暖かくなってきた日

ここ最近、暖かく感じる日が多くなってきました。
最近は雪用の靴も全く履いていません。
これは中に毛皮が着いている一般的な冬用のブーツですが
それを履くと暑いと感じるほどなので
それだけ気温が高くなっているのだと思います。
普通の靴を履いても地面から伝わる温度も冷たくありません。
午後、少し時間が出来たので歩いて撮影に行って来ました。
徐々に春らしさが見られるようになってきましたが
鉄道の下を通るとき、少し冬の湿度を感じました。

ザールブリュッケン

友人に電話をすると、彼もちょうど息抜きが必要とのことで
カフェに行こうという話になりました。
ザールバーンが前を走っています
市内では路面電車として、郊外に出るとドイツ鉄道(DB)の路線を走ります。
これでフランスのサルグミーネまで行くことが出来ます。

ザールバーン

木々の様子を見る限り、まだ春は感じられません。

ザールブリュッケン

ですが、気温が高くなったからか市内には人も出ています。
寒ければ立ち止まることも少ないでしょう。
ちょうどお店の前で生演奏をしている人たちがいました。

ザールブリュッケン

友人と出会って街中のカフェに行こうとしましたが
行くところ行くところ何処も一杯です。
暖かくなって人が外に出ているにもかかわらず
まだ雨の予報の日があるのでオープンカフェは出ておらず
その結果として店内が一杯になっているのかも知れません。
運良く入れたカフェで、友人が新たにネットオークションで
落札したオールドレンズを試させていただきました。
本来の写真ならばもう1段か2段絞りたいところですが
絞り開放で鉢に合わせて撮りました。
マニュアルフォーカスでの撮影はやはり楽しいものがあります。

カフェ

それにしても随分と陽が長くなりました。
午後6時でもまだ明るさが感じられます。
これから徐々に春になっていくのでしょうか。

ザールブリュッケン

のみの市

友人と、のみの市に出かけました。(感謝!)
目的はカメラやレンズなどです。
開催されている場所はメッセ会場の駐車場。
友人は前日も別の場所で開催されているのみの市を訪れたそうですが、
規模的にも大きくなかったそうで、そこにはカメラが一台しかなかったと言うこと。
このメッセ会場の方では、どのようなものがあるか楽しみにしていましたが
前日のことを聞いていたのでそれほど大きな期待を持たずに会場を訪れました。
暖かく、気持ちの良い天候です。

のみの市

予想に反して、この場所では思った以上にカメラやレンズがありました。
値段も高くありません。
友人はここでオールドレンズを2本購入。
どちらもオリジナルのケース付きでかなりの美品です。
こういった綺麗なレンズがまだあったというのは驚きです。
のみの市で出品するような人は
ネットオークションをあまり利用していないのかもしれません。
その後、隣のフェルクリンゲンで開催されている
のみの市にも行きました。こちらは大型スーパーの駐車場で開催されています。
今日は晴れていましたが、もし雨ならこういった屋内の方が良いかもしれません。

のみの市

大体何処の出品者も床やテーブルの上に無造作にに並べています。
ここは軍用のものでしょうか。

のみの市

その隣の鉄道模型も人はそれほどいませんが
人気がある場所かもしれません。

のみの市

フェルクリンゲンで開催されているのみの市は出品者が多いにもかかわらず
カメラを扱っているところが2軒だけでした。
しかもそのうち一軒は一台だけ。
しかし、この写真の出品者の所には幾つもあります。
こういった光景を目にすると思わず歩みが早くなります。
友人がここでもレンズを一本購入しました。

のみの市

友人がこの日に購入したものは
何れも状態も良く、しかもかなり格安です。
私は購入したいものはありませんでしたが
昔のカメラなどかなり興味深いものがありました。
特にカメラが大衆化していく過程を見られたような気がしました。
これは現在のデジカメの撮影モードと同じものだと思いますが
あるものはレンズの絞り値が数字ではなく、
人物や風景など絵でレンズに描かれています。
その絵が非常に可愛く感じられました。
そしてオートフォーカス機構付きのレンズはかなり大きいです。
そういったものを見られて楽しい時間でした。
友人の運転する車で街中に帰るとき、
雲の合間から差し込む斜光が見えました。

空

街中に戻ってきて食事をしました。
友人のレンズは購入時にカメラに着けて試しましたが
食事が運ばれてくる前に色々と撮影してみました。
新しいものとの出会いのようでその時間も楽しいものがあります。

