバー気味かオーバーで撮るのが
自分の中で流行っています。
白飛びしても特に気になりません。

レミヒ

小さな路地の奥に螺旋階段を見つけました。
建物と建物の間に見える青空が窮屈にもかかわらず
螺旋階段のせいか、少しお洒落な場所のようにも感じられます。

レミヒ

街の中心部に近い路地です。
建物の色だけを見ると派手な気がしますが
空の色を意識すると違和感なく風景に溶け込んでいる気がします。
また建物が装飾されているのを見ると
街が裕福だったのが分かります。

レミヒ

レミヒの街では坂をよく見かけました。
坂の街と言えるかもしれません。
ただ「坂の街」と言うならば坂そのものを撮った方が良かったのかもしれませんが
所々石畳の改修をしており、地面には色々なものが置かれてあって
坂らしさが感じられなかったので、こういった切り取り方にしてみました。
それゆえ他の(ブログ用の)写真でも地面は写していません。

レミヒ

上の写真でもそうですが街灯を含めて切り取りたいと思いました。
座ってワインを飲んでいる男性の看板が面白いです。
特に瓶の表現の仕方が良いです。

レミヒ

友人がフィルムカメラとアナログの露出計を使っています。

レミヒ

ピントは合いませんでしたが可愛いです。

レミヒ

ルクセンブルクのレミヒの街を少し歩いた後、
モーゼル川を渡ってドイツに戻り、
本来の目的地である対岸のネニック Nennig という街を訪れました。
続きます。

のみの市へ

友人たちと一緒にのみの市を回りました。
目的はオールドレンズにオールドカメラです。
まず始めにザールブリュッケンから近いザールルイの街を訪れました。
午前10時台に出発しました。
天気は快晴。気温は22度となっていますが少し湿度が高い一日でした。

ザールルイ

ザールルイ

日本語があると自然とそこに目がいってしまいます。

ザールルイ

お店の男性も雰囲気があります。
ザールルイで開催されているのみの市では、
こういった雰囲気や風格ある人が多かったように思います。

ザールルイ

キャデラックが止まっていました。
これは売り物ではないようです。
側にいる男性も興味深く覗いています。

ザールルイ

反対側にはピンク色のキャデラックも。
横に止まっているベンツも
いわゆるベンツというイメージと違っていて味があります。

ザールルイ

背後にはポルシェが。
あくまで印象ですが、白い車の数が日本に比べると
少ないような気がします。

ザールルイ

親子?で覗いています。
そういえば私は一度も中を覗きませんでした。
私にとっては外観やシルエットの方が興味深かったです。
人それぞれ接し方が違うのが面白いですね。

ザールルイ

ザールルイ。ドイツにありながらフランス国王の名前が付いている街です。
そういえばこの写真の直ぐ近くに回転寿司のお店があり、
以前はザールラント州唯一のお店だったので、私も訪れたことがあります。
3年ほど前にザールブリュッケンにも回転寿司のお店が出来てからは
ザールルイの方を訪れていませんがまた訪れてみたいです。

ザールルイ

この辺りはカフェやレストランが建ち並び、絵になる場所だと思いますが
まだ正午頃だったので人もそれほど多くありません。
午後のカフェの時間帯になると
もっとお客さんが多くなるかもしれません。

ザールルイ

その後、ボウスという小さな街で開かれていた
のみの市を訪れました。
そこは規模が大きかったものの
どちらかと言えば各人が家にある使わないものを持ってきたような感じで
ガレージセールのような印象でした。
そしてその後、ノインキルヒェンののみの市を訪れました。
ここも規模が大きく、多くの人が訪れていました。

ノインキルヒェン

最後にザールブリュッケン市内で開催されている小さなのみの市も
訪れてみました。
この日、4カ所ののみの市を回りました。
私は悩んで悩んで悩んで、結局何も購入しませんでした。
友人は蛇腹のカメラとオールドカメラ、レンズ、ケースなどを購入。
いずれも綺麗で問題なく動作します。
別の友人はレンズを数本、購入しました。
のみの市で売られているものは
多くがM42のレンズやカメラでしたが
この日はフォクトレンダーやAGFAのカメラも何度も見かけました。
そういえばミノルタやマミヤもありました。
どのようなものが出ているかは運や縁もあると思いますし
実際に訪れてみないことには全く分かりませんが
その何があるか分からないと言うことが
のみの市を訪れる楽しみなのかもしれません。
今回は縁がありませんでしたが、また訪れてみたいです。

