夜の散歩

時々雨が降って風が強い一日でした。
夜、風はまだ強いものの雨が止んだので近くを歩いてみました。

ザールブリュッケン

ところで街中をスナップ撮影する時、その方法として
私の場合は2種類あります。
何か被写体になるようなものを探しながら街を歩く場合と
単純に街中を歩きながら撮影する場合があります。

ザールブリュッケン

前者は何か良い被写体が見つかればその場で歩みを止め
構図を考えたりして撮影します。だから歩く速度もそれほど速くありません。
一方後者は歩くのが主でほとんど立ち止まらずに撮影します。
カメラをパッと被写体に向けてそのまま撮るといった感じです。

ザールブリュッケン

今回のスナップ撮影は後者です。
オリンパス・ペンに単焦点レンズを付けて
立ち止まることもあまりなく歩きながら撮影しました。

ザールブリュッケン

基本的に電源は入れっぱなしですが
このカメラは電源が上部に付いているので自動的に切れてしまっても
片手で素早く入れることが出来ます。
そしてシャッターボタンも親指で押します。

ザールブリュッケン

絞り値を変える時もそのまま右手親指でダイヤルを回します。
歩きながらのスナップでは左手は特に何もしません。
右手親指をシャッターボタンに置いて
AFでピントを合わせ、そのまま親指で撮影します。

ザールブリュッケン

最初に設定を決めておけばほとんど右手だけで撮影しています。
この日はISOを最高の12800に設定し、モノクロで撮ってみました。
空に出る整列したノイズは気になりますが
それはあまり重要でない気もします。
同時にこの撮影の時は構図もほとんど重要ではありません。

ザールブリュッケン

歩きながらの撮影は言ってみれば
歩きながら腕時計を見るような感覚でしょうか。
立ち止まることなくそのまま歩きながら撮影しています。

ザールブリュッケン

撮影するリズムが大切です。
このスナップの場合、重要なのは写真と言うより
写真を撮るという行為のような気がします。

ザールブリュッケン

時間的には僅か数分の時もありますが
この撮影が良い息抜き、気分転換になります。

ザールブリュッケン

僅かの時間だけの撮影なので軽装のまま部屋から出ました。
外は雨が降った後なので空気が冷えています。
しかし歩いていると、最初に外に出た時に感じた
空気の冷たさはいつしか忘れていました。

ザールブリュッケン

近所を歩くだけでも日中とは見え方が違いますし、
同じ通りを歩いても
通りの同じ場所を歩いているわけでありません。

ザールブリュッケン

そして風景の中に何かしらの変化を感じる時があります。

ザールブリュッケン

ほとんど歩きながらの撮影なので
ピントが合っていると思っても、PCで見ると合っていない時がありますが
それも歩いていることを感じさせるので良いと思います。

ザールブリュッケン

この日は雨が降っていたこともあって
夜、外に出ている人は数えるほどでした。
週末だと午後11時頃でもまだまだ多くの人が
外でお酒を飲んだりしています。

ザールブリュッケン

風の強いひっそりとした夜の街を散歩しました。

ザールブリュッケン

そんな感じで夜の散歩は終わり家に戻りました。
時間は僅かでしたが良い気分転換になりました。