レストラン

のみの市は、本当に様々なものが売れられています。
たまにこうやって見てみるのも楽しいものがありますね。

独仏公園での撮影 2

前回の記事の続きです。
モノクロに見えるような写真もありますが
全てカラーでの撮影です。
「凍ったところに入るのは禁止」と書かれていますが
それだけよく凍るのかもしれません。
またドイツでは「自己責任で」と書かれていることもあるので
こういった「禁止」も珍しい気がします。

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

普段、私は鳥を撮ることもあまりありませんが
一つの被写体に向かって撮影するのは本当に楽しいです。
今回撮った写真は、満足行かないものもありますが、
また時間を見つけて撮影したいです。
次にここが凍るのは来年でしょうか。
春には春の、冬には冬の撮影の楽しみがあります。
季節毎に何かしらそういったものがあると
一年中、絶えず撮影出来る楽しみがありますね。

独仏公園での撮影

前回の記事で撮影目的があったので
独仏公園を訪れたと書きましたが
そこの池にいる鳥を撮りたかったのでした。
朝の眩しい光の感じを意識しました。

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

独仏公園

最後の写真は、そのまま飛ぶところでしたが
左側には茂みがあり捉えることが出来ませんでした。残念。

再度 独仏公園へ

前日の夕方に続いて再度、独仏公園へやってきました。
午前中の写真を撮るのが目的です。
午前9時半頃に到着しましたが
その頃でも結構、人がいたのが驚きでした。
朝の散歩を楽しんでいる人でしょうか。
ところでこの公園やその周辺の地名には「谷」という名称がついています。
この独仏公園も谷になっていますが、
実際はそれほど谷という感覚はありません。
しかしいずれにしてもそれに近い場所にあるためか、
市内よりは少し気温が低くなっています。
霜が降りています。

独仏公園

足下にある春の兆し。その周りにも光り輝くものが。
こういった色合いは綺麗ですね。

独仏公園

ここでは早朝らしさが見られました。
遠くには太陽の日差しがあるようです。

独仏公園

独仏公園

独仏公園

この上を歩けばシャク、シャクという音が聞こえてきます。
凍った葉っぱの上を歩いている音ですが
氷の上のようなシャリシャリ感がないのが残念なところ。

独仏公園

突然大きな音が遠くから聞こえてきたので空を見上げました。
旅客機が飛んでいますが、結構低いところを飛んでいるようです。
おそらくザールブリュッケン空港からか、
もしくはそこへ向かう飛行機だと思います。

飛行機

今回の目的地である池の方へとやってきました。
予想したとおり、まだ凍っていますが
端の方は色が変わっていて溶ける前のようになっています。

独仏公園

独仏公園

遠くにはICE(都市間超特急)というドイツ鉄道の列車が走っています。
ザールブリュッケンの次の停車駅は終点パリです。

独仏公園

昇ってくる太陽の方を向いて本を読んでいる男性がいました。
私が池の方を撮影して、次にこの場所を通ったときも
同じようにまだ本を読んでおられました。
太陽の方を向いて本を読むのは気持ちが良いことなのかもしれません。

独仏公園

2時間ほど撮影をして正午前に街中に戻ってきました。
濃い青空に白い建物の壁が映えます。

ザールブリュッケン

街中、正午頃ですが人の影は長いです。
それだけ太陽の位置が低いと言うことでしょうか。

ザールブリュッケン

今日は最高気温が10度を超えました。
いつもの格好では少し暑く感じられるほどで
アイスクリーム屋さんの前には列が出来ていました。
今回の撮影目的だったものに関しては次の記事の方で。

独仏公園にて

夕方頃、時間が出来たので家から徒歩30分ほどの距離にある
独仏公園へと向かいました。
街中の気温は最高6度とここ最近では最も暖かい日です。
外で本を読んでいる人がいました。
その向こうを通り過ぎる女の子がいたので直ぐにカメラを向けましたが
構図を修正する時間がなかったのは残念です。
本を読む女性の背後にあるポールが無ければまだ良かったのですが。
スナップ撮影の時、突然めぐってくるシャッターチャンスは
上手く行けば良いときもありますし、今回のように私のいた場所が
(私にとっての)写真には良くないといったことがあります。
しかしそういった色々な被写体との出会いが
スナップ撮影の楽しいところでもあります。

独仏公園

その直ぐ側にある水のある場所は水が凍っています。
こちらにも暖かい太陽の方を向いて本を読んでいる人たちがいます。
その奥には氷と格闘している女の子がいますが
氷の厚さは結構あるようです。