フィルムカメラを持って

友人に借りたフィルムカメラを持って
キリスト昇天祭の祝日、彼が運転する車で国境方面に向かいました。
この記事の写真はデジタルで撮ったものです。
フィルムカメラとレンズ1本以外に
デジタルのカメラ(オリンパス・ペン)に単焦点のレンズ3本を持って行きました。
フィルムのレンズとデジタルのものとは互換性がありません。
アウトバーン(高速道路)を走る車の窓越しに。菜の花が一面に咲いています。

アウトバーン

ルクセンブルクの標識がありました。3000メートル先のようです。

アウトバーン

その国境の手前でアウトバーンを出て目的の街に行きました。
とりあえず昼食を、とその小さな街、正確には村と言った方が良いと思いますが
その街を回りました。しかしお昼を食べられるようなお店が見当たりません。
この街はモーゼル川の直ぐ側にあり
対岸には橋を渡っていくことが出来ます。
その対岸にはレミヒ Remich というルクセンブルクの街があるので
そこで昼食をとることにしました
ちょうど橋の真ん中が国境になっています。
写真はルクセンブルク側から撮ったものですが
橋の上(写真中央)に国境を示す四角い紺色のプレートが見えます。
国境を示すものはそれだけで審査もありません。
そのプレートに気が付かなければ
別の国に入ったと言うことにも気が付かないと思います。
それほど変化がありません。

国境

ここの街には特別何か有名なもの、見るべきものはないようですが
川沿いに多くのレストランが建ち並び、観光地のようになっています。
駐車場は何処も一杯で少し離れたところに車を止めました。
レストランなどが並ぶ場所に向かって歩いて行くと
橋の様子が見えます。左側がドイツで、右がルクセンブルク。
多くの車がルクセンブルク側に渡っているのが見えます。
写真の真ん中の男性が音楽を奏でています。
そののどかな音楽がよりゆったりとした時間を感じさせます。

モーゼル川

モーゼル川沿いを歩いて行きます。
公園のように整備されているのでここにも多くの人がいました。
対岸はドイツです。

モーゼル川

パンを小さくちぎって投げ与えている人を何度も見かけました。

モーゼル川

のんびりとした時間が流れているようです。
久しぶりに晴れたので、多くの人が外に出ているのかもしれません。

モーゼル川

橋の下を通る時にその上にあった標識を見ました。
ルクセンブルク市やザールブリュッケンは右方面、
シェンゲンには直進とあります。
人や物が国境を越えて自由に行き来できるシェンゲン協定が締結された場所です。

モーゼル川

遊覧船が出ていたので乗ろうとしたのですが、
その後の予定を考慮して諦めました。

モーゼル川

昼食をとって少し街を散策してみました。
続きます。

光と遊ぶ その3

先日、光のある写真を撮った時に別のオールドレンズを使えば
面白いものが撮れるかもしれない、と書きました。
その別のオールドレンズで撮った写真です。
少しごちゃごちゃしたものや、こってりしたものなどもありますが
(私が所有している)他のレンズでは表現できないものなので
独特の表現が出来るレンズだと思います。
見方によっては非常に幻想的な世界に見える時もあります。

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

このレンズと光による演出は、
普通に見る世界とは違ってみえるのが面白いです。
そういった点を表現として取り入れていけば
面白いものが創れるかもしれませんね。

フィルムカメラで

今日はキリスト昇天祭で祝日です。
気温は最高17度と少し肌寒いものの
空には青空が広がっています。
友人にレンズ付きでフィルムカメラを借りて
一緒に撮影に行って来ました。感謝!!