独仏公園

どのベンチにも人が座っています。
久しぶりに温かい日となったので
散歩する人も多いようです。

独仏公園

Fujifilm X10を使っている人を見かけました。

以前の記事でも書きましたが、こういった公告の効果も出てきているのか
以前ほど知名度のなさを感じることはありません。

独仏公園

足下を見てみるとまだ前の季節の名残がそこにはあるようです。

独仏公園

日陰の所を見ると光が全然当たらないためか
まだ冷たい世界が広がっています。

独仏公園

しかし確実に春は近くまで来ているようです。

独仏公園

目線を前方や上に向けると柔らかい日差しが感じられます。
そして晴れた日の青空とそこにある気持ちよさそうな空気を感じました。

独仏公園

独仏公園

独仏公園

遠くを見ればterというフランス国鉄の電車が走っているのが見えました。
ドイツの国境駅であるザールブリュッケンと
フランスの国境駅であるフォルバッハの間を往復している電車です。

独仏公園

公園内にある大きな池の方にやってきました。
夏の時期は噴水が上がり、その近くには貸しボートで楽しんでいる人たちがいます。
しかし今の時期は表面が凍っています。
子供がその凍った池に氷や石を投げていました。

独仏公園

鳥たちも凍った池の上を歩いていたり休憩したり、
まるで凍った池を楽しんでいるようにも見えます。

独仏公園

帰りは少し遠回りをして帰りました。
線路には眩しい夕陽の光が降り注いでいます。

線路

家からそう遠くない距離にある独仏公園ですが、
ここ暫くは行っていませんでした。
そこまで行く気になったのは
暖かい日差しのせいかもしれません。

ファッシングのパレード 4

ファッシングのパレード

ファッシングのパレード 2

ファッシングのパレード 3 の続きです。
ファッシングのパレード、生演奏はやはり迫力があります。
画面の右にいる男性はパレードが始まったときに先頭を歩いていた人です。
パレードを見守っています。
それにしてもパレードが始まったとき、私は最前列にいましたが、
お菓子をもらいたい子供たちがいつの間にか最前列になっていました。

ファッシングのパレード

ファッシングのパレード

ファッシングのパレード

本当にタイミングの良い一枚です。
ちょうどお菓子を上に放り投げた瞬間ですが
まるで光の花を咲かせたような一枚になりました。

ファッシングのパレード

ザールラントには海がありませんが海賊はいるようです。
もしくは海賊への憧れでしょうか。

ファッシングのパレード

指先まで拘っています。

ファッシングのパレード

ザールラントには民族衣装が無いと聞きます。
それは伝統がないからかもしれません。
しかしこういった衣装を見ると、
これから新たな伝統が作られていくかもしれません。

ファッシングのパレード

パレードの直ぐ後にはお菓子を拾う人たちが続きます。

ファッシングのパレード

ファッシングのパレード

暫く後ろには清掃車が同じように進んでいます。
それにしても、このお父さん、目立っています。

ファッシングのパレード

何故かそのあとにはビールを持った人たちが。
楽しんでいると言うより仕事だから、といった感じでしょうか。

ファッシングのパレード

普段、この場所ではマルクト(市)が開かれています。
この日は場所を少し移動しての開店となりました。

ファッシングのパレード

こちらには少し客もいるようです。

ファッシングのパレード

ところでパレード中は撮影に夢中になっていたので
投げられたお菓子を直ぐには拾いませんでしたが
運良く?頭に当たったものと足下で拾ったものの2つを持って帰りました。

ファッシングのパレード

これでファッシングのパレードの模様は終わりです。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございます。
翌日から「灰色の水曜日」で断食期間の始まりです。

ファッシングのパレード 3

ファッシングのパレード 及び

ファッシングのパレード 2 の続きです。
パレードはブラスバンドの生演奏と共に進んでいきますが
その時に独特のかけ声があります。
まるで方言のようにドイツ国内でも地域によって違うようです。

ファッシングのパレード

傘の色も合わせたのでしょうか。

ファッシングのパレード

それぞれが手にしているものはお菓子です。
それを沿道に向かって投げます。

ファッシングのパレード

女性の髪型はみな同じなのでおそらく本物ではないと思います。
そういえばバイエルンのお祭り、それは4年に一度のものですが
そこにもパレードがあります。ただそのパレードに参加する女性は
4年間髪の毛を切ってはならないという決まりがあり
それが中世から続く伝統と、その中世の雰囲気を作るのに
役立っているようです。
ザールブリュッケンの場合も女性は長髪ですが、
それももしかすると伝統的なものを意識したものかもしれません。
ただザールブリュッケン(ザールラント)は帰属する国家が
何度も変わり、合わせて宗教も替わっているので
街の歴史はあっても長く続く伝統はないように思います。