カメラ

とりあえず36枚撮り1本、撮ってみました。
明日、お店に出してみたいと思います。
思うようにならない時もあり、使い方で謎の箇所もありましたが、
それでも楽しい撮影でした。
それらの写真は写っているかどうかも分かりませんが
写っていれば近いうちに載せたいと思います。
いずれにしてもフィルムカメラでの撮影は楽しい時間でした。
どうもありがとうございます!

光と遊ぶ その2

先日撮った写真を見て、別のオールドレンズを使えば
もっと面白いものが撮れるのではないかと思い、
再度同じ場所を訪れてみました。
このレンズはピントの山が掴みにくいので
いつもはMFアシスト機能を使っていましたが
この日はそれを使わず撮影してみました。
しかし帰ってから見てみるとピンぼけが多くありました。
このレンズに限っては視度調整しても
あまり効果がなかったようです。
MFアシストを使うと、場合によっては
撮影テンポが悪くなる時があります。
MFアシストなしでも撮れるように頑張らなければ!です。

空

ザールブリュッケン

ザール川

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

噴水に出る虹が綺麗です。
暑くもなく寒くもなく過ごしやすい一日でしたが
アイスクリームを食べながらだと気持ち良く感じられる一日でした。
このレンズならではの写真は
近いうちに載せたいと思います。

人物の撮影

人物の撮影です。
一言で人物の撮影と言ってもポートレイト的なものかコマーシャル的なものか
目的が違えば撮影方法も変わってきます。
同時にカメラの設定も違ってきます。
そして人物の撮影は人形などを撮るのとは違うと思います。
もちろん人形やモノでもその対象が
よりよく見えるよう意識して撮るということは同じだと思いますが
人物の場合は撮影者が一方的に撮るのではなく
撮られる側とのコミュニケーションが大切だと思います。
その中でその人らしさやその人の内面的なものが出てくると思います。

ポートレイト

そしてお互いが同じことを意識していても
撮り手と撮られる側ではその言葉、単語の意味が違っていることもあります。
その意識の確認も必要だと思います。
そういったことがあって人物の撮影は出来るような気がします。
つまり言い換えれば人物の撮影はポートレイトでもコマーシャル的なものでも
撮り手と撮られる側の共同で作っていくものだと思います。
といってもこれはあくまで私の場合ですが。
しかしそこを突き詰めていけば
より自分らしい写真が出来ていくのではないかと思います。
いずれにしても人物の撮影は難しくもあり非常に楽しくもあります。

光と遊ぶ

直接光が当たっているところだけでなく、日陰であっても
光は様々に演出してくれますね。
オールドレンズ1本だけで色々切り取ってみました。

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

時間や天候が違えば同じ場所でも違う風景になると思います。
同じ快晴であっても風の強さや光の強さも違っています。
それらを意識すると同じ光景は2度とないものかもしれません。
一瞬一瞬が大切な時間のようにも思います。

風の冷たい日曜日

日曜日、お店は閉まるので街中は静かになりますが
夕方近くになると散歩をする人やカフェに行く人などが増えるのか
静かな中にも少し賑やかな雰囲気が出来てきます。
しかしそんな日はどことなくのんびりとした印象があります。
午後4時過ぎに時間が出来たので近くを散歩してきました。

先日とは違うオールドレンズを一本だけ持って行きました。
オリンパス・ペンのEVFは購入時に視度調整をしただけで
それ以後一度もやっていませんでした。
調整したのでそれを試す目的もあって歩いてきました。

ザールブリュッケン城

オールドレンズと言っても比較的新しいものは
古いレンズ独特の味は少ないと思います。
性能的にもデジタル用のレンズに近いものがあると思いますが
そこを少しオールドレンズらしさが出るように撮るのが楽しいです。