ファッシングのパレード

それぞれの団体(地区)の関係者かもしれません。
それにしてもこういった楽しそうな笑顔を見ると
こちらまで楽しくなってきますね。

ファッシングのパレード

衣装の中にマフラーが組まれているのは
ファッシングの時期的なものが意識されているのかもしれません。

ファッシングのパレード

子供たちは何度もパレードの練習をしたのでしょう。
ちゃんと行進のようになっています。

ファッシングのパレード

子供たちも楽しそうです。

ファッシングのパレード

対して長老組は余裕があるというか
喋りながら歩いています。

ファッシングのパレード

同じような赤と白の衣装でも団体によって色使いが違っています。

ファッシングのパレード

こちらも青と白で同じですが色使いが違っています。
そういえば上の方の青と白とも違っています。

ファッシングのパレード

ファッシングのパレード

長くなってきたので次に続きます。

ファッシングのパレード 2

前回の続きです。
前回のお父さんも一人カメラを持って移動しています。
その前方にいる少年も彼なりに拘った格好をしているようです。
ファッシングは各々が好きな格好を出来るときでもあります。

ファッシングのパレード

パレードが始まる前です。
各団体が打ち合わせのようなものをしています。
そういえば子供にはピエロの姿が人気があるということでしたが
同じく消防士も人気があると言うこと。

ファッシングのパレード

それぞれの団体がそれぞれの場所に集まっているようです。

ファッシングのパレード

「ファッシングは奇抜で目立った者勝ち」とよく言われます。
ミュンヘンでは一般人もこういった格好をする人が多くいましたが
ザールブリュッケンでは少ないです。

ファッシングのパレード

大切な帽子が雨に濡れないようにビニールと一緒にかぶっています。

ファッシングのパレード

沿道でパレードが始まるのを待つ人。

ファッシングのパレード

こちらも。

ファッシングのパレード

帽子に簡単な飾りをつけただけで
何処かファッシング的な雰囲気になっています。

ファッシングのパレード

暫くするとパレードが始まりました。
この先頭の男性がおそらく責任者の一人なのでしょう。
彼はパレードと一緒について行かず
最後まで広場の片隅でパレードを見守っていました。

ファッシングのパレード

それぞれの地区のブラスバンドが演奏をしています。

ファッシングのパレード

パレードと言っても列を組んでいるところもあれば
単に歩いているだけという箇所もあります。

ファッシングのパレード

写真が多くなったので次回にも続きます。

ファッシングのパレード

前回の記事「

バラの月曜日」に書いたファッシング(カーニバル)、
そのザールブリュッケンでのパレードの模様です。
街の中心ザンクト・ヨハンナー・マルクトから市庁舎までパレードしますが、
その開会セレモニーのようなものが広場の片隅で行われていました。
バンドの演奏もなされています。
ところでファッシングの時は無礼講的な雰囲気があり
写真のように紙吹雪を色々な人にかけることがあります。
以前私が住んでいたミュンヘンでは、火曜日の午後が最高潮で
街中に人が集まってきます。その時に多くの人が紙吹雪をかけてきます。
私も何度も体験しました。
ザールブリュッケンで見かけたのは僅か数組だけです。
開会セレモニー中、私の前方にいた人たちがかけあっていました。
既に石畳の上には紙吹雪が散らばっています。

ファッシング

ファッシング

ファッシング

と、その紙吹雪合戦を見ている一組の家族の姿がありました。
おそらく男の子でしょうか。彼が熱心に見ています。

ファッシング

場所を移動しようした家族ですが男の子は
直ぐ側で行われている紙吹雪合戦が気になるようです。

ファッシング

しっかり握っていたお母さんの手も離しています。

ファッシング

とにかく気になるようです。

ファッシング

すると紙吹雪合戦の人たちが僕たちもする?と声をかけてくれました。
思わず、良かったね、と私も言いたいところでした。

ファッシング

しかし一番楽しんでいるのはお父さんのようです。
一番右にいる女の子の表情が印象的でした。

ファッシング

パレードの模様は次回に続きます。