ザールブリュッケン城

今日は放水もされていません。
撮る時に川もよく見てみましたが、
泳いでいる人も見当たりません。
このレンズも絞ると少し硬くなってしまう気がします。

ザールブリュッケン

そういえばこの日、この場所ではフランス語をよく耳にしました。
遊びに来ている人が多かったのでしょうか。

ザールブリュッケン城

車輪が出ているので着陸態勢に入っているものと思われます。

空

少し風が冷たい中、子供たちが声を上げて走り回っていました。

ザールブリュッケン城

左に見える塔が市庁舎のものです。
街の中心方面ですが、背後に山が見えるので
田舎的なのんびりした場所に感じられます。

ザールブリュッケン

太陽の光が暖かいからか太陽の方を向いて座っている人や
そちらに向かって本を読んでいる人が多かったように思います。

ザールブリュッケン城

ザールブリュッケン城の隣にあるザールラントの州議会場。
普段、建物の周囲には人が多く見られますが
日曜日なのでひっそりとしています。

ザールブリュッケン城

ザールブリュッケン城のテラスから街の方を見る人たち。
風が冷たいのでコートを着ている人もいます。

ザールブリュッケン城

走り回る子供に本を読む女性。
ここにいる女性は2人とも半袖です。
日曜日の午後、のんびりとした雰囲気があります。

ザールブリュッケン城

ザール川の対岸。
こちらものんびりとした空気に包まれているようです。

ザールブリュッケン

ベンチに座って話し込んでいる人たち。
この日の最高気温は15度。
先日は27度だったので少し寒く感じます。

ザールブリュッケン城

誰かが置いていった瓶。

ザールブリュッケン城

少し風があって肌寒く感じられる一日でしたが
天候が良かったせいか散歩をしている人も多く
のんびりとした雰囲気がありました。
このオールドレンズ、非常に気に入っている一本ですが
ピントの山が少し掴みにくいように感じていました。
視度調整をしたおかげで少し見やすくなったように思います。
オールドレンズ、特にこのレンズを使う時は
MFアシストを使ってピントを合わせることが多いですが
今日は一度もその機能を使わず
テンポよく撮影できました。
一度、仕事でも使ってみたいと思います。

突然ネットが

夜のことです。何故か突然インターネットに繋がらなくなりました。
どのページを見ても「サイトが見つかりません」と出ます。
メールチェックをするなど更に調べてみると
どうやらネットに繋がっていないのではなく
日本のサーバに接続できていないことが分かりました。
というのは、ドイツのサイトや海外にサーバがあると思われる
日本のサイトは問題なく繋がりますが
多くのニュースサイトや各ブログサービス、情報系など
ほぼ全ての日本のサイトが繋がらなくなりました。
最初は契約しているプロバイダーの問題かと思いましたが
iPhoneで3G(別の電話会社です)を試してみても
同様に日本のサイトだけ繋がりません。
他の人に伺ってみるとケーブル系のネットを使っているところは
普段通りで全く問題ないと言うこと。
しかしミュンヘンに住んでいる人、
その人は更に別のプロバイダーでしたが
同様に日本のサイトがほとんど繋がらなくなったということ。
つまりドイツのぞれぞれのプロバイダーに問題があるのではなく
言ってみればドイツから日本へのアクセスが禁止されているといった感じです。
結局、夜はどうしようも出来ないので諦めて
朝まで待ってみることにしました。
時々復活はしていたのですが暫くするとまた「見つかりません」になったので
なかなか安心することが出来ませんでしたが
午前中には完全に戻ったようです。
何が原因で繋がらなくなったのかは分かりません。
別のヨーロッパの国であった問題が影響していたのかもしれません。
しかしいずれにしても無事繋がるようになって良かったです。
プロバイダーが原因でネットに完全に繋がらなくなるということは
希ですがあります。
しかし日本のサイトだけ見られなくなるというのは
初めての経験です。
「ネットに全く繋がらない」方が不安が多いような気もしますが
実際にはそれよりも「日本のサイトだけ繋がらない」ことの方が
不便であり、また不安な気持ちも大きかったです。
ネット社会に生きていると改めて感じた次第です。
話は変わって家の近所です。
この近くを通ると甘い香りが漂っています。

ザールブリュッケン

色鮮やかな緑が優しく感じられます。

ザールブリュッケン

こういった場所に行くと
目で楽しむだけでなく甘い香りも感じられて
気持ちも軽くなるような気がします。